NIGHT_SHIFT (B級映画&ゲーム雑感 上井某BLOG)

上井某(家主)が観た「B級映画」(主にホラーとサスペンス)の感想と、たまにゲームとかアニメとかについてつらつらと語るブログです。

映画感想:「スペース・レンジャー 未知なる生物の襲来」(25点/アクション)

■■■「スペース・レンジャー 未知なる生物の襲来」■■■
(25点/アクション)


 2135年。
 人類は荒廃した地球を捨て、アンドロメダ銀河に発見された『新しい地球』へと移民を行っていた。


 『新しい地球』は豊富な資源と豊かな資源に満ち、独裁政治や戦争もなく人々は平和な日々を過ごす事となり、移民当初に人類の保護のために設立された『スペース・レンジャー』は解散される事となる。


 しかし、そんなある日、近隣の資源採掘惑星であるカシアスが、未知の勢力によって攻撃を受けるという事件が発生。
 未知の勢力がカシアスの採掘施設の爆破をもくろんでいる事が判明した事から、業界トップであるRM社主導で元隊員であるクラン、ダコタ、スコッチらの3人によって『スペース・レンジャー』を再結成。


 人類が恐るべき秘密によって滅亡の危機に晒されている事を知った彼らは、極秘裏に人類を救うための決死の任務へと出撃する事となるが…

 


 戦争の無くなった未来の植民惑星で、正体不明の敵の攻撃によって滅亡の危機に晒された人類を救うために3人の戦士が戦いを挑む…という、SFアクション映画。


 先日も少しだけ触れた、ク〇映画量産メーカーである「itn distribution」による新作SFアクション映画…と言えば、何も語らずとも推して知るべきな感じではあるのですが、色々と非常に残念な感じの作品です。


 お話としては、『未来の植民惑星である「新しい地球」の資源採掘惑星が正体不明の勢力によって攻撃を受け、人類が危機に晒された事から、かつて結成されていた防衛部隊である「スペース・レンジャー」を再結成し、人々には極秘裏で戦いを挑むこととなる…』みたいな感じのストーリー。


 設定だけ聞くと割と普通のSFアクション映画っぽいプロットなのですが、映画の尺が1時間程度の割には異常なぐらいに設定や内容が詰め込まれており、『なんだか良く分からない話』というのが正直な感想です。


 『未知の敵と戦うためにスペースレンジャーが再結成される』という設定自体は、そこまで目新しさも無くてごく普通の設定なのですが、実は『人類が新たな植民惑星で平和に暮している』というのは嘘で、本当は亜空間のような場所で幻想の平和を享受しており、外部からの資源の供給が途絶えると人類は滅亡してしまう』みたいな物凄い重要そうな設定が、序盤の3分程度でサクっと語られたり、特に何の伏線も無いままに『人類を攻撃しているのは、他次元(?)からの侵略者の生き残りだ』みたいな事が唐突に語られたりします。


 それに加えて、主人公が『仲間が戦死する予知夢』を観ていたり、『惑星の公転周期の影響で時空が乱れる現象が起こる』みたいな事が語られたりと、60分の尺のなかに色んな設定を詰め込みまくりなうえに、それらの設定に関して特にフォローも無いままにお話が進んでいくため、観ていて『えっ、どういう事?』という感想しか出てきません。
 (しかも、普通にSFとして観てもムチャクチャな設定だし…)


 まあ設定が盛沢山なうえに意味不明でもアクション映画として面白ければ良いのですが、低予算の割にはCGとかはそこそこ頑張ってはいるものの、アクション映画として観ると非常に地味で、戦闘シーンとかが物凄くアッサリしててとにかく盛り上がらないのは困りもの。


 また、良く分からない設定を大量に聞かされた割には、主人公たちのやっている事は『採掘惑星に着陸して、何か敵の拠点っぽいのをサクッと爆破して脱出しました』というだけの内容。


 色々と出てきた謎は何ら解明されないままに『俺たちの本当の戦いはこれからだ!』みたいな終わり方で、話の大半を理解できない(というか説明してくれない)ままに物凄く薄味のアクション映画を観させられたような気分です。


 もしかしたら『TVシリーズの第1話』的な位置づけなのかもしれませんが、ぶっちゃけ地味であんまり面白くないので、これが人気シリーズになるとも思えないですし、どう反応すれば良いのか困りものな感じの映画でしたよ…

 


 総評としましては、『色々と残念な出来としか言いようが無いような低予算SFアクション映画』って感じですね。


 単体で観ると投げっぱなしの部分が多すぎて『何を言ってるのか良く分からん映画』ですし、シリーズの続編があったとしても特に続きを見たいような内容でも無いのが困りもの。


 よぼど時間を持て余していて他に観るものが無いとかでも無ければ、普通にスルーしてしまって問題の無い一本だと思いますよ。