NIGHT_SHIFT (B級映画&ゲーム雑感 上井某BLOG)

上井某(家主)が観た「B級映画」(主にホラーとサスペンス)の感想と、たまにゲームとかアニメとかについてつらつらと語るブログです。

メガロドン (40点:--)

■■■「メガロドン」■■■
(40点:--)

 エネルギー危機に見舞われた未来、人々は残された石油を求めて北極海深海域の岩盤の採掘を行っていた。
 しかし、採掘中に採掘現場の岩盤が崩落し、その地下から巨大な海底洞窟が発見され、4000万年前に絶滅したと思われていた甲冑魚の群れが出現する。
 その歴史的発見に興奮を隠し切れない主人公たち…だが、それは深海に潜んでいた更なる巨大な恐怖へのプロローグに過ぎなかった…


 といった感じで、先週の「シャークハンター」に続いて、何故か最近立て続けに作られたメガロドン映画の第2弾です。
 タイトルはストレートにメガロドン…といっても、先週の日記でチラっと触れたS・オルテン作の「MEG(文庫版タイトル:メガロドン)」とは全然別のお話ですので、原作のファンの方は『お蔵入りになってた映画が遂に映画化されたのか!?』と勘違いして喜んでレンタルして、ガッカリしないように注意しましょう。

 で、こちらの映画の方は…
 なんといいますか、着想は悪く無いのですが…とにかく予算が無かったんだなぁ…ってのが如実に分かる映画です。

 とにかくCGがショボくて、海洋プラントも潜水艇も、まるで家庭用ゲーム機で描画してるのかと思うようなショボさ…
 ストーリー序盤から怪物が登場するまでも、意味も無くやたらと引っ張るせいでストーリーのテンポが無茶苦茶悪いし…
 終盤になって漸く登場したメガロドンは、リアリティまるで無しで背景から浮きまくりだし…
 引っ張って登場した割りには大して大暴れもせずに、なんの盛り上がりもないままに、勝手に自己完結した生物学者に地味な『大爆発』を起こす爆薬で爆死させられるし…
 全体的に、なんだかなぁ…って感じの映画でした。

 予算が無くても工夫次第で面白い映画は作れる…ってのも事実ではありますが…ここまであからさまに『予算が無いせいでショボくなった』ってのが分かる映画ってのも辛いものがありますなぁ。

 総評としては…
 とりあえず、自分から進んで悲しい気分になりたいと言うのでなければ、
全然さっぱりエブリバディ観なくてOKです。