NIGHT_SHIFT (B級映画&ゲーム雑感 上井某BLOG)

上井某(家主)が観た「B級映画」(主にホラーとサスペンス)の感想と、たまにゲームとかアニメとかについてつらつらと語るブログです。

映画感想:「ミック・テイラー 史上最強の追跡者」(60点/スラッシャー:結構オススメ)

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■■■「ミック・テイラー 史上最強の追跡者」■■■
(60点/スラッシャー:結構オススメ)

 オーストラリアまで旅行で訪れたバックパッカーのキャサリンは、人里離れた荒野のウルフクリークという国立公園でキャンプをしていたところ、ミック・テイラーと名乗る男に唐突に拘束され、恋人のルトガーを目の前で殺害されてしまう。

 ミックの隙を見て逃げ出したキャサリンは、イギリス人の旅行者のポールによって助けられるが、ミック・テイラーは荒野の真っ只中を延々と彼らを追跡して殺害しようとする。

 彼こそは、ウルフクリーク周辺に訪れた外国人観光客の若者を見つけては拉致・監禁し殺害し続けるのを趣味とする、恐るべきサイコキラーだったのだ…



 オーストラリアの荒野でサイコな連続殺人鬼に狙われた若者たちの運命を描く、スラッシャーホラー映画。

 オーストラリアのホラー映画監督であるグレッグ・マクリーン監督によるスラッシャーホラーで、「ウルフクリーク」という作品シリーズの2作目に当たる映画です。

 同監督の「マンイーター」がそこそこ出来が良かったので本作も気になりつつも、自分は前作を観ていないのでスルーしていたのですが、ブログにコメントを下さった方からオススメと特に前作を観ていなくても問題ないとの情報をいただいたので、せっかくだから鑑賞してみました。

 ちなみにオーストラリアで実際にあった猟奇殺人事件を題材にした作品という事ですが、相変わらずどこまでが実際にあった事件をベースとしているかは分からないものの、『広大なオーストラリアの人里離れた場所なら現実にこういう事件が起こってそうだよね…』雰囲気を感じさせる内容なのは良い感じです。

 お話の中身の方はストーリーらしいストーリーは殆ど無くて、ほぼ『ミック・テイラーさんのキ○ガイライブショー!!』みたいな感じの作品ですね。

 この殺人鬼の『清々しいまでのゲスのキ○ガイっぷり』が非常に良く描かれており、パッと見た感じは普通のオッサンっぽい外見なのに、犠牲者を二晩かけて徹夜で追い掛け回したりする執拗さや、無関係のジジババも何の容赦も無く殺したりするクレイジー具合が良い感じ。

 また終盤のキ○ガイクイズ大会やら、ラストの地下室でのトビー・フーバーの作品を彷彿とさせる怒涛の展開やらのエスカレートっぷりも楽しいです。
 特に特殊能力や外見的な特徴も無い殺人鬼なのに、ここまで個性的で魅力のあるキャラに仕上げているのには素直に感心させられました。

 ただ殺人鬼の方は非常に魅力的なんですが、犠牲者の方があまり個性が無くて全体的に影が薄いのは難点かなぁ?
 お陰で犠牲者側への感情移入が乏しくて、特に序盤~中盤での殺人鬼に追い掛け回されているシーンで、いま一つ緊張感が感じられないのは惜しいところ。
 (終盤の展開はそこそこ良い感じなんですけど…)

 また殺害される若者たちの人数が存外に少ないため、全体的にちょっと物足りなさが残るんですよね…
 特に中盤辺りはちょっと冗長な印象があったので、もうちょっと登場人物を増やして派手に殺しまくるシーンがあっても良かった気はしますよ。

 あと割とどうでも良い話ど、ミック・テイラーっていうとロックバンドの「ローリングストーンズ」のギタリストの名前そのもので、このタイトルでググるローリングストーンズのアルバムがヒットしまくるんですけど…
 コレって本人から苦情が来たりしないんですかね?(笑)


 総評としましては、ちょっと物足りない部分も無くはないものの総合的に『なかなか良く出来たスラッシャーホラー映画』という感じの作品ですね。

 定番のシリーズものに飽きてて、スラッシャーホラーの新シリーズを求めているような人なら間違いなく楽しめる作品だと思いますので、そういうジャンルが好きならとりあえずチェックしておいても損は無い一本だと言えるでしょう。

 ちなみに前作も本作もタイトルやパッケージから内容が分かりづらくて損をしてる印象があるので、もっと直球ストレートな感じのタイトルにした方が良いんじゃないかなぁ?
 割と面白い作品なのに全く知られてない感じなのは勿体無い感じですよ…