ゲームショートレビュー：「バイオショック２」（Xbox360）

　「バイオショック２」を、最近Amazonで値下げされて投売りされていたので、せっかくだから確保いたしましたよ。

　前作はかなり好きだったので気になってはいたのですが、発売日に他に欲しいゲームが被りまくっていたために仕方なく今回はスルーしてたのですが…
　先日、価格をチェックすると3,500円ぐらいまで値下がりしてたので、この値段ならとりあえず確保しておくってのもアリかなと思い購入してしまいました。

　ただ、このゲームって１作目はメチャクチャ評判が良かった割に「２」は余り話題になってないようで、どうしてかなと思いつつプレイしてみたのですが…

　うーん、確かにコレは『前作ほど話題にならなくても仕方ないかな？』って感じですねぇ。

　ゲームの内容の方は面白いのは相変わらず面白いんですが…なんと言いますか、基本的に前作と『やる事が一緒』なんですよ。

　一応、１周クリアはしたのですが、とりあえず前作に比べて大きく変わった気がするのは『戦闘の難易度』ですかね。

　とにかく序盤は敵が強くて『戦闘が物凄くキツい』です。
　ザコ相手でも真剣に立ち回らないとフルボッコにされる印象で、ビッグダディやビッグシスターはマトモにやって勝てる気がしません…

　まあ、中盤以降になると自分がかなり強くなってきて、敵をハメ技みたいな戦法でフルボッコに出来るようになって来るのですが、それでも自分の耐久力が低いので油断してるとアッサリと死ねます。

　ちなみに、前作では『電撃＆レンチ』のコンボが最強でしたが、２では『凍結（ウィンターブラスト）＆ドリル』がヤバいぐらい強いですね。

　ドリルに『相手を凍結させる追加効果』が付けられるので、上手くハメる事が出来ればビッグダディやビッグシスターをノーダメージで瞬殺する事も可能です。
　（ダディやシスターやボス敵は『凍結させても死体が砕け散らない』ので、アイテムもガッツリ回収できるし…）

　あと『小型タレット』（セントリーガンみたいなの）も、ザコ相手にはインチキレベルの強さですな…

　他に前作に比べて物凄く使えるようになったのは『催眠』と『デコイ』の超能力。

　特にリトルシスターを護衛するイベントでは『催眠』を使って敵を同士討ちさせるか、『デコイ』を出したまま戦闘は『セキュリティロボット』に任せて、自分は物陰に隠れたままコソコソと援護してれば楽勝でクリア出来てしまうという…

　前作で強かった『蜂』は今回も強いですが、前作のような詐欺レベルの強さでは無くなった印象かな？
　ただ『竜巻』とかの使いどころが見当たらないのは、前作から相変わらずですが…

　全体的に、前作に比べて『補助系のプラスミド』が凄く強くなったので戦略に幅が出たのは良い感じなのですが、組み合わせによっては強くなりすぎて、戦闘は他人（警備ロボットや催眠で操った敵）任せて殆ど『見てるだけ』でクリア出来るようになるのは如何なものかと？（笑）
　（終盤は弾薬を殆ど使わないので、弾が死ぬほど余ってました…）

　ストーリーに関しては、相変わらず世界観がシッカリと作りこまれており面白いのですが、前作以上に人間関係が難解でお話が複雑になってる印象ですね。

　ただ、前作が吹き替えだったのに対して今回は字幕なのですが、情報量が非常に多いので、字幕だとお話が追いきれずにストーリーがちょっと分かり辛いです。
　やはり、ＦＰＳで移動中の会話を字幕で追いかけるのは辛い…

　自分は結局『メイン登場人物の人間関係』が、最後までハッキリと理解できませんでしたよ…
　前作の吹き替えは非常に秀逸だったので、出来れば今回も吹き替えにして欲しかったなぁ。

　またストーリーに関しては今作もまあまあ面白かったのですが、流石に前作のような衝撃は無かったので、ちょっと印象が薄い感じです。

　２になって『ゲーム性』とかは明らかに洗練されたんだけど、全体的な雰囲気にせよストーリーにせよ『前作の方が独特の味やインパクトがあったなぁ…』ってのが正直なところで、個人的には前作の方が好きですね。

　まあ、前作を好きだった人は『プレイしておいても損は無い』とは思いますが、他にやるゲームがあるなら後回しにしてしまっても問題ないレベルかと…

　周回プレイをする程のモチベーションも起こらないですし、そろろそ「Halo:Reach」も発売されるので、とりあえずこのゲームはコレで終了かな？