高校生のジェイクは、保安官として警備に追われる母のジュリーに変わって妹たちの子守を任される事になっていた。
しかし、ひょんな事からポルノ映画監督であるデリックに目を付けられた彼は、ガールフレンドのケリーと共にロケハンの手伝いをやらされる事になってしまう。
その頃、母のジュリーは、行方不明者の捜索中に地震の影響で湖底に巨大なヒビ割れが発生しているのを発見。
湖底にあった地底湖から、巨大なピラニアの群れが現れて街の人たちを襲撃し始めている事を知りフェスティバルを中止させようとするが…
湖底にあった地底湖から、巨大なピラニアの群れが現れて街の人たちを襲撃し始めている事を知りフェスティバルを中止させようとするが…
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だいたいオリジナルは『軍が生物兵器として遺伝子操作したピラニアが逃げ出す』という設定だったのに対して、本作は『ピラニアの祖先にあたる古代魚の生き残り』という設定で、そもそもの基本設定からして全く別物です。
つか、本編の中身もオリジナルとの共通点を探すのが難しいぐらいのイキオイなので、リメイクとして期待している人は要注意。
(ラストの方で、ちょっとだけオリジナルのオマージュっぽいシーンはあるけど…)
ぶっちゃけ、『完全な新作』と思って鑑賞した方が良いでしょう。
(ラストの方で、ちょっとだけオリジナルのオマージュっぽいシーンはあるけど…)
ぶっちゃけ、『完全な新作』と思って鑑賞した方が良いでしょう。
まあ、オリジナルと似ても似つかない内容だからといって本作に不満がある訳ではなく、むしろB級ホラーとしてはかなり楽しめた内容でした。
内容としては、とにかくお馬鹿でお色気たっぷりで下品で、かなり血みどろで結構エグイという、『コレでもか!!』ってぐらいにB級然としたB級モンスターホラー映画って感じ。
そもそも3D演出の殆どが『お色気シーン』を描くのに非常に効果的に使われており、『お姉ちゃんの水着や裸が大画面で飛び出しまくる』というバカっぷり。
むしろ、ホントはホラー演出に3Dを活用するよりも、劇場の大画面で『3Dの飛び出すおっぱい』を撮りたかっただけちゃうんかと。(笑)
ホラー要素に関しても、冒頭の5分から『殆ど前振りも無しに怪物が登場して最初の犠牲者が出る』というテンポの良さ。
ただ、前半はちょっとお色気シーンが多めなのに対してピラニアの出番が少なくて不満かなぁ…と思ってたら、終盤のパニックシーンはかなりド派手な展開に加えて、むしろエグすぎてちょっと引いちゃうぐらいのグロシーンの連発で、モンスターホラー好きとしても満足できる内容でした。
でも、ラストはちょっと強引で無理があったので、この辺はオリジナル版のように『もうちょっと説得力のある展開』を意識しても良かったかも?
とまれ、色んな部分で『徹底したお馬鹿B級ノリ』と『観客を楽しませようという姿勢』が感じられて、なかなか楽しめる作品でしたよ。
B級モンスター映画が好きであればかなり楽しめる作品だと思いますが、基本的に良い意味でも悪い意味でも『非常に下らない映画』ですので、そういうノリが好きであれば観ておいて損は無い作品だと思います。
(特に『3Dで飛び出すおっぱい』を見たい人は、劇場の3D版で是非。)
(特に『3Dで飛び出すおっぱい』を見たい人は、劇場の3D版で是非。)