先週末で「13 thirteen ~マスターズ・オブ・ホラー2~」の全エピソードを見終わりましたので、とりあえずの『総評』と『全エピソードの個人的ランク付け』なんかを書いてみました。
(※ 自分で付けた『点数』と『順位』が一致しないケースもあるかもしれませんが、『点数』は多少「客観」を加味して付けているのに対して、『順位』は完全に「主観」によって付けている為です。)
では、カウントダウン形式にする程の事でも無いので1位から順番に…
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やはり『正統派オカルトホラー』という印象の強かったアルジェントの作品が、『ホラーらしさ』という点で個人的に最も気に入ったかな?
でも上位3位までの作品は、どれも『監督らしさ』が非常によく出ていて、ホラーとしても非常に面白い作品になっていますので、どれも普通にオススメな感じです。
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4 | 「Vの伝染/アーネスト・ディッカーソン」 |
5 | 「黒猫/スチュアート・ゴードン」 |
6 | 「ドリーム・クルーズ/鶴田法男」 |
7 | 「ワシントン・コード/ピーター・メダック」 |
8 | 「言葉なき隣人/ジョン・ランディス」 |
4~8位も一応は順位を付けては居るものの、個人的には『殆ど横並び』と言った感じの印象です。
アーネスト・ディッカーソンは今後に期待という事で、ちょっと順位を高めにしてある感じですね。
基本的に8位までの作品は、ホラーファンならばどれを観ても損をするような作品では無いと思います。
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9 | 「妻の死の価値/ロブ・シュミット」 |
10 | 「ノイズ/ブラッド・アンダーソン」 |
11 | 「アイスクリーム殺人事件/トム・ホランド」 |
12 | 「災厄の街/トビー・フーバー」 |
13 | 「ヴァレリーの誘惑/ミック・ギャリス」 |
9位以降も、4~8位までと比べてそこまで劣る訳では無いのですが、何と言うか『パンチが弱い作品』なんですよね…
ぶっちゃけ、どんな話だったのか既に良く覚えていません。
ただ、11、12位のトム・ホランドとトビー・フーバーに関しては、『期待してたんだけど、予想に反してイマイチだったかなぁ…』という印象があるので、ちょっと辛めの順位を付けてしまいました。
13位のミック・ギャリス監督の作品に関しては、面白いとか面白くないとか以前に、どうにも私の趣味に合わないんですよね…うーん?
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今回のシリーズの総評としましては、前シリーズに比べると総じて『インパクトが薄い印象』ですね。
ビッグネームが何人か抜けてしまった事もあるのですが、前回は『お祭り的な企画』として、各監督とも『1発ネタ』のような作品が多かったのに対して…
今回は『シリーズ化』してしまった事によって、『普通のホラー作品』を撮る方向に走ってしまった監督が多く、全体的にトンガった印象が薄くなってしまった感じです。
まあ、それでも1~3位までに上げた作品はホラーファン的にはオススメ出来る完成度ですので、この辺は観ておいて損は無いと思いますよ。
しかし、このペースで3が作られたとしたら、次は全部観るかは微妙な所だなぁ?
好きな監督の作品のみを観て、他の作品はスルーしちゃうかも?
好きな監督の作品のみを観て、他の作品はスルーしちゃうかも?
(というか、もしカーペンターとアルジェントが抜けちゃったら、全く食指が動かないかも…)