NIGHT_SHIFT (B級映画&ゲーム雑感 上井某BLOG)

上井某(家主)が観た「B級映画」(主にホラーとサスペンス)の感想と、たまにゲームとかアニメとかについてつらつらと語るブログです。

ウィンドトーカーズ (65点:---)

■■■「ウィンドトーカーズ」■■■
(65点:---)

 アメリ海兵隊の小隊長だったエンダーズ伍長は、前の任務で判断ミスにより小隊の仲間を全員失った上に、自分も負傷により戦列を離れる事となってしまう。
 負傷からリハビリを重ねた彼は、罪の意識から再び任務に着くことを志願するが、小隊唯一の生き残りとして功績を認められた彼に与えられた任務は、ナバホ族の言葉を元に作られた暗号を解読する「コードトーカー」と呼ばれるインディアンを護衛し、もし彼らが敵の手に落ちるようならば彼等を殺してでもそれを阻止するという過酷な物だった。


 …といった感じの太平洋戦争をベースとした戦争映画。

 アメリカ軍による日本軍占領下のサイパン島の奪還作戦が舞台となる訳ですが…
 サイパン島に何故か日本の民家があって、しかも鳥居とか仏像とかが飾られてたりして、パールハーバーに続く、ツッコミどころ満載で笑える日本誤解映画です。

 まあ笑える部分はさておくとして、ストーリーの方は、最初は対立していたアメリカ人とインディアン達が戦場で戦う事を通して友情を築いて行くといった部分や、暗号を守る任務と友情とのどちらを取るかで悩む主人公の姿等が上手く描かれていて、なかなか普通に面白いです。

 ただ、サイパン島というロケーションの問題か、それとも映像センスの問題か…どうにも戦闘シーンの映像がウソ臭くて、戦争映画としてみると『うーん?』と思ってしまう部分が多いのは残念なところ。
 パールハーバー程の迫力ある映像とまでは望まないですが、せめて「バンド・オブ・ブラザーズ」ぐらいの映像レベルには達しておいて欲しかったなぁ…

 総評としましては、普通に映画としては十分に及第点のレベルの映画だと思いますが、戦争映画としてみるとマニア的にはちょっと物足りないかなぁ?といった感じの映画でした。
 まあ、普通に見る分には楽しめる内容だと思うので、ニコラス・ケイジが嫌いとかってので無ければ、十分に観ておいても損は無い内容だと思います。
 あと、日本人誤解満載のツッコミどころで笑いたい人もどうぞ。(笑)