NIGHT_SHIFT (B級映画&ゲーム雑感 上井某BLOG)

上井某(家主)が観た「B級映画」(主にホラーとサスペンス)の感想と、たまにゲームとかアニメとかについてつらつらと語るブログです。

Xbox360の新コントローラー「キネクト(kinect)」を買ってみました

 身体全部がコントローラーになると話題の、Xbox360キネクトKinect)」を購入しました。

 『発売直後に買う程でも無いかなぁ…』と思いつつも、結局は新しモノ好きの好奇心に負けてしまいましたよ。


 最初は、せっかくだからアキバのヨドバシのイベント会場まで行こうかとも思ってたのですが、直前に『意外と混みそう』という噂を聞いて、近所の川崎のヨドバシに買いに行く事に…
 (実際にアキバは150人位行列が出来てたらしいです。)

 急がなくても確保は出来るとは思いつつも、お目当てのソフトが購入できないと悔しいので開店の10分後ぐらいに店に行ったのですが、特にレジの混雑も無くて(某仮面ライダーの方は結構な行列ができてましたが…)『まあXbox360の周辺機器だし、そんなもんだろう』と思いきや、自分が購入してるわずかの間に、自分以外にも3人ぐらい購入してる人が居てちょっとビックリしましたよ。
 (ちなみに購入者は、家族連れ&ゲーマーっぽいお兄ちゃんでした。)

 朝の9:30からこんなものを買いに来る物好きが3人も居るとか、川崎も侮りがたいですな…


 そんな訳で、とりあえず記念撮影。

イメージ 1

 キネクト本体のデカさの割には、箱は小さめな印象。
 でも、センサー類がビッシリと詰まってておまけにACアダプターも付いてるので、1kgオーバーと結構重め。

 購入したソフトはダンスエボリューション
 本体の付属にKinectアドベンチャーも付いてくるので、まあ2本もあれば暫く遊べるし、性能を見るのにも十分でしょう。


 という訳で、さっそく設置してみました。

イメージ 2

 ホントは2,000円ぐらいの『液晶TVの上に設置するための台』も買ったんだけど、そちらがまだ届かないのでとりあえずシリコン製の『耐震ゲル』でTVの上に貼り付け。

 エレコムの『耐震ゲル』を使ったんだけど、コレが意外と粘着力が強くて安定してるので実は設置台は要らないかも?


 で、肝心のキネクトの方ですが…

 キネクトを設置してセットアップの際に最初にキネクトIDへの『ユーザ登録』ってのをやらされるんだけど、部屋が狭い人はここが最初の鬼門かも?

 とにかく部屋のあちこちに『行ったり来たりさせられる』ので、部屋が散らかっているとこの認証に手間取ります。
 おそらく、一人プレイ時の『最大移動領域』を歩き回って認証する事になるので、最初はセットアップの前に部屋を片付けておく事をオススメします。
 (つか、自分は掃除するまえにセットアップしようとして、かなり手間取りました…)

 ゲームの中ではそこまでプレイ領域をフル活用する事は少ないので、この登録さえこなせれば割と『なんとかなってしまうレベル』じゃないかと…


 セットアップの際に、キネクトユーザを『どういうふうに認識しているか』とかのイメージが見れるのですが、この画面を見ると任物の輪郭だけじゃなくて奥行きとかもシッカリとリアルタイム判定してるのが、素直に『凄いなぁ』と感じさせます。

 あとセットアップしてて『なんか自分のアバターが見慣れないポーズをしてるなあ』と思ったら、自分のポーズがそのまま反映されてるって事に気付いた時は割と衝撃でしたよ。

 MSは、こういうアバターにポーズを取らせるだけ』みたいな技術デモ的なものを店頭デモとかで見せるようにしたら、万人にキネクトの凄さが伝わりやすくて良い感じかも?

 あとキネクト専用メニューを起動すると、ユーザの顔を認識して『勝手にログインしてくれる』って機能は、家庭用ゲーム機らしからぬ凄い技術で、ちょっとビックリしました。
 まあ、『ゲーム機にこんな機能が必要か?』と言われると難しいところですが…

                             *

 で、実際に遊んで見たゲームの方ですが…


 キネクトの機能を使ったいわゆるミニゲーム集的なもの。
 本体のオマケなので『ぞんざいな作りのゲーム』かと思いきや、意外とシッカリと遊べる内容になってる印象です。

 ミニゲームの内容は、『急流下り』とかのアスレチック的ものや、壁に向かってボールを打ち返す『スカッシュ』みたいな感じのものとか、とにかく『全身を使って遊んでくださいね』って感じのタイトルばかりですね。

 とにかく『単純で分かり易い』ゲームばかりなので、小学生ぐらいの子供に遊ばせたら物凄く喜びそうな印象。

 ただ大人がやると簡単すぎるかと言うとそうでもなく、『どうせ、子供向けのヌルいゲームだろ?』と思って嘗めてプレイしてたら、部屋の中を前に行ったり後ろに行ったりジャンプしたりしゃがんだりと『予想以上に激しく体を動かす事』を要求されて、10分ぐらいで息が上がってしまう始末。

 コレは、運動不足の大人には別の意味で難易度の高いゲームと言えるかも…

 今までのモーションセンサーゲームと違ってホントに『全身が認識されちゃう』ので、『手を抜いたプレイ』が全く出来ないのは新鮮ですね。
 正直なめてかかってましたが、ここまでハードな運動を要求されるとは思ってませんでした。

 健康グッズというよりも『ゲームをやるためにはイヤでも全身を動かす事になる』って感じなので、コレは確かに毎日遊んでたらかなりの運動量になりそうです…



 いわゆる、全身をつかってやる「Dance Dance Revolution」ですね。

 基本は、ダンスの振り付けに合わせて『画面に指示されるとおりのポーズを取る』というゲームなんですが、高い難易度でプレイするとポーズの指示の回数が物凄く増えるので、実際にダンスしてるぐらいのイキオイで体を動かさないとどうにもなりません。

 ポーズを取る際に『オーバーなアクション』でポーズを取った方が高い評価が得やすいので、これまた自然と激しい運動になりがちなゲームですね。
 正直、1時間ぐらいプレイするとかなり息があがってきて、休憩を入れないと続行不能になるレベル。

 ただ、単純に『クリアするだけ』なら一番難しいモードでも難易度が低めなので、もう1段階ぐらい高い難易度があっても良かったと思いますね。(ダンスをほぼ完全にトレースしないと、ゲームオーバーになってしまうようなモードとか)

 あと、ちょっと曲数が少なくて物足りなさを感じるのは残念な部分かなぁ…追加DLCとかで新曲を配信してくれんだろうか?

 とまれ、DDRが大好きだった人で特に『魅せプレイ』にこだわりがある人なら、かなり楽しめるゲームだと思います。

 つか、このまま1プレイ100円でゲーセンとかアミューズメント施設に置いても、十分に通用するレベルのゲームだと思うので、MSKKとKONAMIが提携してアーケード版でも出せば良いのにと真剣に思うレベルですよ。

 『家で練習してゲーセンでお披露目プレイ』ってスタイルが、これほどふさわしいゲームは他に無いと思うんだけどなあ。

 キャラクターをアニメキャラとかに差し替えた『子供向けのタイトル』が登場しても面白そうですし、そういうフォロワーにも期待できる作品だと思います。

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 そんな感じで、キネクト対応ソフトを2本ほど遊んで見た感想ですが、全体的に『ローンチとしては十分すぎるタイトルが揃ってるなぁ』って感じですね。

 まだ、技術デモ的な部分や試行錯誤してる部分は見受けられますが、これだけ遊べるものが準備できたのは十分に評価できるレベルだと言えるでしょう。

 プレイしてて気になったのは、ゲームによって『若干の遅延が気になる事』ですかね?

 「キネクトアドベンチャー」のスカッシュみたいなゲームの際に、キャラの動きが『ほんの少しだけ(0.1秒程度?)遅れる』ので、ギリギリで打ち返そうと思ったら間に合わない事がしばしばありました。
 (まあ、慣れてきて『早目に身体を動かす』ようにすればなんとかなるレベルではあるんですが…)

 この辺が『ソフト側で遅延を無くす事』が可能なものなのか、あるいはゲームデザインとして『そこまで機敏な反応を要求するものは避ける方向で行く必要がある』のか、今後のソフトに影響する部分なので気になるところですね。

 Kinectの設定画面で手の動きを認識させた際に、激しく手を動かすと『ほんの少し送れてカーソルが付いてくる』感じなので、やはり『全く遅延なし』というのは難しいのかも?)


 まあ気になる部分は差っ引いても、単純にWiiやMoveの二番煎じではなくて違ったベクトルに『色んな可能性を感じさせるハード』なのは間違いないですので、今後のラインナップ展開や活用のされ方に注目していきたいところですよ。