NIGHT_SHIFT (B級映画&ゲーム雑感 上井某BLOG)

上井某(家主)が観た「B級映画」(主にホラーとサスペンス)の感想と、たまにゲームとかアニメとかについてつらつらと語るブログです。

映画感想:「ニンジャVSカンフー」(20点/アクション)

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■■■「ニンジャVSカンフー」■■■
(20点/アクション)

 超能力と驚異的な身体能力を用いた古武術で、悪と闘う正義の5人組『フィスト』。
 彼らは日夜、街の支配を企む犯罪者集団『ブラック・マスク団』のとの戦いを繰り広げていた。

 しかし、『フィスト』と2世紀以上もの過去から確執を持つ『ブラック・マスク団』の首領である『ダーク・モンク』は、軍の基地から爆薬を盗みだし、大規模なテロを起こすと同時に、『フィスト』のメンバーの全員の抹殺を企てていたのだった…


 超能力ニンジャが悪のテロリスト集団と闘うという、割とありがちな設定のアクション映画。

 久々に『物凄くどうでもいい感じのアクション映画』が観てみたくなったので借りてみたのですが、いやはや想像以上に本当に『どうでもいい内容』の作品でした。

 そもそもタイトルに「ニンジャVSカンフー」なんて付いてますが、別に正義のニンジャと悪のカンフー使いが全面対決するようなお話でもなくて、主人公は確かにニンジャっぽい装束を着ていますが別にニンジャな訳でもなく、敵も味方もカンフーを使って戦うので別にVSでもなんでもありません。

 内容は何と言いますか、ごく普通の『D級アクション映画』って感じですねぇ…

 もともと米国でTV映画向けに作られた作品だと思うのですが、物語の前半は『キャラクター紹介』みたいな感じでコレといったストーリーは無いですし、後半も『ようやく盛り上がって来たかな?』と思ったら、そのまま終了とにかく『内容が無い』感じ。

 アクションシーンや格闘シーンも、今時のアクション映画にしては動きが妙にモッサリしてて迫力が無い(今時なら『日本のTV番組でも、もうちょっと派手なアクションシーンがあるだろ?』って程度)ですし、主人公も敵も無個性で凄い特殊能力とかがある訳でも無くて、とにかく全てにおいて印象に残りません。
 つか、ラスボスが余りにも弱すぎて逆に驚きましたよ…

 ストーリーも、何人かのメインキャラの主観が交互に語られるので、妙に細切れな感じで話の繋がりが分かり難いですし、何かどこを誉めたら良いのか判然としません。

 タイトルからして、もっと荒唐無稽な『アジア圏を誤解しまくりな作品』を期待してたので、ちょっとガッカリでしたよ。

 TVシリーズ化を狙って作られたのかもしれませんが、こりゃ普通に人気が出ないだろうからシリーズ化とか無理でしょ…


 総評としましては、これ以上無いぐらいに『どうでも良い映画』という言葉がシックリ来る作品も無いぐらいに、ホントにどうでも良い作品でした。

 ブチ切れる程ツマんなくは無いですが、コレに90分費やすぐらいなら世の中にはもっと面白い作品が山ほどあるので、ソッチを観るべきでしょう。
 いや、なんというか『普通にツマんなかった』です。

 決してオススメはしませんが、もしTVで放映されたら、他の事をしながら『ながら観』をする程度なら、ちょうど良いレベルの作品だと思いますよ…