NIGHT_SHIFT (B級映画&ゲーム雑感 上井某BLOG)

上井某(家主)が観た「B級映画」(主にホラーとサスペンス)の感想と、たまにゲームとかアニメとかについてつらつらと語るブログです。

2012/03/26:「通販は便利ですが…の日」

2012/03/26:「通販は便利ですが…の日」

 3月下旬の年度末という事で、仕事でも毎度のように『年度末の追い込み』が行われている訳ですが、その辺は日本の企業だとどの業界でも同じのようで、この時期になるとゲームとかDVDとか本とかも矢鱈と大量に発売されますね。

 今年は個人的にはゲームはそこまで買いたいものが出てないので助かって居るのですが、Amazonでマンガとかを適当に注文してたら先週だけでアホみたいな冊数が届いてビビりましたよ。

 適当に自分の買ってるマンガとかの続刊をまとめて注文しておいたのですが、3月末に発売日が固まりすぎだっての…


 近所に、自分の良く買うような『濃いめの本』を扱ってくれている書店があってくれれば非常に助かるのですが、新居の周辺は本屋の品ぞろえがイマイチなので、マイナー系のマンガとかはついついAmazonで注文してしまうんですよね。

 ただ、通販に頼り切っていると『衝動買い』や『表紙買い』による『新たな本との出会い』が減ってしまうのが悲しいところです。

 まあ、Amazonとかの『この商品を買った人は、こんな商品も買っています』みたいな機能もそれなりに代替にはなるのですが、それでも結局は基本的に『自分の興味のあるジャンル』しかチェックしない(というかし辛い)ので、本屋をブラついて新たなジャンルを発掘するという楽しみが見いだせないのがなぁ。

 通販サイトのページをザッピング的にブラウジングしても、目につくのは基本的に『人気商品』ばかりなので、マイノリティの発掘にはならないですし…


 そういう意味では、やはり実店舗の『本棚』での一覧性や、本に限らず店頭での『ウィンドウショッピング』というのは、通販とは違った良さがあるものですなぁ。
 自分がそこまで興味の無いジャンルの商品でも嫌でも目に入ってきて、そこから興味を抱く事もあり得ますので。


 書籍に関しては、最近は電子書籍化が進みつつある(といっても日本じゃまだまだですけど)ようですが、書籍の電子化が進むとこういう『新たな出会い』が更に減ってしまうんじゃないかという一抹の不安もあったりするので、何でもかんでも『便利』になるのが良いという訳でも無いですなぁ。
 (CDなんかはiTunesを使うようになったせいで、ホントに『新たなジャンル』を開拓する事をしなくなったし…)

 こういうのを解決する『上手い手段』って無いもんですかねぇ?
 (ヴァーチャルショッピングモールとかってのも考えられますが、結局は『肉眼で見れる内容』と『ディスプレイで見れる内容』の一覧性や情報量に差がありすぎるので、現実的では無いですしね…)

 閑話休題




 そんな感じで、先週に買ったものとか色々。

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 リューシカ・リューシカの4巻。

 内容はあいかわらず、ちょっと不思議…というよりは『ちょっと変なネタ』もスッカリ定番になってきた感じですな。

 しかし「刑事コロンボ」のネタとか懐かしすぎだろ…っていうか、最近の若い人に分かるんかいな?
 …というか、糞先生の対談が増ページされてるのはどういう事。
 人気コーナーなのかアレは!!(笑)

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 東方三月精 Oriental Sacred Place」の3巻。

 本シリーズはこの巻で最終巻という事ですが、東方系のコミカライズの中では正統派の『日常系』(やってることは非日常的ですが…)として好きな作品だったので、終わってしまうのは残念な限り。

 東方シリーズは本来の『飄々(ひょうひょう)としたイメージ』も好きなのですが、本作のような『ほのぼのとした2次創作系のイメージ』の作品ももう少しあっても良いんじゃないかと思います。

 イラストも可愛くて好きだったのですが、この作家さんって他の作品は何か描いてないんだろうか?

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 gdgd妖精sのBDの3巻。

 内容に関してよりも、特典の『3D映像』が謎過ぎる。
 このアニメの3D映像とか、いったい誰得なのかと…非実在オジサンsが妙に立体的で気持ち悪すぎだし。(笑)

 というかアナグリフ式の立体映像(+赤青のメガネ付き)』とかアナクロすぎるし、
 (まあ、キチンとサイド・バイ・サイド方式の映像も入ってましたけど。)

 あいかわらず、最後まで予想の斜め上を行くアニメでしたよ。




 ゲームに関しては、Xbox360版のマスエフェクト3」XBLAで配信された「シネモラ」という2Dシューティングゲームをプレイ中。

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 「Sinemora(シネモラ)」Xbox360のLIVEアーケードにて配信された、DL販売専用の2Dシューティングゲーム

 横スクロールタイプのシューティングで、最近流行りの弾幕系ではなくどちらかというと、パターン構築型のギミック系のシューティングですね。
 R-TYPEとかイメージファイトとかの印象に近いかも?)

 特徴としては2Dシューティングにしては、演出が派手で非常にグラフィックがキレイな事。

 自機も敵もポリゴンで描画してるのですが、ボスの出現の時のカメラアングルがグリグリ動くカットインとか凄くカッコ良いです。
 グラフィックも非常に美しいですし、スチームパンクっぽいメカのデザインなんかもかなり良いセンス。

 この手のゴテゴテしたアートワークが好きな人ならば、十分に満足できる出来でしょう。

 ゲームのシステムはやや特殊で、残機性ではなく『残タイム制』という感じのルール。

 各ステージに『残りタイム』が設定されていて、自機が被弾するとこのタイムがマイナス5秒されて0秒になるとゲームオーバーになるので、残りタイムを消費しきる前にクリアしないとなりません。

 ただ、敵を倒したりボスのパーツを破壊したりするとタイムが回復するので、ある程度は『攻めるプレイ』をしないとダメというのは面白いですね。

 あと、自機の特殊装備として『時間の流れを遅くする装置』(要はエスプガルーダの「覚聖」)みたいなのが使えて、敵の攻撃が厳しいシーンで攻撃を回避できるという機能があるのですが、この機能は『初心者救済』というよりも『パターンを盤石にするためのギミック』みたいな印象なので、基本的に中級者以上向けのシューティングと言えるかも?
 (ちなみに、アーケードモードでは『敵弾の反射』とか『時間巻き戻し』も選択できます。)

 道中の初見殺しのギミックとかボスの攻撃とかも、中盤ステージ以降はなかなか面白いものが多く、『おめー、それは知らないとどうしようも無いだろ!!』って感じの攻撃が連発されて、ギミック系シューティングが好きな人なら思わずニヤりとさせられるシーンが多いでしょう。

 ステージをクリアするパターンをキッチリと構築していけば、確実に上手くなっていく作りなのは良い感じですね。


 ただ肝心のゲームの内容はというと、上記のように『良く出来てる部分』も多いんだけど、逆に『うーん?』と感じる部分も多いという印象。

 グラフィックがキレイなのは良いんだけど、敵や弾に背景と同系色のものが混ざっている事があるので、一部の攻撃が非常に見辛い。

 また、『背景とかの当たり判定』や『重なっても良い敵』がイマイチ良く分からずに、気が付いたらダメージを受けてる事があるのは困りもの。
 自機のヒットボックスも微妙に分かり辛いですし、全体的にもう少し視認性を上げて欲しいかな?

 ゲームのギミックとしての『初見殺し』は面白いのですが、視認性の悪さからくる何を食らったのか分からない『分からん死に』がたまにあるので、この辺がストレスの溜まる要因になっているのは勿体ない。
 敵が爆発した時に画面が揺れる演出も邪魔(一応コレはオプションでOFFにできる)だし…

 ストーリーも、ステージの合間に『文字ばっかりの長文』を読まさせるのは、ちょっとテンポが悪い感じですね。

 ストーリーなんて、基本設定をライナーノーツか何かに載せて『勝手に読んでね』という風にしておいて、後は道中の『会話イベント』程度で済ませておけば良いと思うんですけど…
 (まあ、ぶっちゃけ「ストーリーモード」はゲームのチュートリアルみたいなもので「アーケードモード」が本編と思っておいても良いレベルかも…)

 他に自機の初期状態が物凄く弱いのと、被弾した時の無敵時間が物凄く短いのはどうにかして欲しかった…
 攻撃を食らうとパワーアップを落としちゃうんだけど、回収しようとしてる間に無敵が切れてまた弾を食らうってパターンが多すぎます。
 (つか、初期状態が4段階目ぐらいの強さで良いだろ、コレ?)

 またパワーアップやアイテムを落とす敵がランダムで、攻略パターンが組み辛いのも『パターン構築ゲーム』にはあるまじき仕様だと思うので、コレは是非とも改善して欲しい!!
 (パワーアップが出なかったり、サブウェポンやシールドが出ないと、ボス戦のパターンが上手く組めずに詰む事があるので…)


 とまあ文句ばっかり書いてしまいましたが、実際にはゲームそのものはそこそこ面白いんですよね。
 ただ、ぶっちゃけ現時点では『ストレス>>爽快感』というバランスになってるのが非常に勿体ないんですよ…

 素材は悪くないですし、この辺が改善されたらかなり良いゲームになる可能性もあるのでパッチなりで多少は改善して欲しいなぁ…
 (特に視認性とパワーアップアイテムがランダムなのを…)

 まあ、アーケードモードでガッツリと攻略パターンを組んでいくのは面白いですし、ギミック系シューティングが好きな人にもハマれる要素はそこそこあると思いますので、そういうタイプのシューティングが好きならば結構オススメだと思いますよ。




 といった辺りで文字数制限に達してしまったので、今週はこの辺で…