NIGHT_SHIFT (B級映画&ゲーム雑感 上井某BLOG)

上井某(家主)が観た「B級映画」(主にホラーとサスペンス)の感想と、たまにゲームとかアニメとかについてつらつらと語るブログです。

「2007年個人的ベストゲーム・TOP5」

 さて、今年も残すところ3日となりましたが、今年最後の更新ネタはゲーム関連で行ってみようと思います。

 生涯ゲーマーな自分としては、今年も大量のゲームソフト(20~30本ぐらい?)を購入した訳ですが、とりあえず個人的に『気に入った』『気になった』タイトルから『今年のゲーム:ベスト5』を選定してみました。

 つっても、今年はいかんせんXbox360のゲームばっかりやってた携帯ゲームは全然遊ばない人間ですので、ホントにXbox360のタイトルばっかりですが…

 まあ年末にはPS3も買ったので、来年はPS3のタイトルも入ると良いですニャ。井上トロ風)

 カウントダウン形式にするほどの物でも無いので、とりあえず1位から順番に…



1位:「Gears of War

 1月に出たのと海外版は去年出てたので忘れがちですが、やっぱ今年の一番のタイトルというとコレしかないでしょう!!

 長年ゲームをやってて、久々に純粋に『凄い衝撃を受けたタイトル』です。
 (個人的には初代「バーチャファイター」を観た時以来の衝撃でした。)

 本作はグラフィックの凄さがばかりが取り上げられがちですが、1ボタンの簡単操作で爽快な操作性や、オンライン協力プレイへのシームレスな接続や、ゲームシステムの完成度において『次世代ゲームの新水準』を作ったエポックメイキング的な作品だと思います。

 個人的に『Xbox360を代表するタイトルを挙げろ』と言われると『間違いなく最初に思いつくタイトル』ってぐらいにインパクトのあるタイトルです。

 『オンライン対戦のルールの種類が少ない』等と不満点も少なくないですが、それらの不満を全て吹き飛ばすぐらいの『凄いパワーを持ったタイトル』なので、箱○ユーザのみならず『全てのゲーム好きに一度は遊んでおいて欲しいゲーム』ですよ!!


2位:「The Elder Scroll IV : OBLIVION

 「Gears of War」が『新しい衝撃』を受けたタイトルだとしたら、『旧来からのシステム』の延長系として『究極』だと感じたのがこのタイトルですね。

 ゲームのシステムそのものは既に有るものの延長でしか無いのですが、とにかく『圧倒的なシナリオ&マップのボリューム』に『圧倒的な自由度』で、『プレイした人が100人居たら、100人ともが全く違うプレイスタイル&プレイルート』になるってぐらいに自由度が高いのだから驚きです。

 ボリュームもホントに『遊んでも遊んでも終わりが無い』程で、実際に全ての要素を楽しみつくそうとすると1,000時間は軽く越えるとか…
 流石に私は150時間ぐらいプレイした時点で、ちょっと飽きてきたので放置してしまいましたが…

 たとえ既存のシステムの流用でも、究極まで作りこめば『新しいもの』が発見できるんだという可能性を感じた作品でした。

 ただ、『主観視点操作のアクションRPG』という日本で馴染みの無いタイプのシステムである点や、自由度が高すぎてある程度は『自分で想像力を働かせないと楽しめない』のは、日本の市場向けにはちょっと厳しいところかな?

 『ソロで黙々とプレイするRPG』が好きな人には、文句無くオススメの一本です。
 過去に「テーブルトークRPG」とかが好きだった人には至高の作品かも?


3位:「Halo 3

 オンのボイスチャットのシステムが使い辛かったり、coopがイマイチ面白味に欠けたりと色々と不満点も多いですが、全体的な完成度の高さを見るとやはり『外せない作品』ですね。

 オンライン対戦のマッチングのシステムも良く出来ていますし、『FPS』というジャンルや『オンライン対戦』の『入門用ソフト』としては、かなり優秀な出来の一本でしょう。

 3部作の完結編という事でソロでのシナリオも面白かったですが、『シリーズをプレイしてない人にはストーリーがサッパリ分からない』であろう点は、どうにかフォローして欲しかったかな?

 なんにせよ、『FPSをこれからプレイしてみようかな?』と考えている人には、迷わずオススメのソフトですよ。


4位:「THE IDOLM@STER

 「Halo 3」同様に『何かと不満点は多い』のですが、コレもやはり『外せない作品』の一本ですね。

 アーケードからの移植の為に『システムに難点』(メッセージスキップ出来ない等)があったり、『ダウンロードコンテンツの値段がボッタくり価格』だったり、『ギャルゲーなのに難易度が高めで敷居が高かったり』と、色々なツッコミどころはあるのですが…

 それらを差し置いても、本作が『ギャルゲー』というジャンルにもたらしたブレイクスルーの価値は大きいと思います。

 キャラクターを3Dポリゴン化し『次世代機でギャルゲーをやる事』に意味を見出した点や、『マーケットプレイスを用いた新たなビジネスモデルの確立』等は、良くも悪くも今後のギャルゲーといったジャンルに影響を与えて行きそうです。

 未だに盛り上がり続けている、ニコニコ動画などでのマッシュアップ作品も多彩さも注目すべき点ですね。
 ホントに色んな意味で『新たな地平を切り拓いた作品』だと思います。

 ギャルゲー好きなら、間違いなく『とりあえず一度は遊んでおくべき作品』でしょう。

 ただ難点は、最初に『あまりに凄いもの』が出来すぎちゃったせいで、後続の作品がなかなか登場して来ない事かな?
 このまま、『ギャルゲージャンルの孤高の一本』として終わってしまわない事を祈るばかりです。

 (あと、コレは余談ですが…続編の「L4U!」で前作のDLCやデータが使えない事が批判されてますが、もしかしてコレって『本格的に音無小鳥が使えるようになる』って事なんじゃ?
 そうだとしたら、前作のDLCのデータが使いまわせる訳が無いので、データ非対応は当然な気がするのですが…
 アイマスの新作CDの収録曲に『既存曲の小鳥さんが歌ってるバージョン』が入りそうな雰囲気なので、なんかそんな気がしてきたぞ?)


5位:「RIOT ACT

 これまたツッコミどころは多いゲームながらも、「アイマス」同様に『新たな可能性』を感じたゲームとしてランクインさせました。

 個人的には、文句を言いつつもかなり遊んだゲームです。

 要は『超人GTA』みたいなゲームなんですが、いわゆる『箱庭ゲーム』に加えてビルをヌルヌルと登ったり、ビルからビルへと大ジャンプ出来たりするという『縦方向の自由度』を加えたのはアイデアの勝利かな?

 とにかく『何の目的も無く大暴れしているだけ』でも、何気に楽しいゲームです。
 「アサシンクリード」もこれぐらい爽快感があれば良かったのに…

 オンラインでcoopして、友達と一緒に遊べるのも良いですね。
 あまり『気合を入れて対戦』とかしたくない時に、ダラダラと遊ぶのには最適のゲームでした。

 ただこのゲーム、『ゲーム性が物凄く薄い』んですよね。
 コレでゲーム性が伴ってれば神ゲーになったと思うので、非常に残念なところ。

 箱庭世界で、道行く民間人の車のタイヤをパンクさせまくって大渋滞を引き起こしたり、ゴムの『アヒルちゃん』で市民を攻撃しまくって逃げ惑う市民を追い掛け回したり…といった『意味の無い行為』に楽しみを見出せる人なら、是非ともプレイしておいて欲しいゲームですね。



 といった感じで、完全に趣味に走った『今年のベスト5ゲーム』を選出してみました。

 まあ、ゲームの完成度だけを問うならRAINBOW SIX:VEGAS」なんかの方が上だろう…とか思ったりする作品もあるのですが、個人的に『新たな可能性を感じたゲーム』を中心に選出した結果、こんな順位となりました。

 アクマで私の主観が基準なので、あまり『一般的な評価としては微妙かも』ですが、トンガったゲームが好きな人とかなら、割と楽しめるタイトルだと思いますので、そういう趣味の人なら参考になるかも?


 いやはやこうして見ると、最近面白いと感じたゲームはホントに「洋ゲー」ばっかりですなぁ…

 しかし、実際問題として日本のゲームは『続編』ばかりで『新規性』や『面白み』が無いタイトルが殆ど。
 (いや、ゲームとしては面白いんだけど『新たな可能性』が感じられないタイトルが多いんですよね。)

 ホント、日本のメーカーにももっと頑張って『トンガったゲーム』をどんどん出して欲しい。
 PSPとかDSでは、そういうタイトルもそこそこ出てるんだけど、据置機では海外勢に全く敵いませんから…。
 (かつての日本で一番トンガったメーカーだったSEGAは何処に行った?)

 クリスマス商戦以降はPS3も割と好調に推移してるみたいですし、来年は国内で強いPS3勢がもっと活躍して、次世代機を盛り上げてくれる事にも期待ですねぇ。

                *

 さてさてそんなこんなと言ううちに前回の日記でも触れたとおりに、明日より暫く帰省いたしますので『2007年の年内の更新』はこれにてラストとなります。

 では、また来年早々にでもお目にかかりましょう。

 それでは皆さん良いお年を~。