『次世代ゲーム機戦争、日本での勝ち組はダークホースの「Ｗｉｉ」かも？』

　今回のＥ３での発表の中で一番面白そうだと感じたのは「Ｗｉｉ」ですね。

　今までに無い全く新しいゲームの形を提供しようという試みが、随所に感じられて非常に好感が持てます。

■早起きな「Wii」眠らない「Wii」――任天堂は「Playing＝Believing」を提唱する
＞http://plusd.itmedia.co.jp/games/articles/0605/10/news060.html

　日本では特にNDSの勢いも未だに凄いですし、本体の価格は未発表ながらもXbox360よりも低価格になるんじゃないか？と思われるので、現在の勢いを維持できれば「Wii」も大ブレイクする可能性も十分アリ。
　この所、据え置きゲーム機では『負け組』だった任天堂の大逆転もありえるかも？

　（でも正直な所、海外でのウケは微妙かも？　特にアメリカは『パワー＝正義』みたいな側面があるので、ＰＳ３やXbox360の方が売れそうです。）

　『この個性的なハードの機能を使って、どんなゲームが出てくるか？』って事に期待度は高いのですが、任天堂のゲームはやはり子供向けタイトルが中心って事もあって、普通のゲームでは満足出来ないような『ひねくれた大人』の私的には、発表されたタイトルも少々物足りない作品が多いのは気になるかな？

　あと心配なのは、NDSどころでは無いぐらいにあまりにも個性的なインターフェースを使ったタイトルであるが故に、サードパーティのメーカーが付いて来れない恐れがあるかも？…って辺りでしょうか。

　また、ＰＳ３とXbox360だと素材も使いまわせそうでマルチプラットフォーム展開も容易でしょうが、Ｗｉｉのゲームはどう考えても他のハードのタイトルに使いまわせそうにありませんから…

　この辺の課題を解決し、ファーストパーティである任天堂がいかにソフトラインナップを牽引して行くかが勝負の鍵となるでしょう。