2010年も終わりという事で、そろそろ今年も『2010年の個人的ベストゲーム』を決めてみようかな?…って事で記事を書いてみましたよ。
ではカウントダウン形式にする程のネタでもないので、1位から順番に発表します。
■1位:「アラン・ウェイク」(Xbox360)
日本では(というか世界的にも)パッとしない売り上げのタイトルでしたが、ぶっちゃけ『今年のアクションADVのなかでは間違いなく一番面白かった作品』です。
グイグイと引き込まれるストーリーの構成も上手いですし、主人公を含むキャラクターも非常に個性的で面白い。
アクションシーンの『光』と『銃』とを上手く使って戦うってアイデアも良く練られてますし、ゲームバランスも良好で何故にこんなに評価されてないのか理解に苦しむレベル。
アクションシーンの『光』と『銃』とを上手く使って戦うってアイデアも良く練られてますし、ゲームバランスも良好で何故にこんなに評価されてないのか理解に苦しむレベル。
ただ、ハデさが無い作品なので『日本人好みのゲーム』とは言い難いところとか、『リプレイ性の低いところ』が難点と言えば難点か?
続編にも物凄く期待してるんですが、開発があまり早くないメーカーなので、キチンと続編が発売されるかは不安なところですよ。
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■2位:「ゴッド・オブ・ウォー III」(PS3)
Z指定にしても残虐表現が激しすぎたりと色々とツッコミどころはある作品ですが、現在の次世代機で出てるゲームの中では間違いなくトップレベルの完成度のアクションゲームですね。
やはり、アクションゲームとしての『敵を攻撃した時の手応え』とか『敵を倒した時の爽快感』が非常に素晴らしく、幾つも出ているフォロワー的な作品とは一線を画したものを感じさせます。
そこそこの歯応えを感じさせつつも『投げ出してしまわずに最後まで遊びたくなる難易度』や、ステージごとに変化があり『退屈させないレベルデザイン』も素晴らしいです。
ただ、1~2作目やら既存のシリーズと『やってる事が変わらない』ので、ちょっと飽き易いのは難点かなぁ?
(つか1~3のセットが発売されてたけど、アレだと絶対に途中で飽きると思う…)
(つか1~3のセットが発売されてたけど、アレだと絶対に途中で飽きると思う…)
アクションゲーム好きな人で本作をプレイしてない人は、日本のアクションゲーム以外に『海外でもこんな丁寧なタイトルが作れるんだ』ってのを知る意味でもプレイしておいて欲しいタイトルですよ。
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前作の「Halo:ODST」が微妙だったので『Haloシリーズも終了かな?』と思いきや、その次のタイトルでここまで完成度を上げてくるとは思わなかったので、ちょっと驚きました。
海外のメーカーは『反省点を次回作に活かす』という事を普通にやってくるのが、日本のメーカーとの違いだなぁと思う…(日本のメーカーには、そんな簡単な事が出来ない所が多すぎる。)
単純な焼き直しじゃなく、対戦に新要素を入れることでゲームバランスを大きく見直している事や、それだけ大きな修正を加えながらも『対戦のバランスが物凄く上手に取られている』辺り、やっぱBungieは凄いチームなんだなぁと…
ただゲームシステムは良いのに、マッチングのシステムやバランスやらがおかしくなってしまったせいか、対戦が今までのシリーズに比べると今ひとつ流行ってないのは惜しいですねぇ…
対戦の面白さでは、シリーズ随一だと思うんだけどなぁ。
対戦の面白さでは、シリーズ随一だと思うんだけどなぁ。
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正直、オンライン対戦がメインで『前作とやってる事は一緒』なので、ランキングに入れるかどうかで迷ったのですが、何だかんだ言ってやっぱり対戦は面白いですし、プレイ時間も他のタイトルよりも長い時間遊んでいるので4位はコレという事で…
ただ、あんまりこのゲームに関しては語る事は無いんだよなぁ…
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7年も前のゲームの移植ですし、思いっきりマニア向けのタイトルなのでランキングに入れるようなゲームかと言われると微妙なんですが…
本作は『発売された事がシューターにとって大勝利』な感じのタイトルなので、5位に入れさせて貰いましたよ。
いや正直、絶対にこのタイトルは出ないと思ってましたからねぇ…
いや正直、絶対にこのタイトルは出ないと思ってましたからねぇ…
CAVEの努力もありますが、この辺のタイトルの発売の経緯があったからこそ、今のXbox360のシューティングタイトルの大量発売の流れになったと思っておりますので、今後も2D STGに関しては頑張っていっていただきたいものです。
ちなみにゲームそのものも、普通に『そこそこの移植度&完成度』は達成されているので、2Dシューターならば買っておいて損は無いレベルですけどね。
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ゲームソフトじゃなくて周辺機器ですが、コレは素直に『未来がやってきた!!』って感じで、ホントに驚かされました。
自分らが子供の頃に夢見ていた『自分の動きがそのまま画面に反映されるゲーム』が遂に実現したってインパクトは、やはり凄いですよ。
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こちらは周辺機器どころか『ゲームですらないだろ』ってツッコミもありますが、ゲーム機を『ゲーム機という枠を飛び越えて本格的に使えるオプション』として販売したってのは凄い事です。
今までは同様のオプションがあっても『オマケ程度の機能』で使い勝手が悪かったのに、家電にひけをとらない機能を追加できるってのは革新的でした。
(実際、『PS3の売り上げの推進力』になった周辺機器なんじゃないかと思いますし…)
(実際、『PS3の売り上げの推進力』になった周辺機器なんじゃないかと思いますし…)
可能ならBS/CS対応の『3波チューナー』を付けて欲しかったなぁ…って不満はありますが、ゲームをやってない時でもPS3を活用できるようになったのは、個人的には大きいポイントですね。
という訳で『2010年の個人的ベストゲーム』を振り返ってみて、総評を述べさせていただきますと…
正直言って、今ひとつ『目新しさや華やかさに欠けるラインナップだなぁ…』ってのが正直なところですね。
選んだゲームのタイトルも『無難な完成度』の続編が多いですし、個人的には「アラン・ウェイク」が突出して印象に残ってたぐらいで、他は強く心に残るタイトルが無かったなぁ…って感じ。
という訳で、据え置きゲーム機メインのゲーマーにとりましては、今年はなんとも革新性に欠けて物足りなさの残る1年でした。
ただ来年以降も、この不景気のおりに『革新的なタイトル』に取り組むメーカーもあまり無さそうですし、期待できるかは難しいところなのかなぁ?
大作と呼ばれるタイトルも概ね出揃ってしまい、今世代気のラインナップも一巡した感じですし、ますます全世界的に『無難な続編』が増えそうな予感も…