NIGHT_SHIFT (B級映画&ゲーム雑感 上井某BLOG)

上井某(家主)が観た「B級映画」(主にホラーとサスペンス)の感想と、たまにゲームとかアニメとかについてつらつらと語るブログです。

「あつまれ!ピニャータ」:ファーストプレビュー

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あつまれ!ピニャータ」:ファーストプレビュー

 Xbox360にて発売された育成タイプのシミュレーションゲームSLG)。

 シムシティ「TOWER」等に代表されるタイプの、いわゆる『箱庭型育成ゲーム』で、ちょっとだけ「シムアント」「シムアース」とかと系列が似てるかも?

 戦闘系のアクションゲームが非常に多いXbox360では珍しく『純粋な育成SLGという事で地味にユーザの注目を集め、しかも『思いのほか面白い』というウワサがクチコミで広がったせいもあって、発売前は全く話題を集めていなかったのに現在では非常に入手困難な状況が続いているとか…


 ゲームのルールは、プレイヤーは最初に一定の広さの箱庭である「ガーデン」を与えられ、そのガーデンをチュートリアルに従って整地したり植物を育てたりしていくと、そのうちピニャータと呼ばれる『極彩色の縫いぐるみ』みたいな生き物がガーデンに遊びに来るようになります。

 ピニャータにはそれぞれ訪問の条件があって、ガーデンの環境を色々と試行錯誤しながら変えていく事で新たな種類のピニャータが呼べるようになっていくので、やったきたピニャータを繁殖させたりしながらガーデンの改造を行なっていくというのが大まかなゲームの目的になるのですが…

 ピニャータ達は食物連鎖『天敵』の概念を持っており、例えば『イモムシ型のピニャータである「ワームル」を食べさせる事で、スズメ型のピニャータである「スパローミント」の繁殖が可能になる』といった風な条件等もあって、『このピニャータを育てたければ、先にこっちのピニャータを呼び寄せる必要がある』とかって事を試行錯誤しながら考えねばならず、理想のガーデンを作ろうと思ったら意外に頭を使わせられます。


 ガーデンでは野菜や果物などの植物も育成可能で、これらのアイテムは売り払う事でお金を稼いでガーデンに置く為の『置物』『建物』を買ったりする事が出来るのですが、建物や置物に特殊な効果があるものがあったり、野菜や果物も品種改良なんかの要素があってなかなか一筋縄では行きません。

 ちなみに、このガーデンにある物(ピニャータ、野菜、置物等)の全てには『価値』(値段)が設定されており、この値段の合計が『ガーデンの価値』となり、コレがオンラインでの全世界ランキングに対応している為、一応は『ガーデンの価値』を高めて行くのがゲームの主目的といった感じなんですが…

 まあ、『ランキングの上位に入ったから何だ?』って感じのゲームではあるので、自分好みのピニャータをモリモリ育てながらまったりとプレイするのが正しい遊び方なのかも?


 このゲームの肝は、やはりガーデンを育てる為に『試行錯誤しながら色々と試す』事。

 最初のチュートリアル育成の基本的なルールは教えてくれるのですが、むしろ自分でプレイしながら学んでいく『隠し要素』的な要素の方が圧倒的に多くて、試行錯誤の上で『自分なりの育成の攻略法』を発見できた時の喜びはひとしおです。

 とにかくこのゲーム、ゲームそのものがマイナーな事もあって攻略情報もロクに無いので自分で全ての解法を探していく必要があり、なんとなく一昔前のファミコンやPCの育成ゲームのノリを感じさせてくれます。

 ちなみに、私が現在までに発見した事柄を幾つか書いてみると…

・カボチャを改造すると「ジャッコランタン」が作成可能。
 (あるピニャータを住人にする為に必要)

・タフライ(ハエ)にフルーツを食べさせると「肥料」を生成可能。

・ニュートガット(ウーパールーパー)にトウガラシを食べさせると新たな種族に進化可能。

・トウガラシに肥料を与えると『巨大なトウガラシ』が育成出来て、高額で売りさばく事が可能。

 etc、etc…

 とにかくこんなのは発見のほんの一部で、色々試せば試すほどに新たな発見があり、逆に未だに用途の分からないアイテムやら何やらがテンコ盛り状態。(「巣箱」ってどうやって使うの?「サンドイッチ」とか「ジャム」の利用用途は??)

 そんな感じのゲームですの、攻略本に頼ったプレイではなく自分で攻略法を探しつつ『新たな発見』を求めてプレイするタイプの育成ゲームが好きな人には非常に向いているタイトルではないかと思います。

 ちなみに、このピニャータのキャラクターですが、いかにも海外製!!といった感じのド派手な色使いとデザインなので、パッケージイラストとか見て『ちょっとコレは…』と引いちゃってる人も居るかもしれませんが、画面で動いてる姿を見ると意外と可愛いですよ!!
 (まあ、私が「ビーニーベイビーズ」等の海外製のオモチャが好きなせいもあるかもしれませんが…)

 その手の育成ゲームが好きならば結構ハマれるタイトルだと思いますので、いかにも洋物的なデザインに偏見を持たずに是非とも一度はプレイしていただきたいタイトルです。


 最後に、このゲームに関する注意点を一つ。

 このゲーム、確かに面白いんですが、恐ろしい程に『止めどころが無く中毒性が高いゲーム』です。

 『やる事が常にテンコ盛り』な上に『止めどころが無い』ため、一度プレイを開始したら『気が付いたら3~4時間経過してた』なんて事はザラで、うっかりすると半日ぐらい経ってる事もしばしば…

 ある意味で麻薬のようなゲームですので睡眠不足には要注意ですよ。