NIGHT_SHIFT (B級映画&ゲーム雑感 上井某BLOG)

上井某(家主)が観た「B級映画」(主にホラーとサスペンス)の感想と、たまにゲームとかアニメとかについてつらつらと語るブログです。

映画感想:「エル・コロナド 秘境の神殿」(60点/冒険アクション)

イメージ 1

■■■「エル・コロナド 秘境の神殿」■■■
(60点/冒険アクション)
 婚約者が突然の仕事でスイスへと出張する事となったため、一人で寂しいクリスマスを過ごす事となったクレアは、婚約者の忘れ物である仕事の書類を届けて、一緒にスイスでクリスマスを過ごそうと、婚約者にも内緒でスイスの彼の取引先の会社へと赴く。
 しかし、彼女の訪れた先のスイスの住所には会社自体が存在せず、私書箱のみが設置された架空会社があるのみだった。

 消息不明の婚約者の手がかりを追うため、しかたなく書類の中身を確認したところ、そこには中央アメリカの小国である「コロナド」という国の情報が書かれており、彼女は婚約者の消息を追って、唯一の手がかりであるコロナドへと向かう事となるが…


 『ID:4』のスタッフが製作したという、秘境冒険もののアクション活劇映画。
 つっても、『ID:4』の何のスタッフがどう関わったのかは知りませんが。(笑)

 タイトルやパッケージだけ見ると、「ロマンシング・ストーン 秘宝の谷」みたいな秘境冒険ものの活劇映画を想像してしまいますが、そういったノリなのは序盤のみで中盤からは意外な展開に…

 って、前回の映画の感想でも全く同じような事を書いた気がしますが、今週は『パッケージで肩透かし映画週間』か何かですか?<俺

 コチラの映画もぶっちゃけネタバレしても問題ないと思うので言ってしまうと、秘境冒険っぽいノリは序盤のみで、中盤からは悪の独裁者の独裁政権を転覆させる為に革命軍と一緒になって戦うという、全くノリの違うお話へと展開していきます。

 まあ、予想と違ったから全くツマんなかったのか?と言えば、決してそういう訳でも無く、全体的に低予算な雰囲気は漂う物のB級という程ではなく、例えるなら『Aマイナス級』とでも言うようなレベルの作品。

 序盤のカーチェイスのシーンや、戦車や戦闘機がバンバン登場する革命軍と独裁者軍の戦闘シーンといった盛り上げるべきシーンはきちんと作りこまれており、むしろ低予算映画のお手本的な佳作アクション映画といっても良いレベルの作品でしょう。

 戦うヒロインものといった感じのストーリーやノリ的には少々使い古された感も拭えませんが、まあ逆に『お約束的展開』と好意的に捕らえるとしましょう。

 総評としましては、B級ノリの冒険活劇映画を期待してみるならば、それなりに楽しめる作品だと思います。
 ただ、インディ・ジョーンズ「ロマンシング・ストーン」みたいな、トレジャーハント物を期待してると全く毛色の違う映画なので要注意です。

 チープさ具合からして、いかにも木曜洋画劇場」辺りで放映されそうなタイトルですので、急がないならその辺で放映されるのを待つのも手かも?