NIGHT_SHIFT (B級映画&ゲーム雑感 上井某BLOG)

上井某(家主)が観た「B級映画」(主にホラーとサスペンス)の感想と、たまにゲームとかアニメとかについてつらつらと語るブログです。

映画感想:「ハリウッド人肉通り」(4点/人肉食映画?・超地雷)

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■■■「ハリウッド人肉通り」■■■
(4点/人肉食映画?・超地雷)

 フリーの実録系カメラマンであるエリックは、特ダネを狙うあまり、事故現場や事件現場に遭遇しても敢えて被害者を助けずに撮影を続けてショッキングな映像を撮り続けるという自分の仕事の仕方に疑問を感じつつも、日銭を稼ぐ為に、よりショッキングなスクープ映像を追う生活を続けていた。

 しかしそんなある日、彼がバーの帰りにハリウッドの裏路地を通りかかった所、複数の男性に女性が襲われている現場に遭遇。
 すわ、レイプ事件かとカメラを持って現場に駆けつけた所、そこで信じられないような光景を目撃する。
 それは、青白い顔をした不気味な怪物のような男たちによって、女性が生きたままに内臓を貪り食われているという、地獄のような光景だったのだ…



 ここの所、マジにゾンビ映画しか観てないので、もう流石にゾンビ映画もいいや…って気もしつつも、もう一本だけゾンビ風味映画から。

 ウチのサイトではお馴染みの、アルバトロス・コアからの新作のゾンビ映画っていうか人肉食映画っていうか、とにかくソッチ系のゴア系ホラー映画です。


 映画の内容は…なんと言いますか、久々に
 『うわー、やっちゃったーーッ!!』
 って感じの映画。

 B級ホラーは散々観てるし、アルバトロス・コア配給って事で多少の覚悟はしてた物の、ここまで強烈な地雷を踏まされたのは久しぶりですよ…

 簡単に言ってしまえば、主人公がハリウッドの裏通りで偶然目撃した人食い現場の謎を追う内に、ハリウッドの地下には『グール』と呼ばれる怪物達が徘徊しているという事実を突き止めるって話なんですが…

 まあとにかく、いろんな意味で観てて辛い映画です。

 全体的にとにかくチープで、なんか自主制作映画っぽい感じの内容で、物語の展開はトロいし、主人公は自分の生き方に疑問を抱きつつも何の行動も起こさなくて、結局何がやりたいのか良く分からなくてイライラするばっかですし…

 怪物は単なる白塗りをしたゾンビっぽい人達なんだけど、特にコレといった個性や技を持ってる訳でもなく、怪物の正体も何も最後まで全くの不明のまま、『主人公が怪物の巣から脱出してきただけ』で話は終了という唐突さで、物凄い消化不良ですし…

 本編の流れに殆ど必然性の無い取って付けたような『内蔵引きずり出し』『人体皮剥ぎ』のゴアシーンも、チャチで全く怖くないですし…
 (「ヘルレイザー」みたいにリアルなんなら怖いですが…)

 ラストのオチも何が言いたいんだかサッパリ意味不明。
 デ・パルマ監督っぽい後味悪い系のオチをやりたかったのかもしれませんが、グールの事件が何も解決してないのに、主人公の内面心理を描くようなオチをやられても、何がなにやら…

 『それより、怪物は結局どうなったんだよ?』…と声を大にして言いたいです。


 そして何よりも辛かったのが…
 あまりのツマんなさに、もう途中から眠くて眠くて耐えられなかった事。

 ストーリーが全く盛り上がらないクセに、主人公がやたら薄暗いハリウッドの裏通りを探索したり、真っ暗な部屋に閉じ込められたりするシーンが続くので、もう『さあ寝ろ!!』と言わんばかり。

 90分も無い映画なのに途中で3回程意識が飛んでしまい、観終わるのに2時間ぐらいかかってしまいましたよ…

 総評としましては…
 こんなもん、総評も何もあるかーーい!!

 普段から私は良く『クソ映画』の感想を書いてますが、大概は『笑って許せるクソ映画』なんですが、コレは『笑うことも出来ないクソ映画』ですよ…。

 いや、もうマジにこの映画を観る事も感想を書く事も、まさに人生の無駄使い以外の何者でもありません。

 こんな感想を読むのも無駄なので、今すぐ止めてもっと実りのある映画の感想を探しましょう!!
 (って今更だな…)

 人生には、この映画を観る以上に有効な時間の使い方を出来ることが一杯ありますよ。

 しかし、ホントにコレって商業ベースの作品なの?と素でツッコミたくなるような映画なんですが、実は学生の自主制作映画とかって事は無いですよねぇ!?