NIGHT_SHIFT (B級映画&ゲーム雑感 上井某BLOG)

上井某(家主)が観た「B級映画」(主にホラーとサスペンス)の感想と、たまにゲームとかアニメとかについてつらつらと語るブログです。

映画感想:「モンキーマン」(60点/アクション:結構オススメ)

■■■「モンキーマン」■■■
(60点/アクション:結構オススメ)


 幼い頃に母を殺され全てを失い孤児となった『キッド』は、今では地下闘技場の八百長試合の殴られ屋である『モンキーマン』として生計を立てていた。


 底辺の世界で生活しつつも、自分の母を殺した相手への復讐を諦めきれない彼は、ある日、自分から全てを奪った相手へ近づくための手がかりを入手。


 敵の組織へと雑用係として単身で潜入して、母の仇への暗殺の機会を伺うが…

 


 幼い頃に親を殺されて全てを奪われた地下格闘家の男の復讐劇を描いた、インド製のバイオレンスアクション映画。


 素手版のジョン・ウィックみたいな鳴り物入り映画という事で鑑賞したのですが、まんまそのとおりの感想を抱いてしまうような作品ですね。


 お話としては『幼い頃に母を殺され地下格闘家に身をやつした男が、自分の母を殺した相手に近づくための方法を知るんだけど、相手は厳重な警備で守られたレジデンスに隠れ済む超上級国民のため、その男に近づき暗殺の機会を伺うために敵の組織に潜入する事となり…』といった感じのストーリー。


 単純なプロットだけ聞くと、あまり「ジョン・ウィック」っぽさは無いように感じるのですが、作品の演出や雰囲気、映像表現といった随所で、『ジョン・ウィックを意識して作られたのかな?』と感じる部分の多い内容で、特に終盤の演出なんかがまんま「ジョン・ウィックで、カッコいいんだけどちょっと笑ってしまいました。


 また、主人公が基本的に素手で戦う(たまにナイフも使う)ため、バイオレンス描写は割とエグ目の印象。
 (ただ、『三下の構成員まで皆殺しのジョン・ウィックよりは、ちょっと優しいのかも?』と感じる部分も…(笑))


 特に、中盤でとある事件をきっかけに『覚醒』するまでは、割と『ちょっと強い一般人』程度のせいで、戦い方が泥臭くて主人公もやられる側も物凄く痛々しいので、痛そうな描写が苦手な人は注意が必要かも?


 ストーリーに関しては『主人公が自分の母親を殺した相手を見つけて復讐しました』以上でも以下でもない感じで、主人公をハヌマーン(インドの猿の神様)に喩えるような描写はあるものの、基本的には味付け程度。


 でもまあ複雑なストーリーは無いものの、『潜入までのプロセス』とかは割と丁寧に描かれていて、また要所要所でそこそこの見せ場もあるので、あまり退屈せずに観れるのは悪くない印象。


 ただ尺が120分と長めで、最初の見せ場までも割と長めの尺があるため、ちょっとテンポの悪さを感じるのと、主人公と一緒に組織から抜ける『相棒』みたいなキャラが居て、このキャラが割と良い味を出してるんだけど、あんまり見せ場が無いのが勿体ないと感じた部分かも?


 あと、ラストはちょっと投げっぱなし気味の終わり方だったので、もうちょっと続編を期待させるような後を引く終わり方にして欲しかったかも?(続編も作られるなら観てみたいので…)

 


 総評としましては、やや不満点も無くはないものの『そこそこ良く出来たバイオレンスアクション映画』って感じの作品ですね。


 アクション重視のため内容は薄いものの、基本的には「ジョン・ウィック」リスペクト系のバイオレンスアクションって感じなので、そういった感じの復讐劇的なお話が好きであれば普通に楽しめる一本ではないでしょうか?


 ちょっとだけバイオレンス描写が強めなので注意が必要ですが、脳筋系アクション映画を観てスッキリしたいようであれば、チェックしてみても良い作品かもしれませんよ。