とりあえず、『ほぼ遊び尽くしたかな?』という感があるので、ちゃんとした感想は後日アップしますが、このゲームの購入を検討してるみんなが気になっているであろう『国内版のツッコミどころ』を中心とした雑感なんかを書いてみたいと思います。
ちなみに、ストーリー上のネタバレには触れませんが、システム的には若干ネタバレと言える要素も含んでなくは無いので、ホントにネタバレが嫌な人は読まないようにして下さい。
■国内版は、どれぐらい表現規制がかかってるか?
■国内版は、どれぐらい表現規制がかかってるか?
コレに関しては以前から言われてたとおりに、『人体の損壊にともなう表現』がカットされています。
分かりやすく言えば、ゾンビを攻撃した際に首が落ちなかったり、手足が切断されなかったりするといった具合です。
分かりやすく言えば、ゾンビを攻撃した際に首が落ちなかったり、手足が切断されなかったりするといった具合です。
これ自体がゲーム性に影響を与える部分はあまり無いながらも、本作の一つのウリである部分の、『武器によってゾンビが様々な死に方をする』ので色んな武器を試してみるというプレイのモチベーションに影響を与えてしまっているのも事実。
本来なら『鎌で攻撃すると首が落ちて』、『日本刀で攻撃すると胴体が両断され』、『芝刈り機で蹂躙すると体がバラバラになる』といった表現が含まれる訳ですが…
これが『人体損壊の表現が含まれる武器』は、どの武器でも『血を噴き出して倒れるだけ』となっているため、死に方が一緒なもんだから、結果としてどうしても『効率の良い武器』が優先になってしまいがちになってプレイスタイルの幅を狭めてしまっているのは残念な所ですね。
これが『人体損壊の表現が含まれる武器』は、どの武器でも『血を噴き出して倒れるだけ』となっているため、死に方が一緒なもんだから、結果としてどうしても『効率の良い武器』が優先になってしまいがちになってプレイスタイルの幅を狭めてしまっているのは残念な所ですね。
ただし、ここには一つの抜け穴があって…
それは『人体損壊の表現が無い武器は、表現がそのままな事』です。
それは『人体損壊の表現が無い武器は、表現がそのままな事』です。
例えば『熱したフライパン』を顔面に押し付ければ『ゾンビの顔が真っ黒コゲ』になりますし、『シャワーヘッド』をゾンビの頭に突き刺せば『頭から血のシャワーを噴出す』と言う、ゾンビ一世一代の命がけの水芸を披露してくれます。
特に強烈なのは、ショッピングモール内の日曜大工用品店にある巨大ドリル。
武器として使用すると『ゾンビの体を貫通』するカットインが入って、コレだけでも十分インパクトがあるんですが…
更にコレを持ち上げると、ゾンビがドリルに突き刺さったまま、染之助・染太郎の傘のようにグルグルと大回転して、接触した周りのゾンビをバシバシと弾き飛ばすという、ある意味で最強のバカ兵器。(実際に武器としても相当強い。)
この武器を発見した時は本気で大爆笑して『人体の損壊はダメでも、コレは良いのかよ!?』と真剣にツッコミましたよ…
ちなみにこの武器は『日曜大工店』以外には出ない上に、この場所が本編をクリアする上で特に行く必要も無い場所なので、この武器の存在を意外と見逃してる人も多いかもしれません。
でも、このバカっぷりは一見の価値アリなので、プレイした人は一度見ておく事をオススメしますよ。
でも、このバカっぷりは一見の価値アリなので、プレイした人は一度見ておく事をオススメしますよ。
あと、主人公がレベルアップした後の肉弾攻撃も相当笑えます。
『ジャイアントスイング』とか『ボディリフト』とかでゾンビを薙ぎ倒すワイルドっぷりに加えて、普通に『女装』とか『かぶりもの』とか『パンツ一丁』とか『非常に見苦しい格好』が出来るので、レベル最強になった主人公はハッキリ言って『無敵の変態』もいいところ。(いや、変態みたいな格好をさせてるのはプレイヤーなんですが。)
ちなみにこのゲーム、ゲーム画面とムービーシーンがシームレスに繋がるタイプのゲームなので、プレイ中に変な格好をしてるとデモ画面でも『変な格好のまま』なのでシリアスなシーンほど笑えてしまうという…
たまたま、プレイ中に『パンツ一丁』でシリアスなシーンに突入した事があったのですが、その時はあまりの見苦しさに『残虐描写を規制するのもいいけど、こっちも規制すべきでは?』とか思いましたよ。
■海外版だとプレイに支障があるか?
ゲームの謎解きとかはそこまで難しい訳でも無いので、海外版でも十分にプレイは可能だと思います。
ただ、ゲームのシステム的には多少の英語読解力が無いと少々分かり難い部分もあるので、攻略サイトとかのお世話になった方が無難かも?(私は、英語版のデモをプレイした時には『本』の効果が良く分かりませんでした。)
ただ、プレイそのものに支障は無いとしてもストーリーが結構ややこしくて、正直言って『結構な英語力が無いと後半の展開とかは意味が分からない』と思います。
よって、ストーリーをキチンと楽しむ為には、素直に日本語版をプレイした方が無難でしょう。
変な格好した主人公がマジメな会話してるシーンも、セリフが分かった方が笑えるでしょうしね。
変な格好した主人公がマジメな会話してるシーンも、セリフが分かった方が笑えるでしょうしね。
■ぶっちゃけ、国内版は「デッドライジング」は『買い』か?
確かに表現規制がかかってる事で部分的に面白さが薄れてしまっている感覚はありますが、それを差し引いても『十分にバカ』ですし、ゲームシステムそのものも非常に練りこまれてて面白い作品です。
海外版の「デッドライジング」は、各所で100点満点に近い評価を受けているようですが、日本版はバカ度が下がった分を差し引いても80点ぐらい付けて良いようなゲームでしょう。
色んな意味で『非常にゲームらしいゲーム』で、久々に『お腹いっぱい』になるまで遊べた良作でしたので、自分で攻略パターンを作っていくようなタイプのゲームが好きな人には、文句なしにオススメ出来る一本です。