NIGHT_SHIFT (B級映画&ゲーム雑感 上井某BLOG)

上井某(家主)が観た「B級映画」(主にホラーとサスペンス)の感想と、たまにゲームとかアニメとかについてつらつらと語るブログです。

2010/06/14:「E3目前!!の日」

2010/06/14:「E3目前!!の日」

 今年も、世界最大のゲームイベントである「E3」開催まで、あと2日と迫ってまいりました。

 実際の情報が解禁されだすのは14日頃から(この日記を書いている数時間後)なので、まさに『E3目前』って感じです。

 今回のE3では、新ハードやら周辺機器やらが色々と発表されるというウワサが流れておりますが、先陣を切ってMicrosoftから情報が出てきたようなので、まずはソチラから…


Xbox 360 "Natal" の正式名は Kinect 、対応タイトル公開(engadget日本版)
http://japanese.engadget.com/2010/06/13/xbox-360-natal-kinect/

 「NATAL」というコードネームで呼ばれていたXbox360のモーションセンサーは、「Kinect」という正式名称になった模様です。

 価格や対応ゲームの詳細は明日以降に発表されるようですが、開発中のソフトのラインナップとして以下のようなタイトルが発表されたようです。

・Kinectimals:
>  猫やライオン、虎など20種類の動物と遊んだり調教するバーチャルペット(?)ゲーム。

・Joyride:
>  アバターを使ったマリオカート的レースゲーム。何も持たない手で仮想ハンドルを回して操作。

Kinect Sports
>  名前そのまま。モーションゲームの定番であるスポーツもの。含まれるのはボクシング、ボーリング、ビーチバレー、陸上競技、サッカー、卓球の6種目。

Kinect Adventures:
>  4人まで同時プレイできるボート川下りや障害物レース。

Dance Central
>  ダンスゲーム。(米国では) 人気の演奏ゲーム Rock BandなどのMTV Gamesが製作。

スターウォーズゲーム:
・ディズニーキャラクターゲーム:
>  Star Wars もの、および Disney キャラクターの登場する作品 。
>  開発はマイクロソフトとLucasArts、Disney。

 「Kinectimals」はホントならちょっと気になりますね。
 単なる猫だけじゃなくてライオンとか虎とかも飼えるってのが、いかにも豪快な洋ゲーらしいというか…
 やっぱ、調教に失敗したら食われたりするんでしょうか?(笑)

 後は「○○sport」ものは、もはやモーションコントローラーゲームの定番なんですかね?

 まあ、正式な価格の発表が一番気になる部分ではあるかな?


■薄型の新Xbox 360、MS広告でフライング公開?(engadget日本版)
http://japanese.engadget.com/2010/06/13/xbox-360-ms/

 コチラも真偽は不明ですが、MSのサイトがうっかりフライングして広告を表示しちゃったとか?

 250GBのHDD搭載で無線LANが標準装備だとか…

 いかにも『米国産ハード』って感じの、安価なネットトップPCみたいなデザインですが、個人的には妙に曲面的なデザインに凝られるよりもシンプルで良い感じかも?

 この写真だけだとサイズが判然としないですが、DVDドライブのサイズ的に現状の2割減ぐらいのサイズなのかな?
 あと、HDDは何処に付けるんだ?

 まあ、デザインよりも「Kinect」と同様に価格設定が重要になると思われますので、発売日も含めてそちらの情報を早く知りたいところですじゃ。

                             *

 といった感じで、MSは相変わらず先行して情報が流されてる印象ですが、今年は他のメーカーに関しては情報が全然リークされませんなぁ。

 任天堂とかの機密保持レベルが高いのはいつもの事ですが、いまだに3DSモックアップの画像すら出てないですし…

 SCEとかも、いつも開催前に小売が情報をリークしちゃう事が多いのですが今回はそういった動きが無いですし、やっぱ「PSP2」は無いのかなぁ?


 あと、新作ソフトに関してはボチボチと情報が出ているようですが、「Gears of War 3」とか「Killzone 3」とかのデカいタイトルがショーに先行して発表されちゃってるので、ショーでは何か別に隠し玉があるのかが気になるところ。

 なんにせよ、もう明日(というか今日の深夜)には詳細な情報が色々と出てくるようなので、面白そうなネタがあり次第に追って記事をアップしていこうかと思います。

 ちなみに、各ファーストパーティのカンファレンスの開催時間は、日本時間で以下のとおりです。

・6/15(火)  2:30 マイクロソフト

・6/16(水)  1:00 任天堂

・6/16(水)  3:30 ソニー

 まずは、今晩のMSの発表が楽しみですよ。

 閑話休題




 そんな感じで、先週に買ったものとか色々。

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 すずり執行ちゅう!の1巻は、小説家を目指す天然系少女と謎の集団『執行部』の活動を描いた4コマ学園コメディ。

 学園で美少女で、腐女子とか変態の先輩が出てきたり、白熊が出てきたり、SFだったり…と、とにかく矢鱈とカオスな内容ですが、とりあえず何かイキオイだけはあって面白いです。

 その手のシュールなコメディ作品が好きなら、結構オススメです。

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 「青空にとおく酒浸り」の3巻…って『先週2巻が出たばっかりなのに3巻かよ!?』って感じですが、何か2巻が諸般の都合で発売延期になったせいで、2~3巻が続けざまに出ることになったようです。

 つか、それだったらいっそ2冊まとめて出せよ…とかも思いますが。
 どうでも良いですが、本編で「火星人刑事」のネタが出てきたのには笑いました。




 ゲームに関しては、先日4,000円に値下げされていたところを購入したまま、積みっぱなしになっていた「レッドシーズプロファイル」をようやくプレイ開始。

                             *

 「レッドシーズプロファイル」は、ゲームが売れなさ過ぎて社長が『まだ死にたくない』と漏らした事で有名になった、MMV社製のサスペンス風味のアクションADVゲーム。

 アメリカの田舎町で発生した『レッドシーズ(赤い種子)』に関わる連続殺人の謎を、FBIの捜査官となって解き明かすというような感じのお話です。

 発売前から各方面から物凄く酷評されてて、北米では発売前から『2,000円以下で投売りされた』という曰くつきの作品で、ぶっちゃけると私も先日プレイした「アランウェイク」とジャンルが近いので『ネタ程度』に本作をプレイしはじめたのですが…


 『いや、意外と面白いじゃん、コレ!!』

 って感じで、ちょっとビックリしています。

 デヴィット・リンチ(「ツインピークス」、「ブルーベルベット」等)やら「羊達の沈黙」というサスペンス映画を意識した雰囲気作りや、猟奇殺人をモチーフにしてるのに『どこかトボけた感じ』で良い味を出してるキャラクター達。
 色んな映画のオマージュ(というかパロディ)になっている芝居がかったストーリーも、先が読めなくてなかなか面白いです。

 …が、最大の問題は『ストーリーとキャラクター以外の部分が壊滅的に酷い』事かなぁ?

 グラフィックは完全に前世代のPS2レベルで、とても「アランウェイク」と同じハードで作られてるとは思えない有様ですし、無意味に広くて迷いやすいマップ、全体的にテンポの悪いゲームデザイン、操作性が悪いうえに緊張感が無くてダルいだけの戦闘等、とにかく酷い部分が多すぎる…

 更に加えて、無意味であまり面白く無いミニゲームとか収集要素とか、『どうしてこうなった?』としか言いようがありません。
 (せめて、町の全体マップをもう少し見やすくするか、ナビゲーション機能を使いやすくするか、ファストトラベル機能を付けるだけでも劇的に遊びやすくなったと思うのに…何故にそこで手を抜くのか?)

 いや、製作者が『やりたかった事』は物凄く良く分かるんですよ…

 オープンワールドっぽい世界で、『色んなサスペンス映画やホラー映画のパロディ』を絡めながら、『D・リンチの映画のような世界観』を再現しつつ、且つ『アクション要素を取り入れたゲーム』を作りたかったんだろう…ってのはね。

 ただ、圧倒的に『ゲームデザインの能力』と『技術力』と『予算』が足りなかったのが『致命的な問題』だったという事でしょう。

 でもまあ、このゲームを頭ごなしに『クソゲー』と言ってる人って、恐らくプレイ動画やPVだけを見て批判している人が殆どだと思うのですが…

 実際にプレイしてみると、なんというかSIMPLE2000シリーズとかの『味のある駄作』に当たったような印象で、『確かに酷い出来だけどキラリと光るセンスは感じられるゲーム』だと思うんですよね。
 なんというか『愛すべきクソゲーって印象。

 いっそ、どこか『マトモなゲームを作れるメーカー』がリメイクすれば、かなり面白いゲームになりそうな気がするんですが…
 (って、それじゃMMV全否定ですか?(笑))


 ちなみに現時点でプレイ時間は20時間程度で、2章をクリアしたところ。
 全6章みたいですが、お話の流れ的には『折り返し地点』ぐらいの印象かな?

 ストーリーパートは面白いんですが、戦闘パートが『セーブ出来るポイント』が少なくてちょっとダルいのはどうにかして欲しい…

 といった感じで、、ああ『不満点は死ぬほどあるゲーム』なんですが、それなりに楽しみながらプレイしておりますよ。
 『パッチとかで不満点が解消されればなぁ…』とは思うのですが、全く売れてないタイトルなので、流石にパッチも出ないだろうなぁ。

 あとこのゲームの製作者は、どういう層を狙ってこのゲームに矢鱈と大量の『マニアックな映画ネタ』を仕込んだんだろう…
 (「デッドリースポーン」とか「レディーホーク」の話とか唐突にされても、普通は誰も知らんだろ?…いやまあ、少なくとも自分は理解してるんだけどさ。)

 とまれ、とりあえず色々と見るべきところのあるクソゲーマニアなら買っておいても損はないタイトル』だと思うので、定価買いは厳しいですが『投げ売り』されてれば確保しておく事をオススメしますよ。




 といったところで5000文字の文字数制限に引っかかったので、今週の日記はコレにて…