■■■「グリンチ」■■■
(50点:---)
フーの市民(亜人のようなもの)が仲良く平和に暮らすフーの町の側の山の上に、グリンチと呼ばれる嫌われ者の変人(?)が住んでいました。
グリンチは意地悪でイタズラ好きな性格で、とりわけクリスマスが大嫌い。
そんな彼が、ひょんなことからフーの町のクリスマスフェスティバルの名誉市民に選ばれる事となって…
といった感じのストーリーの、アメリカで人気のカトゥーンアニメである「グリンチ」の実写版映画化作品。
なんといいますかマンガのグリンチはファンキーで可愛らしいのですが、実写版のグリンチは、ファンキーと言うよりは殆ど『緑色のチューバッカ』と化している上に、ジム・キャリーの濃すぎるオーバーアクトの演技が加わって、マジに怖い緑色のUMA状態…
アップで見ると、グリンチというよりピッコロ大魔王と言った方が違和感が無い様なコワモテだし…きっと実写版「ドラゴンボール」のピッコロ役は、ジム・キャリーに違いないデス
…ブルブル……。
こんな奴と仲良くなれと言われても、私には不可能任務…ミッション・インポッシブルですよ…。
公開前のCMでグリンチの姿が殆ど露出されなかったのも、ある意味で納得です。
まあ、グリンチの顔が怖くても話自体が面白ければ問題は無いのですが、映画の方も何が言いたいのかイマイチ良く分からない
内容…
グリンチが実はいい奴…って割には、基本的に性格が悪すぎですし、グリンチの改心するシーンも、何かやたらと唐突だし…
子供向け映画を狙って作られた作品だと思うのですが、子供向けならもうちょっと分かり易くテーマを描かないとチト問題ある
のでは…?
っていうか、子供はグリンチを本気で怖がりそうで、それどころじゃ無いかもしれませんが…
総評としましては、子供向けと見るにはテーマ性が弱いですし、コメディと見るには
イマイチ笑えないですし…なんとも中途半端な映画です。
ディズニー映画ぐらい分かり易いテーマ性でもあれば良かったのですが…
まあ、別に怒るほど駄作って訳では無いものの、コレといったお勧めポイントもないので、TVで放映されてお暇なら観てみてもいいかも?…って程度の映画でしょうか?