NIGHT_SHIFT (B級映画&ゲーム雑感 上井某BLOG)

上井某(家主)が観た「B級映画」(主にホラーとサスペンス)の感想と、たまにゲームとかアニメとかについてつらつらと語るブログです。

■にゃんこ先生のスカイリム旅日記(5):「中二病的能力の目覚め」

■にゃんこ先生のスカイリム旅日記(5):「中二病的能力の目覚め」

 ドラゴンを撃破した時に俺の身体の中に流れ込んできた不思議な力は、何でも『シャウト』という能力らしい。

 砦の領主やらの話によると、俺は何でも倒したドラゴンの能力を吸収できるという特殊な能力を持った、伝説の『ドラゴンボーン』という人種なのだそうだ。

 いやはやまさか自分の身体に、そんな『中二病的な能力』が備わっているとは思いも寄らなかったぜ…


 唐突に『伝説の勇者』のような扱いを受けて困惑する俺だが、領主が言うには『ハイ・フロスガー』という所に『シャウト』の能力を研究している修道院があるので、自分の力を使いこなせるようになるために、まずはその場所へと向かうことを薦められた。

 ついでに腕の立つリディアという『従士』までボディガードに付けて貰える事となって、なんともウハウハな状態だ。


 しかし、件の『ハイ・フロスガー』という場所を地図で確認してみたところ、思いのほかに距離が遠い。

 街の周辺で巨人やマンモスにちょっかいを出してフルボッコにされた思い出のせいで、まだ自分の鈍り切った腕に自信の無かった俺は、その場所に行くのは時期尚早だと判断し、暫くはこのホワイトランの街の周辺をリハビリを兼ねて探索することで勘を取り戻そうと考えた。

 砦の執政官によると『この街の空家が5000Gで売り出されている』そうなので、世界を救う(?)のはまずはその空家を購入して『生活の基板』を固めてからでも遅くは無いだろう。


 と言ったものの、空家を買おうと思ったがいかんせん先立つものが無い。

 以前にも話したが、この世界の界隈では武器や鎧やらを売り払っても100G程度にしかならないうえに持ち運べる量も多く無いので、ダンジョンに出かけてお宝を収集しても金策には苦労させられそうだしな…

 だからといって他にロクな金策の手段がある訳でもないので、街の住人からお手ごろなダンジョンの話を聞くか、適当に任務を引き受けてお金を稼ぐのが一番の早道なのは間違いないだろう。


 そう考えて街の住人に話を聞いて回ると、街の聖堂を管理しているオバサンが、街の中央に生えている『ご神木』らしきものが枯れかけているので助けて欲しいと言っているのを聞かされた。

 しかも、どうやらこの『ご神木』を復活させるには、何やら『伝説の武器』っぽいものを手に入れて『聖域』に行かなければならないらしい。

 『伝説の武器』に『聖域』とは、なんという甘美な響きだろうか…

 金策も大事だが現在の装備にも困窮している俺としては、こんな旨そうな話を逃す手は無いだろうと考え、2つ返事でこの任務を引き受ける事としたのだった。

 (続く)