（？？点＜測定不能＞／お馬鹿パフォーマンス）
番組内で危ない事をしているのはスタントマンかバカです。
良い子やクソガキ、それから幼稚な大人の方は絶対にマネしないように。
という、お馴染みの『注意書き』で始まる、ジョニー・ノックスヴィル率いる『ジャッカス軍団』による、超お馬鹿パフォーマンス映像集。
と言っても、『ジャッカス軍団』なんて知ってる人は知ってても、知らない人には何がなんだかサッパリだと思うので、簡単に解説すると…
アメリカのケーブルＴＶチャンネル「ＭＴＶ」内で放送されていた、アメリカ版『どっきりカメラ』というか『電撃ネットワーク』とでも言うような、過激でお馬鹿なパフォーマンスを集めたバラエティ番組である「ジャッカス（Jackass）」の劇場上映版の第二段となる作品です。
彼らの行うパフォーマンスの内容は、『着ぐるみを着てスケボーでスタント』といったような普通に凄いものや、『ワニの大量に飼育されているプールの上を綱渡りする』といったホントに身体をはったような物から、『店頭の展示用便器にこっそりウ●コをしてくる』という下品なものまで、ジャンルに関わらずとにかく『身体を張ったお馬鹿なネタ』という点では、ある意味で徹底されており…
１作目でも大概アホな事ばっかりやってましたが、本作は２作目だけあって前作以上に『更に過激でお馬鹿なパフォーマンスの連発』で笑わせてくれます。
今回のネタも『巨大なロケット花火に捕まって空中に射出』とか『対人用地雷（ゴム弾使用）の直撃を身体で受け止める』とかってホントに命懸けな物から、『肛門でビールを一気飲みする』とか『牧場に落ちてる馬糞を拾って食べる（でも途中で気持ち悪くなってゲロ）』とかっていう、どうしようも無いような下らないネタまで様々。
ＴＶで放映されてた頃から下品なネタや過激なネタが多くて相当手に負えない番組でしたが、本作はＴＶと違って放送コードが緩いせいもあってか１作目よりも更に過激なネタや下品なネタが増えた感じです。
ただ、ネタ的に１作目以上に一発一発の『破壊力』の高いネタが多くて面白い事は面白いのですが、一部で明らかに『やりすぎ』な自虐的ネタ（特にスティーヴォーのネタとか）もあって、観てる方が辛くなって思わず目を背けたくなるようなシーンも…
あと未公開映像集とかに収録されてる映像は、各出演者がチン●まるだしだったりと、『ホンマにこんなＤＶＤを日本で発売して大丈夫なのか！？』と言いたくなるようなシーンも多くて、こっちもある意味で『目を背けたくなるような映像』の連発です。（笑）
総評としましては、とにかく欧米チックな『お馬鹿で下品なネタ』が好きな人ならばかなり楽しめる作品ではあると思います。
一つ一つのネタが１～３分程度と非常にテンポが速く、『分かりやすいお馬鹿なネタ』が多い為に、そういった『お馬鹿なパフォーマンス』のノリが好きな人ならば楽しめる作品だとは思うのですが…
ただし、『下品なネタを許せる許容レベル』のハードルが結構高いのが欠点で、信じられないぐらい物凄く下品な下ネタも相当多いので、そういった『下ネタに抵抗がある人』や、多少なりとも『良識派を自負する人』は絶対に観ない方が良い作品でしょう。
あとその手のネタに抵抗が無い人でも、少なくとも本作は『食事中には観ない方が良い』ですよ！！
１作目も酷かったですが、本作は１作目以上にウ●コやゲロの出てくるシーンが多いので、こんなもんを食事中に観たら下手をすれば貰いゲロ必至です。
つか、私自身もマジに途中でゲロを吐きそうになりました。
「ホステル」なんかよりも、この映画こそ『嘔吐バックキャンペーン』をするべき映画だったんじゃ無いか？ とか思いましたよ…
