■にゃんこ先生のスカイリム旅日記(12):「オーク親善大使になろう」
竜狩り軍団である『ブレイズ』のお姉ちゃんに言われるままに「竜の埋葬地」へ向かう事になった俺は、お約束のように途中で道に迷ってオークの集落に到着した。
いや、実際には「竜の埋葬地」とオークの集落はそこまで近い訳でも無いんだが、未発見の『洞窟』や『遺跡』を見かけたらついつい寄り道したくなってしまうのが人の性というかニャンコの性なのである。
オークの集落で『仲間と認めて欲しければドゥーマーの遺跡に行って魔法の籠手を持ってこい』みたいな事を言われた俺は、『ドゥーマーの遺跡』なるものに興味があったので、ドラゴンの事は放置して先ずはそちらに向かってみる事とする。
やれやれ、時代設定を無視するのも甚だしい…
厄介な事にこの連中は、機械の身体だけあって俺のメインの武器である『凍結』の効果のある弓矢に耐性があり、『凍結させて足を遅くしつつ狙撃する』という戦法が通用思いがけずの大苦戦。
召還モンスターのゴリ押しでなんとか対処したが、今後もドゥーマーの遺跡を攻略する事を考えると、戦い方を改めて検討する必要があるようだ…
もっと強い召還モンスターを手に入れるか、あるいは武器の付呪を別の組み合わせのものを準備しておくか?
ともあれオークに頼まれた件の籠手を手に入れた俺は、深夜にオークの族長の元を訪れて籠手を渡すことに成功。
オークの族長は俺の事を認めてくれ、首尾よく親族として受け入れてくれる事となった。
オークの族長は俺の事を認めてくれ、首尾よく親族として受け入れてくれる事となった。
オークと親しくなった俺は、どうやら今後はオークの武器や薬を売って貰えたり、戦闘の鍛錬をして貰えたり出来るようになるようだ。
まあ営業時間外というのであれば仕方あるまい、せっかく仲良くなった相手との空気を悪くする必要もないので、ここは素直に朝まで待つ事としよう。
近くの鉱山の前のベッドを見つけた俺はとりあえずここで寝て過ごし、朝になったので意気揚々とオークの集落へと向かう事とする。
しかし、オークの集落に到着した俺が暢気に族長に話を聞いていたところ、唐突に集落の村人達が空を見上げてザワザワと色めきたった行動を取りはじめた…
『この流れはもしや!?』と思い空を見上げると、予想通りに空から巨大なドラゴンが出現。
オークの集落の小屋の上に急降下して、村人を無差別にブレスで襲撃しはじめる。
オークの集落の小屋の上に急降下して、村人を無差別にブレスで襲撃しはじめる。
おいおい、ドラゴン共よもう少し登場するタイミングの空気を読めよ…と言うか、夜討ち朝駆けが多すぎだろ!!
オークの村人の協力もあって今回もなんとかドラゴンを撃破した俺は、改めてオークの錬金術師の姿を探そうとする。
ともあれ今後は、オークの集落に行くとオークたちの協力が得られるようなので、まあ別の場所で集落を発見した時にでも、彼らの技術を活用させて貰うとしよう。
しかし、空気の読めないドラゴンどもの襲撃に怒りを感じた俺は、いよいよ「竜の埋葬地」なる場所に向かって、竜どものリーダーらしき存在と対面する事を決意したのだった。
(続く)