NIGHT_SHIFT (B級映画&ゲーム雑感 上井某BLOG)

上井某(家主)が観た「B級映画」(主にホラーとサスペンス)の感想と、たまにゲームとかアニメとかについてつらつらと語るブログです。

映画感想:「デッドリー・ゲーム」(35点/サスペンス)

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■■■「デッドリー・ゲーム」■■■
(35点/サスペンス)

 高校の卒業以来、久々に再開したドミニク、マーカス、イルサらの同級生らの9人の男女は、ドミニクの父親の持つ山小屋でパーティを開いて週末を過ごす事となる。

 深夜に酒を飲んで盛り上がった彼らは『死体ゲーム』というゲームをはじめる事となる。
 それは、くじ引きで一人の『殺人鬼』役を決めて屋敷の電気を消し、殺人鬼は誰かを犠牲者として選び出し、犠牲者となった人間は『死体』役となって、生き残った面々で誰が『殺人鬼』かを推理するというものだった。

 しかしゲームをはじめてほどなくして、仲間のうち3人が本当に死体となって発見されるという事件が発生。
 山小屋には内側から鍵がかけられていた事から、彼らは生き残った6人の中に犯人が居るのではないかと疑い始めるが…



 山小屋に集まって殺人鬼を探す『死体ゲーム』をはじめた9人の男女が、本当に正体不明の殺人鬼によって命を狙われる…という、サスペンススリラー映画。

 お話としては『若者たちが山小屋に集まってバカ騒ぎをしているうちに、『死体ゲーム』という人狼ゲームみたいなゲームを始めたところ、本当に仲間の3人が死体となって発見され、混乱しているうちに更に犠牲者が増えていく』というような展開。

 あらすじだけ聞くと何となくスラッシャーホラーっぽい雰囲気ですが、どちらかというと連続殺人を描いたミステリー要素の強い作品という印象です。

 といってもそこまで本格的なミステリーではなく、いかにも三文ミステリーという感じの内容で、北米版の〇曜サスペンス劇場みたいなノリを想像してくれればおおむね予想通りという感じのお話かと…

 仲間うちで横恋慕しているメンバーが居たり、ストーカーまがいの男が居たり、精神を病んでいるキャラが居たり…といった具合に謎解きの伏線らしきものはあちこちに仕込まれているのですが、『近くに殺人鬼が居ると分かっているのに単独行動を取って殺される仲間たち』といった具合に、ある意味で展開がお約束すぎてちょっと笑えるレベルのストーリー。

 登場人物が多めなので展開が早く、殺人シーンも多いのでスラッシャー映画的のノリで退屈せずに観れるのは良い感じです。

 また9人のキャラがしっかりと立っていて、人数が多い割にキャラの誰が誰だか分からなくなって混乱したりしないのも、なかなか良い部分だと言えるでしょう。

 ただ展開が早いのは良いのですが、ミステリーとして面白いかと言われると正直言って微妙なところ。

 途中で出てくる『謎解き』的な要素も、ほとんどが犯人を推理しているというよりも『疑心暗鬼に陥ってののしりあっているだけ』みたいな感じで、ミステリー仕立ての割には謎解き的な面白さがほとんど感じられないんですよね…

 あと登場人物もそこまで好感を持てるようなキャラが居ないため、主人公たちがピンチに陥っても緊張感が感じられなくて、いま一つ盛り上がりません。

 また、ややネタバレになってしまいますが、ミステリーのトリックがあまりにも古典的な手法のため、割と序盤の早々から犯人の目星がついてしまうのも困りものですね。

 ラストで語られる犯人の動機とかも矢鱈と唐突ですし、その辺はもうちょっとどうにかして欲しかったかなぁ…


 総評としましては、『いま一つ盛り上がりに欠けるミステリー仕立てのサスペンススリラー映画』というのが正直なところ。

 壊滅的にツマんなくもないですが特に面白いような要素も無いので、敢えて本作を観るほどの魅力は特に感じられないかなぁ?

 それこそ『〇曜サスペンス劇場』のように、片手間に楽しむ程度ならば悪くない作品だと思いますので、片手間程度にでも観る機会でもあればチェックしてみても良いのではないでしょうか?