NIGHT_SHIFT (B級映画&ゲーム雑感 上井某BLOG)

上井某(家主)が観た「B級映画」(主にホラーとサスペンス)の感想と、たまにゲームとかアニメとかについてつらつらと語るブログです。

2011年個人的ベストゲーム(ベスト5)

 さて年末ですが、今年はまだこのネタを書いてなかったので、ゲーム系の締めの記事として今年遊んだゲームの総括なんか…


 いよいよ2011年も終わりという事で、そろそろ恒例の『今年の個人的ベストゲーム』に関してでも語ってみようかと思います。

 相変わらず、自分は『据置機至上主義』な人間なので、一般の評価とはズレたランキングになってるかも?

 ともあれカウントダウン形式にする程の事でもないので、イキナリ1位から発表していきましょう。
 (ちなみにマルチタイトルは基本的にXbox360版をプレイしての感想となっておりますので、ご了承ください。)

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■1位:「The Elder Scroll V :スカイリム」(Xbox360/PS3

 いやはや、マジにヤバいくらい面白いです。

 世界観の作り込みも凄いですし、グラフィックの進化っぷりも凄いの一言。

 『荒野を旅して新たな場所を発見する感覚』や、『自分の足で世界を旅していく感覚』、また『自分自身の判断で物語を進めて行く感覚』はホントに『自分で冒険してる』って感じで物凄く楽しいです。

 ぶっちゃけ、まだあんまりガッツリと遊べていないので2位にしようかとも思ったのですが、プレイ時間の短さを考慮しても久々に『寝る時間を惜しんでも遊び続けたくなるタイトル』だったので、プレイ途中ではありますがこちらを1位としました。

 システムが説明不足で投げっぱなしな部分が多いので最初はちょっと敷居が高いですが、RPG好きならば文句なしにオススメの作品ですよ。

''(※ ただPS3版は現時点でゲームの進行が困難になる程の致命的なバグがあるそうなので、残念ながらオススメできない状況です。
 つかXbox360版もかいバグが色々とあるので日本語版もパッチをキチンと配信して下さいね…>ゼニマックス&Bethesda殿)''

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■2位:「Gears of War 3」(Xbox360

 完結編という事でストーリーとかには賛否両論あると思いますが、とにかく『対戦・協力プレイともに劇的に遊びやすくなった良作』でした。
 (2の対戦は上手い人に一方的に蹂躙されるゲームだったので、3で多少ヘタレでも戦えるように調整されたのは嬉しかった。)

 ホントに対戦も協力キャンペーンもHordeも面白くて、『対戦専門』でも『協力専門』でも、十分に元が取れるぐらいにガッツリと遊べる作り込み具合は凄いです。

 伏線に若干回収しきれてない部分があったり、対戦があいかわらずショットガンゲーだったり、Hordeが長すぎて完走が困難だったりと不満も無くはないのですが、それを差し引いてもホントに良くできています。
 他のメーカーの続編タイトルにも、こういうレベルでの『正当進化』をして欲しいものですよ。

 この手の続編物としては、文句なしに誉めれる出来の作品でした。

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■3位:「マスエフェクト2」(Xbox360/PS3

 DLCの配信絡みで色々とあったり(というか、まだ対応されてないけど)しますが、それを差し引いても十二分に面白かったです。

 前作に比べてTPSとしてアクション要素も強化されて戦闘もグッと楽しくなりましたし、ストーリーもいかにもヒロイックSFって感じの熱い展開で面白い!!
 前作から正統進化した『スペースオペラが好きならば絶対にプレイしとけ!』ってレベルの傑作かと。

 ただDLCのグダグダとか、次回作のローカライズに若干の不安が残る部分があるのは難点かなぁ…キチンとした移植の日本版が発売されれば良いんだけど。

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■4位:「Portal 2」(Xbox360/PS3

 これまた『前作の正統進化版』という感じなので、前作ほどの驚きは無いけどやはり面白かったです。
 終盤のレベルデザインがやや冗長に感じた部分があったり、『高難易度モード』が無くなったため前作をやり込んだ人間にはちょっと簡単すぎるきらいがあったり、若干の不満も無くは無いですが、それでも概ねには満足。
 特にオンラインでのcoopモードの楽しさは一見の価値アリでした。

 一応、続編物ですが前作を知らなくても十分に楽しめると思うので、アクションパズル系のゲームが好きなら是非ともプレイしておくべき一本ですよ。
 シリーズを未プレイでしたら『立体的な空間を使ったパズル』という概念は、目から鱗が落ちる感覚を味わえると思いますので。

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■5位:「CRYSYS 2」(Xbox360/PS3

 現行のコンシューマゲーム機のグラフィック最高峰と言われてる作品で、確かにグラフィックや演出の迫力は凄いです。

 しかし、むしろ地味にレベルデザインの良く出来たキャンペーンモードや、意外にキチンと遊べる対戦モードのバランスの良好さといった部分で、『想像以上に楽しめたダークホース的な存在』でした。

 FPSが好きならば、他の大作の繋ぎで遊んでおいても損は無い一本でしたよ。

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<番外>
 ベスト5に入れる程では無いけど、意欲的な内容や個性的な作風で個人的に面白いと感じた作品から2点を紹介。

■番外1:「インスタントブレイン」(Xbox360

 コンシューマーでは『2Dシューティング専門メーカー』と言っても良いCAVEが、初挑戦した推理ADVゲーム。

 シナリオもシステムも荒削りだけど『新たなジャンルに参入しようという』心意気や、今の時代に『懐かしの探偵ものADV』を復興させようとした試みは高く評価できます。

 お話もツッコミどころは多い内容ながらも、キャラクターが非常に魅力的だし個性的なシステムやストーリーもなかなか面白かったです。

 80~90年代に流行った『ちょっと懐かしいノリのADV』が好きならば、プレイしておく価値のあるゲームだと思いますよ。

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■番外2:「ライズ・オブ・ナイトメア」(Xbox360

 SEGA製の『Kinect専用のホラーADVゲーム』という新ジャンルに挑戦した意欲的タイトル。

 操作方法やらも実験的だしストーリーもケレン味が強すぎるしで、とてもじゃないけど万人向けのタイトルとは言えませんが、『身体全体を使ってプレイする没入感』やら『中二病テイスト満載のストーリー展開』やら、見るべき部分も非常に多くて『一般的には評価されないけど、好きな人は物凄く好きなタイプのゲーム』だと思います。

 撤退してアルゼに吸収される前の『古き良き時代のSEGAの魂』を感じさせる内容で、『こんな変なゲームを真剣に作って誰が喜ぶんだよ!!』とツッコミを入れたくなることウケアイなタイトルですので、当時のSEGAのファンだった人なら遊んでおいて損は無いタイトルではないかと…

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 といった感じで、今年は上記の5本+2本を選んでみました。

 『海外の大作系のタイトル』は相変わらず予算もハンパ無い感じで面白いし良く出来てはいるのですが…
 最近は大作系のタイトルが、国内/海外に関わらず『続編物ばかり』になってきているのはちょっと残念な傾向ですねぇ。
 (まあ、GoWとかマスエフェクトは『3部作』と決まってたタイトルなので完結させない事には仕方ないのかもしれませんが…)

 正直、同じ様なタイトルを毎年焼き直してる感じで、FPSとかは特に食傷気味な感じ…


 とまれ国内/海外に関わらず、もっと新コンテンツの開拓にどんどんチャレンジして欲しいものです。
 (そういう意味で番外2本は『意欲的なチャレンジ』をした作品を選んでみました。)

 あと、今年は国内ゲームメーカー勢は携帯ゲーム機に行ってしまった感じで、『据置ゲーム至上主義』の自分としては国産ゲームは物足りないものがあったので、来年以降はもうちょっと国内のメーカーにも存在感を出してほしいなぁ。

 さてさて、来年はどういったゲームが出てきますかねぇ。

 何か国内外ともに予算をかけまくった『大作病』が進行しているので、更に続編化に拍車がかかるんじゃないかという不安もありますが、そろそろ次の世代の新機種の話も出てきそうなご時勢ですし、もっと斬新で面白い新作が出てくる事に期待していきたいところですよ。