■にゃんこ先生のスカイリム旅日記(10):「酒は飲んでも飲まれるな」
お陰で、大量に在庫を抱えた俺の『魔法の薬』の買い取り手は存在せず、結局荷物を減らす事は出来なかった。
というか『魔法の薬』は地味に重いから、大量に在庫を抱えるとキツいのだ。
というか『魔法の薬』は地味に重いから、大量に在庫を抱えるとキツいのだ。
魔法大学で薬を処分できないと知った俺は、仕方が無いから近所の街へ行き情報収集をしてみる事とした。
もしかしたら、薬を買い取ってくれる相手が見つかるかもしれない。
もしかしたら、薬を買い取ってくれる相手が見つかるかもしれない。
街に立ち寄った際に情報収集に酒場に立ち寄ると、何やら俺に『飲み比べ』を挑んでくる奴がいる。
こう見えても若い頃は『猫舌のにゃんこ先生』という二つ名の酒豪で慣らした俺に勝負を挑むとは愚かな奴も居たものだ。
こう見えても若い頃は『猫舌のにゃんこ先生』という二つ名の酒豪で慣らした俺に勝負を挑むとは愚かな奴も居たものだ。
当然のように俺は男に圧勝したのだが、調子によって飲みすぎたのが良くなかった。
途中から前後不覚になって、目を覚ました俺は見知らぬ街に辿り着いている事に気付いた。
途中から前後不覚になって、目を覚ました俺は見知らぬ街に辿り着いている事に気付いた。
確認してみると、スカイリムの東端辺りの魔法大学から西端辺りの辺境の町まで長旅をしてきたらしい…
若い頃の知人に『酔っ払って気が付いたら200km以上の旅をしていた』という奴が居たが、自分も大概のもんである。
若い頃の知人に『酔っ払って気が付いたら200km以上の旅をしていた』という奴が居たが、自分も大概のもんである。
どこぞの聖堂で目を覚ました俺はシスターから説教を食らいながらも、サッパリ記憶の無い昨日の状況を追ってみると、聖堂に乱入して大騒ぎしたり、何故かヤギを盗んで巨人に売りつけたり、誰ぞの結婚式に乱入して指輪を持ち去ったりと、魔術師から杖を持ち去ったりと相当意味不明の行動を繰り広げていたらしい…
仕方ないので聖堂の掃除をしたり、巨人との乱闘の末にヤギを取り返したり、指輪を探して回収したりと見に覚えの無い後始末に奔走してたら、最終的に何故か異次元空間に辿り着いて魔族である『デイドラ』の王子みたいな奴のところに案内された。
どうやら、この一連の騒動はコイツによって仕組まれたものらしい。
何を言ってるか分からないと思うが、俺にも何が起こったのか最後までサッパリ分からなかった。
というか、マジでお前ダレだよ!?
というか、マジでお前ダレだよ!?
最終的に、今回の茶番に付き合ったご褒美(?)に王子からは『デイドラの戦士を召還する杖』を貰えたし、まあ良いか…
基本的にデイドラどもは予想の斜め上の行動を取る連中だし、とりあえず『狐狸や妖怪に化かされたようなもの』だと考える事にして、あまり気にしない事とする。
かくして良く分からない後始末に奔走させられた俺だったが、地方を奔走してる間に旅先で練成した薬は殆ど売っ払えたおかげで、資金にも荷物にも程よく余裕が出来た。
デイドラ王子から『そこそこ強力な武器』もいただけた事だし、いい加減にメインクエストも放置しっぱなしなのもアレだし、そろそろ『シャウト』の能力をものにする為に、ハイ・フロスガーの寺院という場所にでも向かってみる事としよう。
(続く)