NIGHT_SHIFT (B級映画&ゲーム雑感 上井某BLOG)

上井某(家主)が観た「B級映画」(主にホラーとサスペンス)の感想と、たまにゲームとかアニメとかについてつらつらと語るブログです。

『オブリビオン(Xbox360版):ぶらりトカゲ男ひとり旅日記/その19』

オブリビオン(Xbox360版):ぶらりトカゲ男ひとり旅日記/その19』

■■■その19『遂にウマ野郎の討伐へ…』■■■

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 「聖戦士シリーズ」の武具を揃えていく上で困った事が発生した。

 以前にも言ったと思うが俺様は常に『荷物の重量がギリギリ』で、自作の魔法鎧に「腕力強化」の効果を付けて運搬能力を底上げする事でなんとか重量制限内に荷物を収める事に成功しているという、まさにギリギリのギリジン状態なのだ。

 しかし、最近ゲットした「聖戦士シリーズ」の防具には、生憎ながら『腕力強化』の効果は付いておらず、「聖戦士シリーズ」の防具を装備した瞬間に、それこそ『一歩も動けなくなってしまう』のだ…

 だが『聖騎士団の隊長』という面目上、「聖戦士シリーズ」を装備していないというのも何となく具合が悪い気もする…

 俺様は、割と『形から入るタイプ』のトカゲ男なのだ。

 「聖戦士の篭手」を手に入れた際に妙な『呪い』はかけられるし、『伝説の武器』を手に入れるためとは言え、なんとも厄介な装備である。

 とりあえず、荷物の大半を「聖騎士の教会」の宝箱にツッコんで探索を続ける事とする。

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 さて、「聖戦士シリーズ」の探索を終えて全ての装備を手にした俺様の前に、再び例のイカれた予言者が現れた。

 この予言者が言うには、ウマリルを倒すには「聖戦士シリーズ」を全てコンプリートした者のみが使える『必殺魔法』みたいな物があって、その魔法を使わないと完全に滅ぼす事は出来ないらしい。

 要は、何度倒しても復活して『八代祟って許すまじ』みたいな状況になるって事だな…なんとも粘着質なウマである。
 しつこい男は、女にモテないぞ?

 正直なところウマが何回復活しようが、その都度に叩きのめせば良いだけのような気もするのだが…
 だからといって実際に『八代祟られる』のも嫌なので、ここは予言者のアドバイスどおりに、今のうちに滅ぼしておく事にしよう。

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 「聖戦士シリーズ」の武具を全てコンプリートして俺様の元へ、『騎士団に加えて欲しい』と申し出て来た連中は遂に8人となった。

 コレに俺様を加えて『九大神の騎士団』の完全復活という奴だ。

 騎士のメンツに、パッとしないオッサンやオバサンが多くて華に欠けるのは気になる所だが、そこは日本のゲームじゃ無いので諦めよう…

 まあ『やたらと耽美な美形キャラ揃い』でも、ソレはソレでムカつく気がするので細かい事は気にするまい。

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 8人の下僕(なかま)を率いた俺様は、遂に仇敵のウマリルとの対決へと向かう事となった。

 予言者によるとウマリルは、なんでも「アンヴィル」の近くにあるアイレイドの遺跡に本拠を構えているという話だ…

 そういえば以前に「アンヴィル」に自宅を買った際に、散歩がてらに界隈を散策している途中で、地図にも載らないような海上の辺鄙(へんぴ)な場所にアイレイドの遺跡を発見して『なんだろう?』と思って入ってみたら、中から出てきた『黄金騎士』みたいなド偉く強い敵に追い掛け回されて酷い目にあった記憶があるが、あの場所がウマリルの本拠地という訳か…得心した。

 聖堂の前に集合し、いよいよウマリルの討伐へと出立する聖騎士の面々。

 騎士団の面々は俺様以外は全員が馬に乗ってて、騎士団長の俺様1人だけ徒歩というのが釈然としないが…
 そういや、以前に『ブレイズ騎士団』から貰った馬は、どこに放置して来たんだっけ?

 なんか『騎士なんだし、いい加減に馬ぐらい買えよ』という無言のプレッシャーを与えられているような気もする。

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 とまれ、徒歩で騎兵たちを随伴してウマリルの潜伏する遺跡へと到着した俺様たちは、見張りの黄金騎士どもを9人で袋叩きにしてアッサリと叩きのめす。

 今までは、常に『数の暴力』を一方的に振るわれる側だったが、こちらが行使する側になると実に気分が良いものだ…
 仲間に任せて後ろから眺めているだけで、敵をフルボッコにしてくれる。

 つか、俺も協力しようと試しに手を出してみたら、うっかり味方に攻撃が当たってしまいキレた仲間から思いっきり反撃された。

 お前ら聖騎士なんだから、もうちょっと心を広く持てよ…

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 続いて登場した見張りらしいウマ公の手下どもも、9人がかりでアッサリと撃破。

 『コレは楽勝ムードか?』と思いつつ、遺跡の奥へと続く扉を開けて進軍を開始したところ、遺跡の奥から件の黄金騎士が10人ぐらい登場してアッと言う間に大乱戦に…

 なんとかコイツらを蹴散らして更に奥へと進む俺様と騎士団だったが、敵の第2派と遭遇するに到って仲間の連中がバタバタと死に始めた。

 流石に『コレはキリが無い』と感じた俺様は、黄金騎士どもの相手を仲間に任せて単身で遺跡の最奥部へと突入。

 奥の部屋に控えていたウマ公と遂に遭遇した。

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 今まで、ウマだウマだと呼んでいたウマリルだったが、奴は別にウマのような外見では無かった。

 黄金騎士どものボスらしく、手に巨大な剣を携えて黄金の鎧に身に纏うという、まさに黄金騎士然とした野郎だった。

 …が騎士らしく、俺様に『一騎打ち』を仕掛けてきたのは間違いだったとしか言いようが無いな。

 この世界ではスキルレベルという概念があるのだが、剣のスキルレベルがLv.99とLv.100では『サイヤ人』が『スーパーサイヤ人』になるぐらい戦闘力に差があるのだ。

 既に「聖戦士の剣」を手にしていた俺様は、剣に秘められた『聖戦士の腕』という特殊能力により剣のスキルレベルがLv.107という法外な値に達しており、相手がロード=ブリティッシュ並の強敵であろうとも1対1で正面から本気でドツきあったら負ける気がしない。

 そんな訳で、ウマリルを危なげなく撃破した俺様は、ゴツい剣を回収して聖堂へと無事に凱旋。

 魔神を討ち倒した『九大騎士の団長』として、仲間から崇められる事となったのだった。

 ヤレヤレ、これでようやく厄介な「聖戦士の鎧」シリーズを脱いで、自作の鎧を身に着ける事が出来るぜ…

 つか聖堂に帰ってきた時に、遺跡で死んでた連中も普通に帰って来てたんだけど、コイツらもしかしたら『タマネギ流蘇生術』か何かの使い手か?

 クエストクリアの後も、普通にコイツらを手下として連れ歩けるみたいなんだが、途中で死んだらどうなるんだろうか?

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 それはさておき…

 しかし「聖戦士の剣」を手に入れる事で圧倒的な戦闘力を身に着けた事だし、俺様の『強さ』を求める探索もこの辺で打ち切っても良い気がする。

 さて、これからどうするべきだろうか?

 そろそろ、皇帝の意思を継いで『世界を救う旅』へと赴く潮時なのかもしれない…

                    (その20に続く…?)