NIGHT_SHIFT (B級映画&ゲーム雑感 上井某BLOG)

上井某(家主)が観た「B級映画」(主にホラーとサスペンス)の感想と、たまにゲームとかアニメとかについてつらつらと語るブログです。

映画感想:「ミスティック・フォレスト アレとソレがいる森」(30点/モンスター)

■■■「ミスティック・フォレスト アレとソレがいる森」■■■
(30点/モンスター)


 中年男性のディビッドは、行方不明になった友人の女性を探すために、『森が生き物のように悪い事を引き寄せる』という奇妙なウワサのある『呪いの森』へと捜索に訪れる。


 しかし、そこで不気味な姿をした男たちに遭遇。
 奇襲を受けて、男たちの棲む森の奥の小屋のような場所に閉じ込められてしまう。


 同じように小屋に捕えらえた人々から、彼らが恐るべき『食人一家』で失踪事件の犯人であることを知らされた彼は、一家の隙を突いて脱出しようと試みるが、返り討ちにあい瀕死の重傷を負わされる。


 なんとか森の中に逃れた彼だったが、倒れた彼の周りを森の木々が取り囲み、彼は超自然的なパワーによって異形の力を持った『植物人間』として復活。


 『植物人間』となった彼は、食人一家と同様に森に来る人間を無差別に襲う新たな怪物となってしまうが…

 


 『呪いの森』で食人一家に惨殺された男性が森の超自然的パワーによって『植物人間』として復活し、森に訪れる人々を次々と襲うようになる…という、スラッシャーホラー&モンスターホラー映画。


 タイトルの『アレとソレがいる森』って何やねん…と思いきや、どうやら植物人間と食人一家の事のようです。


 ふざけたタイトルのとおりに映画の中身の方もふざけた内容で、そもそも「ヴィジャ・シャーク」を撮った監督(別名義:スコット・パトリック)の新作という事で、色々と『お察し』な感じの作品という感じではあります。(笑)
 (それでも、「ヴィジャ・シャーク2」はそこそこマシな内容だったのですが、新作ではやはり予算が付かなかった模様。)


 予想どおりに超低予算で、モンスターの襲撃シーンや残虐シーンなんかも、半分ぐらいは効果音と血糊のみの『イメージ映像』みたいな感じで、緊張感も迫力もへったくれもありません。


 ただ、『食人一家+怪物』という複数の要素で視聴者を楽しませようとしているのは悪くないですし、『襲撃側』が複数存在するせいか超低予算映画にしては妙にキャストの人数が多く、食人一家や怪物に襲われる犠牲者の数が矢鱈と多くて、お話の半分ぐらいは残虐シーン(実際に残虐かどうかはさておき)のため意外と退屈せずに観れるのは良い感じ。
 (『見どころが見どころになってないやろ!?』と言われると『それはごもっとも』って感じではあるんですが…)


 逆に、襲撃シーンばかりで『ストーリーらしいストーリー』は殆ど存在しないので、観るべき要素が殆ど無いとも言えるのですが…


 あと、主人公が変身する『怪物』の姿が、1950年代ぐらいに作られたロジャー・コーマンとかのホラー映画に出てくる怪物のようなデザインで妙に可愛らしいのは、個人的には結構好みだったかな?


 ちなみに、このモンスターのデザインは実際に『50年代を意識したもの』っぽくて、エンディングのスタッフロールで流れる歌で『当時のモンスター映画やらロジャー・コーマンをリスペクトしている事』が語られたりするのですが…

 ショボいものはとにかくショボいので、『何でもリスペクトって言っておけば許される訳じゃねぇぞ!!』とツッコミを入れたくなったのは自分だけですかね?
 (むしろ制作側からの『ツッコミ待ち』すら感じる(笑))


 ちなみに、ラストのオチの付け方なんかは割と悪くなくて『ちょっと良い感じの話』みたいな終わり方をしているのですが、映画そのものがショボすぎるせいで逆に『ちょっと腹が立つ感じになってしまっている』のはご愛敬といったところでしょうか?(笑)

 


 総評としましては、ふざけたタイトルのとおりに『ふざけた内容の超低予算モンスターホラー映画』って感じですね。


 ショボすぎてツッコミどころ満載の映画ではあるものの、オススメできるほどの『見どころ』があるかと言われると微妙なところなのは困りもの。


 ネタ映画として観るのであれば、まあ許容範囲かなと思える内容ではありますので、ネタ方向で新作を求めているのであれば観てみるのもアリな作品かもしれませんよ。