NIGHT_SHIFT (B級映画&ゲーム雑感 上井某BLOG)

上井某(家主)が観た「B級映画」(主にホラーとサスペンス)の感想と、たまにゲームとかアニメとかについてつらつらと語るブログです。

■にゃんこ先生のスカイリム旅日記(7):「連続キャベツ贈答犯」

'''■にゃんこ先生のスカイリム旅日記(7):「連続キャベツ贈答犯」'''

 聖域で世界樹の苗木を貰ったあと、ホモっぽいオッサンと分かれて聖域を後にした頃には、外はすっかり夜が明けて朝になっていた。

 昨日の夜は暗くて周りの状況が良く分からなかったので、ついでにこの付近で採れそうな練金素材を採集するために、近辺を少しだけブラついてみる事とする。

 周囲は火山地帯のような地形で、いかにも『何か出そうな場所』だなと思いつつウロついていたら、頭上から昨日の夜に聞いた謎の唸り声を再び耳にした。

 驚いて上空を見上げると、そこには巨大な鳥のような姿が…
 というか、鳥じゃなくてアレはドラゴンじゃないか!?


 とりあえず、大慌てて小高い丘の上に走り『弓矢の狙撃ポイント』として使えそうな有利な場所に逃げ込む俺。

 前回は仲間が沢山居たのでなんとかなったが、今回は従士のリディアと2人きりだ、果たして奴に勝てるだろうか…

 というか、ドラゴンで『ここ100年ぐらいは姿を見せてなかった幻のモンスター』じゃなかったのかよ!?
 つい2日ぐらい前にもドラゴンに出会ったばっかりだぞ!!
 誤情報イクナイ!!


 ともあれ小高い丘の上で手ごろな岩を遮蔽物にして、カバーポジションを取る。

 リディアはドラゴンと正面からガチンコで殴り合っているが、弓矢が主力武器の狩人である俺としては、流石にあのマネは具合が悪い。

 そこで俺は使い魔である『狼』を召還し『ドラゴンが狼に気を取られているうちに弓矢で狙撃する』という非常にクレバーな戦法を思いついた。

 ブレス攻撃は遮蔽物で遮れるので、この戦法なら時間はかかるがなんとか奴を撃破できそうだ。


 作戦が功を奏して、毒矢やらを回復薬やらを駆使して満身創痍になりながらもなんとか無事にドラゴンを倒した俺は、ほうほうのていでホワイトランの街まで帰還した。

 聖堂のオバハンは樹液が無い事になにやら文句を言ってたが、とりあえず説得に応じてくれて任務達成である。
 というか、帰り道でドラゴンに絡まれた俺の苦労なんぞ知る由も無いのだろうが…


 今回のドラゴンとの戦闘でいくつか分かった事があった。

 まず『ドラゴンは意外とあちこちに居る』という事。
 さきほど倒したドラゴンが最後の一匹とは思えない、きっと第2、第3のゴジラが…じゃなくて多くのドラゴンがこの世界のあちこちを跋扈(ばっこ)しているのだろう。

 そして、ドラゴンを退治した時に手に入る『ドラゴンの骨』と『ドラゴンの鱗』。
 コイツがとにかく重い!!

 しかし、ぶっちゃけ邪魔だし骨と鱗が何の役に立つのかは分からないが、何となくコイツは残しておいた方が良い気がする…

 だが、とてもじゃないけど持ちいて旅が出来るレベルのシロモノじゃないので、早急に荷物を置くことが出来る『自宅』を確保しなければならない。
 そして、そのためには5000Gの資金が必要なので、何らかの効率の良い金策を行う必要があるだろう。


 またドラゴンを倒した際に『骨』と『鱗』を自宅に持ち帰る為に、もう少し荷物の運搬量を増やす努力をする必要がありそうだ。

 荷物の運搬量を増やすには俺自身の『スタミナ』を上げるのが一番だが、流石にソレにも限度がある。

 色々と調べてみたところ、何でも『スリ』のスキルを上げていくと、所持する重量を100増やせる(現時点で運搬力が300強)という技能があるらしいので、それを習得すると後々楽が出来るのではないかと考え、少しだけスリの練習をして見る事とした。

 さてスリの練習をするにしても、一般人のポケットから何かをくすねるのも悪い気がするし怒って乱闘になった際に殺してしまっても後味が悪いので、とりあえず衛兵どもにターゲットになってもらおう。

 どうやら『スリ』のスキルは『相手の懐に持ち物を忍び込ませる』事によっても鍛えられるようなので、『相手にこっそり荷物を渡す~その荷物をこっそり抜き取る』という手順が効率が良さそうだ。

 そんな訳でとりあえず、手元に余っていた『キャベツ』を衛兵の懐に次々と送り込む俺。
 しかし、ポケットにいつの間にかキャベツが一玉も入ってたら流石に気付くだろうと思うのだが、そこは俺の華麗なテクニックの見せ所であろう。

 かくして、ホワイトランを震撼させる『連続キャベツ贈答犯』が誕生したのであった。

 しかし、何度も衛兵に気付かれて罰金を払わされつつ『スリ』のスキルを上達させた俺だったが、重量の上限を増やす為に必要なスキルのレベルは50と恐ろしく高い。

 流石にキャベツの出し入れしているだけでは埒があかないと気付いたので、25レベルまで上達したところでとりあえず『スリ』の練習は中断。

 いい加減にキャベツの譲渡以外の冒険もしたいので、そろそろ最初に話を聞いた『反乱軍』の連中のところにでも顔を出してみようかと検討を始める事としたのだった…

 (続く)