物理学の教授であるマーガレットは大学で教鞭をとるかたわらで、助手のトムと共に科学の力で『インチキ霊能者や超能力者の秘密を暴き出す』という活動に従事していた。
そんなある日、彼らの元に『40年前に一世を風靡した後に引退を遂げていた伝説の超能力者であるサイモン・ライトが活動を再開する』というニュースがもたらされる。
サイモンが、過去に『彼の秘密を暴こうとした一人の記者が不審死を遂げた』という経緯を持つ曰くつきの人物だと知ったトムは、なんとかしてサイモンの超能力のトリックを暴く事を進言するが、教授は『彼に関わってはならない』とかたくなに調査を拒み続け…
エセ超能力を科学の力で暴きだそうとする物理学者と『伝説の超能力者』の戦いを描いた、サイコサスペンス映画。
個人的には『嫌いじゃない』感じのネタではありましたが、人によっては全く受け付けないような作品かも?
以下、あまりネタバレには触れないように感想は書きますが、何も知らない状態で鑑賞したい人はこの先は読まないようにして下さい。
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*******以下、少しネタバレ含みます*******
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*******以下、少しネタバレ含みます*******
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宣伝とかで、いかにも『意表をつく展開がありますよ』といった感じの説明をされてるので、てっきり巧妙なトリックが仕込まれた謎解きメインの作品なのかと思ってたのですが…
中盤までは、主人公たちが『エセ超能力者(霊能力者)の正体を暴く』みたいな感じでお話が展開していくのですが、そのままのムードで『伝説の超能力者』と対決するのかと思いきや、中盤以降はちょっと意外な感じの展開になっていきます。
謎解きとかラストへ向けた伏線とかは確かに張られているのですが『謎解き的な要素』が思ったより薄めで、中盤以降は主人公のキャラクターを深く掘り下げるような描写が多くて、どちらかというとトリック犯罪ものというより心理サスペンス的なお話といった印象。
肝心の『謎解き』がそこまで意外性がある訳では無い事もあって、謎解きシーンが盛り上がりに欠けるのはちょっと難点かなぁ?
純粋なサスペンスとして評価するならば、ぶっちゃけ『ちょっと微妙かも?』といった感じの印象。
純粋なサスペンスとして評価するならば、ぶっちゃけ『ちょっと微妙かも?』といった感じの印象。
ラストの展開も、まあ確かに意表は衝かれましたけど『そうだったのか!?』というよりは、むしろ『えぇっ、そんなのアリ!?』って感じの内容です。
この手のサスペンスが好きな人向けに例えるなら、『M・ナイト・シャマラン的な意表の衝き方』とでも言うべきでしょうか…
まあ、個人的にこういう『人を食ったようなノリの作品』って嫌いじゃ無いですけどね。
(観終わった後の、なんとも言えない空気とか…(笑))
まあ、個人的にこういう『人を食ったようなノリの作品』って嫌いじゃ無いですけどね。
(観終わった後の、なんとも言えない空気とか…(笑))
うーん、サスペンスだけあった核心部分に触れれないので、『何が言いたいかイマイチ良く分からない感想』になってしまいましたが…
総評としましては、自分は割と好きだけど『人によって評価が真っ二つに分かれるようなの映画』といった感じですね。
欲を言えば、トリックの謎解きにもう少しカタルシスがあればもっと面白い作品になったと思うんですが、観終わった後にそこまでスッキリしないのが難点といったところかなぁ…
色んな意味で『騙される映画』ではありますので、ちょっと変わったテイストのサスペンス映画とかが好きであれば、気になるならチェックしてみても良い作品かもしれません。
(ただし観終わった後で『騙された!!』という苦情は、当方では受け付けかねますが…)
(ただし観終わった後で『騙された!!』という苦情は、当方では受け付けかねますが…)