NIGHT_SHIFT (B級映画&ゲーム雑感 上井某BLOG)

上井某(家主)が観た「B級映画」(主にホラーとサスペンス)の感想と、たまにゲームとかアニメとかについてつらつらと語るブログです。

映画感想:「ダークレイン」(55点/サスペンス:結構オススメ)

イメージ 1

■■■「ダークレイン」■■■
(55点/サスペンス:結構オススメ)

 1968年の全世界が謎の豪雨に見舞われた夜。

 メキシコシティから5時間の片田舎にあるバスの待合所で、ウルセスは妻の出産に立ち会うために豪雨で遅れたバスを何時間も待ち続けていた。

 同じようにバスに乗るためにやってきたイレーヌや他の人々と共にバスを待つ彼らだったが、そんな最中にローザという女性が唐突に謎の感染症のような症状を起こして倒れるという事件が発生。

 ラジオのニュースでは、雨の中に謎の成分が含まれているために雨を浴びないようにという警告がなされるが、彼らの間でその謎の感染症のような症状は広まっていき…



 豪雨の夜に深夜のバス待合所に居合わせた8人の男女が、想像を絶する奇妙な現象に巻き込まれてパニックに陥っていくという、サイコスリラー風味のサスペンスホラー映画。

 お話としては『豪雨の夜にとあるバス待合所に8人の男女が集まるんだけど、そのうち待合所に居る人たちに奇妙な感染症のような症状が発生し、ラジオによると街でも同じように異常事態が発生している事が判明。やがて感染者の体に予想外の変異が起こり始め…』という感じのストーリー。

 これだけ聞くと、いわゆるウィルス感染系のサスペンスホラー(もしくはゾンビもの)っぽい設定なのですが、そんな方向性の予想とは全く異なる『物凄く個性的で恐ろしい程のインパクトのあるお話』です。

 その『個性的な部分』に触れてしまうとどうしてもネタバレになってしまうのですが、ネタバレをせずに本作の感想を書くことがほぼ不可能なので、今回はネタバレありで感想を書かせてもらおうと思います。

 以下はネタバレを含む内容のため、ネタバレなしで本作を楽しみたい方は読まないようにご注意ください。(可能ならネタバレなしで鑑賞した方が面白いと思います。)


************** ネタバレ改行 **************


************** ネタバレ改行 **************


************** ネタバレ改行 **************


************** ネタバレ改行 **************


************** ネタバレ改行 **************


************** ネタバレ改行 **************


************** ネタバレ改行 **************


************** ネタバレ改行 **************


************** ネタバレ改行 **************


************** ネタバレ改行 **************


 何が個性的かって、とにかく『謎の感染症』に感染してしまった人の起こす症状が凄いんですよ。

 感染した人がゾンビになるとかそういうのじゃなくて、感染した人が引き起こすのが『全員が同じ顔のヒゲ面のオッサンになってしまう』という物凄いインパクトのある症状。

 顔以外の人格とか健康面は身体面は全くそのままで、顔だけが『同じ顔のヒゲ面のオッサン』になってしまうという感じで、そりゃまあそんな事が実際に起こったらパニックに陥ってしまうわな…ってのも妙に納得。

 ストーリーの中では、政府の陰謀論が囁かれたりとか緊迫した場面が続くのですが、お話が進むに従ってこの『同じ顔のオッサン』(女性の場合は身体は女性のまま顔だけオッサン)がどんどん増えていくので、あまりの異様さにどんな緊張した場面もギャグになってしまうという困った状況に…(「マルコヴィッチの穴」かよ…)

 トドメに、登場人物だけならともかくポスターや雑誌のグラビアまで同じオッサンの顔になってしまったのには、流石に爆笑してしまいましたよ。

 この映画を作った制作者の頭の中を一度見てみたいレベル。

 ここまでの設定を聞くと、物凄く荒唐無稽な話でオチの付けようが無さそうな話に見えますが、一応この『ヒゲ面のオッサン化現象』の謎はお話の中で解説されており、キチンとサスペンスとしてお話が成立してるのはなかなか凄いです。

 絵面のインパクトが強すぎるせいで正当なサスペンスとしての評価は難しい(どうしても笑ってしまうので)ですが、シチュエーションスリラー的な展開の割にはそれなりにスピード感もあって、あまり冗長さを感じない作りなのもまあまあ良い感じ。

 ただラストの展開に関してはちょっと投げっぱなしな印象があったので、最後だけはもうひと捻りあっても良かったかなぁ?


************** ネタバレここまで **************


************** ネタバレここまで **************


************** ネタバレここまで **************


************** ネタバレここまで **************


************** ネタバレここまで **************


************** ネタバレここまで **************


 総評としましては、とにかく『強烈なインパクトのあるシチュエーションスリラー系のサスペンス映画』って感じの作品ですね。

 個性のあるサスペンスや一発ネタ的な映画を求めているのであれば、間違いなく要望を満たせる作品だと思いますので、そういうノリの映画が観たいのであれば間違いなくオススメ出来る一本だと言えるでしょう。

 ただ作品インパクト以外の部分では、サスペンスとしては凡作という感じの内容でもあるので、普通にサスペンスとして気になっているならば『お好みで…』という感じでしょうか…