■■■その14『女騎士と夢の同棲生活の日々』■■■
今回は、俺様が「マゾーガ」と名乗る女騎士と『夢の同棲生活』を送る事となった経緯を話したいと思う。
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今までシロディールの北と西の地方しか旅していなかった俺は、ひとまずは帝都の南方地方を旅してみようと考え、早速放浪の旅に出立した。
そんな旅のなか、帝都の南方にある「レヤウィン」という街に立ち寄った際、所用で城主に会う必要が生じた事から城主と会話をしてみると…
『マゾーガと名乗る女騎士(自称)が城の中をうろついてて何か怖いから、理由を確かめてくれんかのぅ』
みたいな事を頼まれた。
『マゾーガと名乗る女騎士(自称)が城の中をうろついてて何か怖いから、理由を確かめてくれんかのぅ』
みたいな事を頼まれた。
つか、俺様は別の要件でこの城に来たのだが…
なんか頼みを聞いてやらないと会話が先に進みそうに無い気がしたので、まあ『行きがけの駄賃』とばかりに話を聞いてやる事とした。
なんか頼みを聞いてやらないと会話が先に進みそうに無い気がしたので、まあ『行きがけの駄賃』とばかりに話を聞いてやる事とした。
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城内にうろついていたマゾーガと名乗る女騎士は、出会ってみると確かに相当なコワモテで『城主がビビる訳』も何となく分からなくは無い。
このマゾーガに話を聞くに、どうやら自分は『親友の仇討ち』の為にとある盗賊を追っていると言う。
話の内容を聞いて、その旨を城主に報告した所
『仇討ちとは、なんと天晴れな話、是非とも協力してやれ』
みたいな事を言われて、何となく女騎士と共闘する事となってしまった。
『仇討ちとは、なんと天晴れな話、是非とも協力してやれ』
みたいな事を言われて、何となく女騎士と共闘する事となってしまった。
つかお前ら、いい加減に直接会話しろよ…
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マゾーガに俺様が協力する旨を伝えると、マゾーガは…
『べ、別にアンタに協力なんかして欲しいと思ってないんだから!!
私の復讐の邪魔とかしないでよねっ!!』(意訳)
私の復讐の邪魔とかしないでよねっ!!』(意訳)
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さてマゾーガと協力する事となった俺様は、とりあえず彼女を盗賊どもが居ると言う野営地に案内した。
『勝手に手を出すな』と釘を刺されていた事もあって、剣を収めてマゾーガが盗賊どもと話をするのを横で見ていた所、会話の途中で盗賊どもが突然、剣を抜いて俺様に斬りかかって来た事から大乱闘に…
マゾーガと協力して盗賊どもをボテくり倒すと、マゾーガは…
『何で勝手に殺しちゃったのよ、最初にあれだけ言っておいたでしょホントに信じられないんだからっ!!』(意訳)
と、エラくご立腹。
いやいや勝手に殺したって、アンタも今の様子を見てただろう?
どう考えても正当防衛だって…
どう考えても正当防衛だって…
とは思ったが、ツッコミを入れても許して貰えそうに無かったので、とりあえず時を巻き戻し(ロード)て再挑戦。
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今度は『透明化の魔法』で姿を隠してマゾーガが会話を始めるのを待っていると、会話の途中でキレたマゾーガが盗賊相手に乱闘開始。
『結局こうなるんじゃないか…』と思いながらも、後で怒られるのは嫌なので、マゾーガに回復魔法をかけながらなるたけ援護に徹して盗賊団を皆殺しにするとマゾーガは満足した様子で…
『協力して貰って悪かったわね、こ、これからはアンタの事を仲間と認めてあげても良いわよ…』(意訳)
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そんなもん抜擢して貰わなくても、俺様は既に「ブレイズ騎士団」の一員なんだが…
まあ、盗賊ども相手に禍根を残すのも何だし、『白馬の騎士』という名前も何かカッコ良いので、ここは素直にマゾーガと協力して盗賊団を殲滅する事としよう。
マゾーガの話によると、盗賊のボスは深夜の0時にアジトである遺跡に帰ってくるとの事なので、早めの時間にアジトに侵入する。
アジトの中を散策していると『スイッチで開ける鉄格子の扉』があったので、扉の中に入って扉を閉じて夜中まで待っていると、時間通りに盗賊のボスが登場。
予想どおりに鉄格子の前でウロウロし始めたので、鉄格子を貫通する「雷撃」の魔法でコイツらをアッサリ殲滅した。
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盗賊のボスを無事に討ち取った俺様は、ひとまず城主の元へ報告に戻ると…
『よくやってくれた、お前らを「白馬の騎士」として認めよう』
みたいな事を言われて「白馬の騎士」という称号を拝命し、ついでに「白馬山荘」という『騎士の詰所』である建物を自由に使わせて貰える事となった。
『よくやってくれた、お前らを「白馬の騎士」として認めよう』
みたいな事を言われて「白馬の騎士」という称号を拝命し、ついでに「白馬山荘」という『騎士の詰所』である建物を自由に使わせて貰える事となった。
あと『盗賊どもの残党を倒して、盗賊の持っている「ブラックボウ」を持ち帰ったら1個につき100ゴールドで買い取るよ。』みたいな事も言われたが…
盗賊の持っている他の武器を拾って売ると、1個が1,500ゴールドぐらいで売れるため『何をふざけた事を言ってるんだ、アホか!?』と思ったが、俺様は大人なのでソレは口に出さずにおいた。
つか「白馬の騎士」なんだから、ついでに「白馬」も支給してくれ。
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かくして、俺様は「白馬山荘」を自由に使える事になった訳だが…
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さて、女騎士というと『光速の異名を持ち重力を操る(以下略)』みたいなのをイメージする諸兄も少なくないだろうが、この(オブリビオンの)世界ではそんな生ぬるい物は存在しない。
この下にマゾーガ卿の御姿を公開する事とする…
うん…、お前たちが色々と言いたい事が有るのは分かる。
ちなみに俺様は「白馬の騎士」に襲名して以来、「白馬山荘」では全く寝泊りしていない。
彼女と一緒の建物で寝泊りしてると、何の比喩でもなく『捕って食われそう』で怖いからだ。
とりあえず、トカゲ男の自分の姿を棚に上げて言うのも何だが…
今回の一件は『人を見た目で判断してはならない』とは言っても、『世の中には自ずと「限度」というものがある』という事を学ぶための良い機会となった事は間違いないだろう。
(その15に続く…?)