
■■■「THE MUMMY/ザ・マミー 棺の中の少女」■■■
(65点/オカルト:結構オススメ)
カイロで駐在するアメリカ人のTVレポーターのチャーリーの一家で、幼い娘のケイティが何者かに誘拐されるという事件が発生。
娘が行方不明のままエジプトを去りアメリカへと戻る事となった一家は、そのトラウマを抱えたまま生活と続ける事となる。
しかし、それから8年後。
小型飛行機墜落現場で発見された『古代の棺』の中から、棺に閉じ込められた状態で変わり果てた姿のケイティが発見される。
トラウマと衰弱から怪物のように変わり果てた姿の彼女を看護する家族だったが、ケイティはまるで悪魔に取り憑かれたかのように異常な行動を繰り返し、家族を恐怖のどん底へと突き落としていく。
一方、チャーリーは失踪中のケイティに何が起こったのかを突き止めるために独自に事件の謎を追うが、やがて恐ろしい『古代エジプトの呪い』の存在が明らかになっていき…
『古代エジプトの悪魔』の呪いをかけられた少女が、その恐るべき呪いによって一家を恐怖のどん底に叩き落とす…という、オカルトホラー映画。
『ザ・マミー』というタイトルから、てっきりユニバーサルの『ザ・マミー』シリーズに関連のある話(ダークユニバースシリース)なのかなと思いきや、ユニバーサルではなくて良作ホラーでお馴染みのワーナーの『ブラムハウス』による作品で、シリーズどころか『神官イムホテップ』とかとも特に関係のない、まったく別の作品です。
ちなみに本作は『ナスマラニアン』という古代エジプトの悪魔が題材となっており、内容的にも『ミイラ再生(ミイラの復活)』というよりも『悪魔憑き』がメインのお話という印象。
お話としては『行方不明になって8年後に石棺の中から発見された少女が、実は古代の悪魔に取り憑かれており、再会した家族を恐怖のどん底に陥れていく』みたいな感じのストーリー。
基本的には『悪魔憑きの少女』を題材としたお話なのですが、全体的にゴア描写が強めで、『噛みつき』や『皮剥ぎ』等と言った矢鱈とイキオイのあるグロ描写を連発して、予想以上に楽しませてくれます。
単純にグロ描写だけじゃなくて、悪魔憑き少女の『邪悪さ』やら、その影響で一家崩壊の危機に陥っていくという展開も、絶望感が良く出ていてなかなかに悪くない印象。
ただ『悪魔憑き』らしく、グロ(血しぶき)だけじゃ無くてゲロとかも連発(ついでに『貰いゲロ』する人も居るし(笑))してくれて、色んな意味で『気持ち悪い作品』ですので、そういうのが苦手な人にはちょっと厳しいかもしれません。
ちなみにホラー映画にしては珍しく、尺が135分もあるという割とボリュームのある作品になっているのですが、話の半分ぐらいは『8年前に少女に何が起こったのか』という事件の真相を追う『謎解きパート』となっています。
長尺をたっぷり取って謎解きが行われるだけあって、ストーリー自体も気合が居愛っていて面白いですし、設定も非常にシッカリと作り込まれていて、独立した一発ネタ的な『ミイラ映画』としても違和感のないお話になっているのですが、逆にやや『テンポの悪さ』を感じてしまう部分があるのは、ちょっと気になるところかなぁ?
あと、ややネタバレになるのですが…
終盤の怒涛の展開はなかなか熱いのですが、ラストがホラー映画としてはちょっと『キレイに終わりすぎている』感もあって、個人的にはやや物足りなさを感じてしまったのは残念なところかも…
総評としましては、普通に完成度の高い『気合を入れて作られた良作のオカルトホラー映画』って感じですね。
予算もシッカリとかかっており映像にも迫力がありますし、グロ描写も気合が入っていてイキオイのある作品ですが、逆に『ミイラ要素』に期待していると意外と薄めですので、モンスターホラー的なノリ(ミイラ復活とか)に期待しているとやや肩透かしを食らうかも…
でもまあ、それを差し引いても普通に楽しめる内容ですし、『グロ系の悪魔憑き映画』というジャンルが気になるようであれば、チェックしておいて損は無い一本だと思いますよ。





