先日よりプレイしていた「ドリームクラブ」ですが、ようやく全キャラをハッピーエンディングでクリアしましたので、改めて総評なんかを書いてみようと思います。
重要なネタバレとかは特にありません。
総プレイ時間は、全キャラ合わせて40時間ぐらいかな?
『複数キャラの同時攻略』とかが一切出来ないシステムなので、かなりの時間を要しましたが、『酒でも飲みながらダラダラとプレイする』というのが本作の基本スタンスみたいな作品なので、長時間のプレイが苦痛になるような事は無かったです。
(プレイ時間の半分ぐらいは『ホントに酒を飲みながらプレイしてた』ので、むしろプレイ中の飲酒量がヤバかった。(笑))
(プレイ時間の半分ぐらいは『ホントに酒を飲みながらプレイしてた』ので、むしろプレイ中の飲酒量がヤバかった。(笑))
狙ってなのか偶然なのかは不明ですが、そういったプレイスタンスをメーカーが暗に提示しているのは、なかなかに上手い作りだと思いました。
逆に本作は、『実績狙いの効率プレイ』とかすると物凄くツマんないゲームになると思うので、実績を稼ぎやすいタイトルながらも『実績目的のプレイ』は決してオススメしません。
(『実績取得の難易度が低い』ってだけで、取るのに結構時間がかかりますしね。)
(『実績取得の難易度が低い』ってだけで、取るのに結構時間がかかりますしね。)
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さて全キャラクリアしてみての、個人的な『お気に入りキャラ』のランキングのベスト3は…
1.アイリ
2.玲香
3.魔璃
2.玲香
3.魔璃
って感じですかね?
(何だよ、マイナーキャラ好きとか言うなよ!! アイリは良い娘なんだよ!!)
(何だよ、マイナーキャラ好きとか言うなよ!! アイリは良い娘なんだよ!!)
「アイリ」は初見から気になっていたのですが、「玲香」は個人的には完全なダークホースでしたね。
初見では全くノーマークだったのに、我ながら関西弁お姉さんキャラがここまでツボにハマるとは意外でした。
自分以外にも同様な人が多いようで、発売前は人気の低かったキャラなのに、発売後にオンラインランキングで、一気に上位に食い込んできたのは興味深いです。
キャラ的に女性にも人気が出そうなキャラだと思うので、箱○のユーザ層にもう少し女性が多ければ、ランキングの様相が変わっていたかも?
あと、初見では「みお」や「なお」も気になって居たし、実際にプレイした後でも結構お気に入りのキャラだったりするのですが、ラスト付近でプレイした『魔璃のインパクトに全て持っていかれた』感じです。
いやはや、魔璃があそこまで超面白キャラだとは予想だにしませんでしたよ…(笑)
ぶっちゃけ、この『指名ランキング』が無ければ、オンラインのランクマッチは一瞬で過疎ってたと思います。
(自分の贔屓(ひいき)のキャラのランキングを上げたいが為だけに、ついついランクマッチに繋いでしまうという罠。)
(自分の贔屓(ひいき)のキャラのランキングを上げたいが為だけに、ついついランクマッチに繋いでしまうという罠。)
メーカー側もキャラの人気がリアルタイムに把握できますし、関連商品の展開もし易くなるという、メーカーにも旨みのあるシステムですし…
ドリクラは、他の部分でも『このゲーム作った奴って天才じゃね?』と思う部分が何箇所かピンポイントで存在するのが侮れません。
(ギャルゲー以外のタイトルでこの才能が発揮されたら、『大人気ゲームを作れるんじゃないか?』と本気で思います。)
(ギャルゲー以外のタイトルでこの才能が発揮されたら、『大人気ゲームを作れるんじゃないか?』と本気で思います。)
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…とまあ話が脱線してしまいましたが、続いて個人的に『好きな曲』のランキングのベスト3。
1.半分はママのシナリオ
2.素直になれない
3.横浜ラプソディ
2.素直になれない
3.横浜ラプソディ
我ながら曲のチョイスが『オッサン臭い』ですな…
ドリクラは、曲のバリエーションがアイドル風ソング~テクノ~昭和歌謡と物凄く幅広いのは面白いですね。
アイマスという先駆者が居たからこそ、差別化を図る狙いでも『冒険できた』という部分があるとは思うのですが、『オッサン世代のハートを狙い撃ち』にしたかのような曲作りは、個性を出すという意味でも成功したと言えるのではないかと…
ただ、振り付けも曲調も特殊な曲が多いので、マッド職人の人は苦労してるみたいですね。
DLCなりで、もうちょっと追加曲が出てくれないと、本格的なマッドが出てくるのは厳しいかも?
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さて前置きが長くなりましたが、とりあえずゲームを最後まで遊んでみての総評ですが…
ぶっちゃけて言ってしまうなら、少なくとも『優れたゲーム』とは言い難い完成度の作品ではありますね。
システムやインターフェース等も練り込み不足だし、ゲームの進行に影響が無い程度の細かいバグや誤字(ナオの「酔拳」→「酸拳」の誤植には笑った)等も散見されたり…
またシナリオも描き込み不足で、全体的に『もう一歩足りない』と言った感じです。
(逆に発売前に指摘されてた『ローディングの遅さ』とかは、特に気にならないレベルではありましたが…)
(逆に発売前に指摘されてた『ローディングの遅さ』とかは、特に気にならないレベルではありましたが…)
でも、本作がそれで『凡作と斬って捨ててしまって良いレベルの作品』かと言われると決してそうでは無く…
むしろ、そういった細かい不満点を補って余りある程に、強烈な『キャラの魅力』と『萌え要素』を備え持った作品である事もまた事実です。
現行の据え置きゲーム機では最も『萌えに先鋭化した作品』だと言えるので、アイマスから続くグリグリ動くポリゴンキャラの『2.5次元萌え』という方向性に興味があって、本作に『気になるキャラが居る』という人であれば、間違いなく『プレイしておいて損は無いタイトル』だと言えるでしょう。
少なくとも『ギャルゲー好き』を自認する人なら、是非とも触れておいて欲しいゲームではありますね。
点数を付けるとしたら、100点満点で70点ぐらいかな?
欠点は多いけど魅力もある『味のある凡ゲー』って感じです。
欠点は多いけど魅力もある『味のある凡ゲー』って感じです。
(キャラ萌えゲーなので『キャラが気に入れば、更に+10点』って感じ?)
ただ、個人的に本作に対して最も大きな不満点と要望を挙げるとしたら、日記でのキャラ毎の感想の際にも書いたように、やはり『キャラの設定をもうちょっと描き込んで欲しい』って事ですかね…
確かにギャルゲーとしては設定に『ツッコミどころ』のある方が、二次創作でブレイクしやすいので、設定を柔らかく作っておいた方が良いのは確かなのですが、このゲームはむしろ『投げっぱなしすぎるので、もうちょっと掘り下げて欲しい』と思う部分の方が多いです。
その辺が、今後の追加DLCとかマルチメディア展開でフォローされて行くかが、この作品が『次のブレイクスルーを起こせるかのポイント』になって行くのでは無いかと思うので、今後の展開に期待したい部分ではありますね。
現時点では、ひととおりクリアしちゃうと『やり込み要素』とかは全く無い状況なので、盛り上がりに欠ける感じなのが惜しいかな?
そんなこんなでひと通りクリアして、実績も大変なもの(全キャラのバッドエンドとか流石にキツすぎる…)以外は回収した本作ですが…
個人的には、なんとなく『プレイし終わったら二度とゲームを立ち上げない』ってタイトルじゃなくて、意味も無く時々起動してダラダラとプレイしてしまうゲームになりそうな予感。
ギャルゲーで、クリア後もダラダラと遊ぶほどハマったのは「シスタープリンセス」とか以来かなぁ…
フレンドの方で、深夜に私がこのゲームをプレイしているのを目撃された場合は『コイツめ、酒を飲みながらダラダラやっておるな。』とでも思ってやって下さいませ。
あと感想とは別に、物凄くどうでも良い話ですが…
主人公は結局、納豆が好きなのでしょうか嫌いなのでしょうか?
理保だかのシナリオで好きそうな事を言ってたのに、玲香だかのシナリオでは嫌いと言ってたのが、妙に気になったのですが…
あと「ピーマン」が嫌いなキャラが2人も居るのは、全員が成人という設定ではどうなのかと?
その辺のところ、どうなんですかね「ドリームエックスクリエイト」殿。