NIGHT_SHIFT (B級映画&ゲーム雑感 上井某BLOG)

上井某(家主)が観た「B級映画」(主にホラーとサスペンス)の感想と、たまにゲームとかアニメとかについてつらつらと語るブログです。

2012/03/12:「デジタルフォトフレームをゲーム機につないでみたの日(前編)」

2012/03/12:「デジタルフォトフレームをゲーム機につないでみたの日(前編)」

 新居に引っ越してから、ずっと買おうと思いつつ先送りにしていたものがありました。
 それが何かと申しますと『ゲーム用のサブディスプレイ』です。


 引っ越しの時に大画面TVを買ったのでゲームのプレイ環境は飛躍的に向上したのですが、実は『大画面TV』には弱点がありまして、それは自分が最も多く購入するジャンルである『2Dシューティングゲーム』が物凄くやり辛いという事なんですよ。

 『画面がデカくて詳細に見えれば問題ないだろう?』というふうに思われるかもしれませんが、実際に2Dシューティングをプレイされる方なら分かると思うのですが、まず画面がデカすぎてとっさに全体が見渡せない。

 コレばっかりは画面のデカさよりも『画面全体が把握できること』と『画面までの近さ』の方が重要で、操作する手元が画面から遠くなると『同じ程度のサイズ』で見えてても細かい操作が出来なくなり、プレイの難易度が急上昇してしまうんですよね。
 (上手い人なら遠くても問題ないのかもしれませんが、自分には無理)

 引っ越し前はシューティングをする時だけは、Xbox360をPCモニタに接続してプレイしていたのですが、引っ越しで『PCを置いてる部屋とゲーム機を置いてる部屋が別になってしまった』ので、流石にいちいちシューティングをするために本体(もしくはディスプレイ)を移動するのはメンド臭すぎます。


 そんな訳で『シューティング専用のディスプレイ』が欲しいと考えて
いたのですが…

 利便性や接続の簡易さを考えて、チルト(画面回転)機能が付いてるHDMI端子のモデルを買おうとするとコイツが意外と高い。
 そもそもシューティングをやるためだけに、PCモニタを1個余分に置くのもハッキリ言って邪魔です。

 そんなこんなで何となく買いそびれていたのですが、そんな矢先に最近はHDMI入力端子が付いてて動画再生出来るデジタルフォトフレームなるものがある事を小耳に挟みました。

 『でも、お高いんでしょう?』と思いつつ、とりあえずスペックを調べてみると、実売15,000円程度でたいして高いものでもない事が判明。

 まあ、この値段なら失敗してもそこまで痛く無いですし、万が一ゲーム用途で不満でもデジタルフォトフレームとしての機能が失われる訳でも無いので、『ダメなら最近結婚した親戚にでもプレゼントすれば良いや』と考えて購入してみましたよ。

 ちなみに購入したのはコチラ。


イメージ 1

 大きさ的にはA4程度のサイズで厚みは3cm程度、イメージ的にはipadを少し厚くしたぐらいの印象かな?

 フォトフレームなので無駄にフレーム部分の幅が広くて、パッと見には画面サイズの10.1インチはちょっと狭苦しく感じるかも?

 ただシューティングをプレイするために縦置きにして使用すると、このサイズでもなかなか良い感じ。
 ちょうど『20インチぐらいのディスプレイで東方シリーズをする程度の画面サイズ』だと考えれば間違いないので、シューティング用途としては十分な大きさです。


 接続形式はHDMI Type-A」(いわゆる標準タイプのHDMI端子)なので、特に変換ケーブルとかを利用しなくてもAV機器との接続が可能。

 Xbox360を接続した場合は、D4(720P)と判定されて何の設定もせずに画像が出ました。
 (ディスプレイ解像度は1,024×600ドットですが、最大で1,920×1,080までの入力に対応しているようです。)

 ちなみに縦横比が17:10という変態解像度ですが、アスペクト比ではそこまで不自然さは感じない印象ですね。
 (大概のシューティングは表示の縦横比を変えるオプションが付いてるので、シューティング用途では全く問題なし。)


 …で、実際にゲームや動画を再生してみた感想としては『思った以上に使える奴』というのが正直な評価ですね。

 液晶は流石に専用のものではないので多少の『遅延』があって、体感的には2~3フレーム程度遅れてるような印象。

 2Dシューティングをやる分には脳内補完で対応できるレベルですが、ガチの格闘ゲームとか音ゲー用途には厳しいかも?
 (とりあえず超久しぶりにプレイした「怒首領蜂大復活」がいきなりノービス2周クリアできたので、シューティングの用途としては問題ないと判断。)


 ただ遅延に関してはそこまで気にならないのですが、『残像』に関してはちょっと目につく感じかな…

 ゲームをプレイしてるときはそこまで気にならなかったですが、動画とかで『左右に大きくカメラが移動するような映像』を見ると、画面が流れるような感じで少し残像が目立ちます。
 このディスプレイでサッカーの試合とかを見てたら、ちょっと気持ち悪くなっちゃうかも?

 画質に関しては画面が少々明るすぎてちょっと白飛びしてる印象はありますが、精細感は問題ないレベルですね。
 (10.1インチでも、細かいメッセージなんかも割と判別可能です。)

 また液晶の視野角に関しては、左右は平気なのですが上下には若干弱い感じ?
 まあ、パーソナルユースなら何の問題も無いレベルですけど…

 あとスピーカーは当然ながらショボいですが、音割れしたり籠りすぎたりするという事は無いので、まあ及第点といったところでしょうか?
 HDMI接続すれば映像と一緒にキチンと音も出るので、手軽にゲームをプレイするには便利ですね。


 そんな訳で総評としましては、価格を考えるなら『かなり良い買い物をした』という印象ですね。

 不満も無くは無いですが『お手軽にシューティングをプレイする環境を作りたい』という要望は満たされたので、費用対効果としては十分なレベルと言えるでしょう。

 何よりもスタンドを畳めば引き出しとかに本棚とかにサクっとしまっておけるサイズで、『置き場所を全く取らない』というのは大きな魅力です。
 普段は普通にデジタルフォトフレームとして使ってても良いですし、PCのサブモニタにも使えますしね。

 とりあえず『手軽にゲームをしたり動画を再生したりする環境が欲しい』という人や、自分のように『大画面だとシューティングをやり難いんだけど、もう一個ディスプレイを買うのも邪魔だしなぁ…』という悩みを抱えている人にはなかなか良い選択肢だと思いますよ。

 閑話休題




 といったところで、今週は前置きが長くなったので記事を2つに分割します。

 <続く>

>2012/03/12:「デジタルフォトフレームをゲーム機につないでみたの日(後編)」
http://blogs.yahoo.co.jp/uei_nanigashi/65508085.html