■にゃんこ先生のスカイリム旅日記(4):「第二次接近遭遇」
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クエストの目的である『金の爪』を入手したので村へと戻った俺だったが、盗賊どもの居た墓地の奥がどうなっているのかがどうしても気になったので、まだ『金の爪』は雑貨屋には渡さずに再び墓地に赴く事とする。
調べてみると墓地の奥には『金の爪』を使って開く扉があり、その中にはゾンビどもが大量にウロウロとしていた。
とりあえずゾンビを殲滅しつつ墓地に落ちていたお宝を回収して帰ることとしよう。
とりあえずゾンビを殲滅しつつ墓地に落ちていたお宝を回収して帰ることとしよう。
その後で改めて雑貨屋のオヤジに『金の爪』を返したところ『この金の爪があれば…ウヒヒ』みたいな事をつぶやいてたが、お宝は全部俺が持ち去ってしまった事はオヤジの夢を守るためにも秘密にしておいてやろう。
戦闘の肩慣らしも終わったのでエルフのオッサンとはいったん別れて、いい加減にこの村を後にして『この地域の領主』が居るらしい「ホワイトラン」という街へと向かう事とする。
つつがなく巨大な城砦都市へと到着した俺は、砦の見張りの衛兵にちょっかいを出して遊んでいたところ、衛兵が大激怒して街の散策をすっ飛ばして城の牢屋まで連行されてしまった。
俺が城へ付くと、領主から『ドラゴンの目撃報告をする為によく来てくれた!』みたいな事を言われて感謝されたが、実は衛兵にしょっぴかれて城まで連れて来られただけなので、なんだか微妙に気まずい気分に…
ともあれ気を取り直してドラゴンと遭遇した事情と経緯を説明したところ、領主のオッサンはどうやら俺の話を信じてくれたようだ。
『百年ぐらい目撃されていない伝説の怪物』という割にはやけにアッサリと信じてくれると思ったら、どうやらこの界隈でも最近になってドラゴンの目撃がウワサされていたらしい。
報告のついでに、領主のオッサンから『近くの見張り搭で何かが起こってるらしいので様子を見てきてくれ』と依頼された俺は、他に急ぎの用も無かったのでそれを快く引き受ける事とした。
しかし『簡単な任務』だと思い気軽な気持ちで現地へと赴いてみると、現場では何やら衛兵たちが大騒ぎしていた。
何でも搭が何者かの襲撃を受け、見張りが全滅させられたらしい…
何でも搭が何者かの襲撃を受け、見張りが全滅させられたらしい…
俺は嫌な予感を感じつつも衛兵たちの話を聞いていたところ、頭上から唐突に大地を揺るがすような巨大な叫び声が聞こえた。
どうやら悪い予感は、ものの見事に的中したようだ…
衛兵と俺たちの前に姿を現したのは、まさしく詰所を襲撃して壊滅させた件のドラゴンだった。
確かに『ドラゴンを狩ってみたい』とは思っていたが、まさかこんなにスグに奴と再び合間見える事となろうとは思わなかったぜ。
衛兵たちは大混乱だし、ロクに準備もしていなかった俺もマトモに対処する事も出来やしない。
というか、そもそも世の中に『ドラゴンと戦い慣れている人間』が存在しないのだから、マトモな対処法なんて知る訳も無いのだが…
というか、そもそも世の中に『ドラゴンと戦い慣れている人間』が存在しないのだから、マトモな対処法なんて知る訳も無いのだが…
しかし、衛兵達がドラゴンを引き付けている隙に弓矢でチクチクと援護する形で、苦戦しつつも『数の暴力』に物を言わせてなんとかドラゴンを撃破に成功。
俺自身は、殆どマトモにドラゴンにダメージを与えられて居なかった気がするが、まあ勝てば官軍といったところだろう。
俺自身は、殆どマトモにドラゴンにダメージを与えられて居なかった気がするが、まあ勝てば官軍といったところだろう。
かくしてなんとか人生初のドラゴンを撃破した俺だったが、その直後に自分の身体に何か『不思議な力』が流れ込んで来るのを感じた。
おぉっと、コレってまるで『ゲームの主人公』のような展開じゃないか!?
(続く)