2009/10/19:「とりとめもないオタク話の日【後編】」
先述のとおり、今週は後半のゲームのレビューが長くなったので、久々に日記を前・後編に分割しています。
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クリア時間は『10時間ちょい』って感じで、ボリューム的には前作と同じ程度かな?
グラフィックは確かに物凄くキレイになった印象で、演出や見せ方も1作目に比べると非常に進化しており、B級アクションの「ロマンシング・ストーン」が、いきなりハリウッド大作の「インディ・ジョーンズ」にパワーアップしたような印象。
まあ、相変わらずストーリーはコテコテで『先の展開が読めまくり』な内容ですが、キャラが良く立っているので『主人公達の軽妙な掛け合い』を見ているだけで面白いです。
(お約束的展開、だが、ソレが良い!! …って感じ)
(お約束的展開、だが、ソレが良い!! …って感じ)
レベルデザイン(ステージ構成)に関しても、遺跡探索だけじゃなくて、市街戦闘を行うステージがあったり、スニーキング風ステージがあったり、列車の屋根の上で戦うステージがあったりと、バリエーションを増やす事で飽きないように工夫されているのは良かったですね。
1作目の評価は『ちょっと持ち上げられすぎかな?』って印象もありましたが、本作ではホントに全ての意味で『1作目から大幅にパワーアップ』しており、名実共にPS3の代表作ってレベルの作品になったんじゃないでしょうか?
ただ、良いゲームなんだけど難点を挙げるとしたら、1作目に比べると『敵も大幅にパワーアップ』した印象で、銃撃戦のパートが矢鱈と多く&長くなった印象を受けた事。
シーンによっては1回の戦闘で出てくる敵の量があまりに多くて、しかも敵が結構固いので途中でげんなりするステージもありました。
あと、敵も『ヘッドショットしないと全然死んでくれない敵』とかが結構出てくるので、戦闘そのものの難易度も上がった感じかなぁ?
1作目だと割と誰でもクリア出来る難易度だったと思うけど、今回は『評判だけ聞いて買ってみたTPSイチゲンさん』とかには、中級はクリア出来ないんじゃないだろうか?
(少なくともTPS初心者の人は、初級なりの難易度でプレイすることをオススメしますよ…)
(少なくともTPS初心者の人は、初級なりの難易度でプレイすることをオススメしますよ…)
あと、謎解き要素とかに関しては、相変わらずヌル目ですね。
1作目に比べると多少は『考えないと進めない』場所が増えた感じですが、謎解きが全て『ヒント=答え』になってしまっているので、もうちょっと達成感のある謎解きがあっても良かったんじゃないかなぁ?
個人的には、むしろ『戦闘パート』よりも『謎解き』をパワーアップして欲しかったですよ。
あと『オンラインモード』に関しては、対戦、協力ともにちょっとだけプレイしてみましたが、コチラはちょっと微妙な感じですね…
対戦も協力も『そこそこ遊べる内容』ではあるんですが、全体的にどうにも大味な印象。
オンライン対戦(協力)時のロードが結構長いのも、気になるレベルですし…(オフは裏で先行読み込みをやってるので、起動時以外はロードは全くなし。)
オンライン対戦(協力)時のロードが結構長いのも、気になるレベルですし…(オフは裏で先行読み込みをやってるので、起動時以外はロードは全くなし。)
フレンドとダラダラと遊ぶには『それなりに楽しめそう』ですが、ガチでやるには物足りない感じで、ぶっちゃけ『積極的にこのゲームのオンをプレイしたいか?』と言われると、そこまでの魅力は感じないレベルですね。
実際に販売本数を考えるとオンの接続人数も多く無かった(私が接続した時は全世界で7千人程度)ですし、あんまり人気は出なさそうかなぁ?
逆にストーリーモードが、武器をパワーアップ出来たり、チートコードが購入できたり、コスチュームが追加できたりと、前作に比べてリプレイ性が割と改善されてる感じなので、オフだけを黙々と遊んでる人が多そうな気がします。
コレならむしろ、ストーリーモードを協力でプレイ出来たほうが面白かったかも?
まあ、本作は『とりあえずオンも出来る』程度に考えておくのが無難かな?
とまれ『総合的に非常に良く出来た作品』だとは思うので、TPSやアクションアドベンチャーに興味がある人ならば、とりあえずプレイしておいて損は無いタイトルだと思いますよ。
しかし、こういった海外の大タイトル作を見せ付けられる度に、『日本のゲーム業界がヤバい!!』と真剣に感じてしまいますなぁ…
本作のようなタイトルでは『ゲーム性』でもお得意の『映画的演出』でも、『日本のタイトルが遅れを取っている』のがモロに分かってしまうので、日本のゲームメーカーの将来はどうなるのかと本気で心配になってしまいますよ。
むしろ、こういう『海外の良作』がガンガン売れるようになれば、日本のメーカーも危機感を感じてくれると思うので、本作には頑張って売り上げを伸ばして貰いたいところですな。
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そこそこスキップしながら進めているんですが、現時点で全体の半分ぐらいの進捗度ってところかな?
ようやく『伏線が出揃った』みたいな感じですが、謎解きが全く行われていない状態なので、先の展開が非常に気になります。
そして『シナリオがほぼ一本道』なのもあるのでしょうが、あいかわらず『恐ろしく長い』ですな。
ストーリーは、伏線の張り巡らせ方とかが非常に上手くて『このキャラは○○なんだろうなぁ』とか『このシーンの○○はこういう意味なんだろうか?』とか、先の展開を予想しながら読み進めていくのが面白いですね。
SF的設定は『ハードSF』レベルまでは行かないものの、『気合の入ったラノベSF』程度の作り込みっぷりですね。
現実の人物や組織(ジョン・タイターとかCERNとか)を設定に組み込む事でリアリティを持たせた設定や、論理や世界観の組み立ては面白いのですが、タイムトラベルという題材自体に『ネタとしてそれほどまでに新味が感じられない』のは残念なところ。
また、ちょっと厨二病っぽい設定が散見されるので、SF者としては個人的には『それはどうかな?』って印象を受ける部分もチラホラ。
まあ、謎解きパートで度肝を抜くような『センス・オブ・ワンダーな設定』が出てこないとも限らないので、そういう展開に期待かな?
でも、『ハードSF設定』とかにこだわらなければ読み物としては十分い面白い作品だと思いますね。
ただ主人公のオカリンの言動が『厨二病まる出し』で非常に痛いのと、会話の中にかなり頻繁に『2ちゃん用語』が出てくるので、そういうノリが嫌いだとキツいかもしれません。
まあ「Ever 7」シリーズ以外では、希少な『SFアドベンチャーゲーム』なので、そういうノリが好きな人ならプレイしておいて損は無い作品だと思いますよ。
あと内容について触れてしまうと、どうしてもネタバレになってしまうので、詳しいレビューはクリアしてから書きたいと思います。
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あと、XBLAの「Command and Conquer: Red Alert 3 Commander’s Challenge」を、先々週にクリアした後もしつこくプレイしつづけてて、一応『メインルート・規定時間以下』の実績を獲得しました。
結局、ここまでで80時間ぐらいプレイしたかなぁ…これでようやく実績150ポイントって、XBLAタイトルは実績の点数が割に合わんわ。(笑)
いやしかし、なんと言うか辛かったと言うか『キツかった』です…
マトモな手段じゃ『規定時間(Par Time)』を達成できないようなステージが殆どで、いちいちステージ毎に奇策を練らなければならないので、本気で夢に出るぐらい頭を悩ませましたよ。
(敵の本拠地の前に兵器工場を建てて強襲したり、敵同士を戦わせて漁夫の利を得る為に敵を上手く誘導したり…)
(敵の本拠地の前に兵器工場を建てて強襲したり、敵同士を戦わせて漁夫の利を得る為に敵を上手く誘導したり…)
流石に『全ステージ・規定時間以下』は、私には無理ゲーなので、もう諦めムードですが…
ちなみに「XBOX FRIENDS」でこの実績を解除してる人を調べたら、自分を含めて日本で2人しか居なくて笑いました。
(もう一人の人は『全ステージ・規定時間以下』もクリアしてて、ちょっとビビりましたが…)
(もう一人の人は『全ステージ・規定時間以下』もクリアしてて、ちょっとビビりましたが…)
映画に関しては、ビデオにて「巨大クモ軍団 vs Go!Go!ダンサーズ」と「ヒルズ・ラン・レッド -殺人の記録-」を鑑賞。
各感想は下記のリンクから…
◆◆◆10/13~10/18のトピック◆◆◆