NIGHT_SHIFT (B級映画&ゲーム雑感 上井某BLOG)

上井某(家主)が観た「B級映画」(主にホラーとサスペンス)の感想と、たまにゲームとかアニメとかについてつらつらと語るブログです。

2005/05/16(1):「Xbox360発表とE3目前の日」

2005/05/16(1):「Xbox360発表とE3目前の日」

 E3を目前に控えて、Xbox360(サンロクマル)」がようやく発表になりましたね。

 現行のXboxユーザーで、XboxLIVE!のサービスも未だに加入している自分としましては、今回のニューハードの発表には結構注目していました。


(とかって、イキナリ当たり前のようにやたらと濃いゲームの話題を始めたら、映画系のBLOGだと思って見に来られてる方は何事かと思われるかもしれませんが…
 実はこのBLOGは、私の管理するゲーム系のHPの『分館』という位置付けだったりしますので、『日記ライブラリ』のネタはゲームの話題が多くなると思いますので、ご了承を。)



 とりあえず、現在発表されている情報をまとめてみますと…

・IT-Media「Xbox360特集」
http://www.itmedia.co.jp/games/special/xbox360/

マイクロソフト、次世代機「Xbox 360」を正式発表
http://www.itmedia.co.jp/games/articles/0505/13/news012.html
・鳥山キャラに惹かれ、重松シナリオに泣く――「ブルードラゴン」と「ロストオデッセイ」で挑む坂口氏
http://www.itmedia.co.jp/games/articles/0505/13/news099.html
・インタビュー(動画/ゲーム画面若干あり)
http://www.gamespot.com/features/6124293/index.html

 ゲームのハードの性能に関しては…
 正直言って、もうこの辺になってくると『何か凄そうだな』というのは分かるのですが、それ以上は具体的に何が凄いのか良く分かりません。

 とりあえず、コントローラーが標準でワイヤレスになるのはちょっとだけ嬉しいですね。
 ワイヤレスのゲームコントローラーって、一回使いだすと手放せない便利さがあるので。

 現行のXboxとの下位互換性は、MSの丸山氏も未だに口を濁している状態みたいですが…

 現行のXboxのタイトルって、実はプログラム的にHDDを利用しているタイトルって少なく無い(「Halo」や「Dear or Alive Online」)ので、『HDDはオプション購入で標準装備されていない』という時点で、下位互換性はほぼ無いと見て間違いないのかも?

(追記:
 「Xbox360」の現行Xboxに対して互換性がある事が発表されした。

 あと、『HDDはオプション購入』かと勘違いしていましたが、紹介の記事には「取り外し可能」と書いてあるだけで「オプション」とは何処にも書いてなかったですね。
 下位互換性が保証されたという事で、逆にHDDは標準装備の可能性が高くなりましたね。)


 オンライン関連の機能は、現状のXboxLIVE!への機能のテコ入れといった感じですが、まあXboxLIVE!のシステム自体が、相当完成された通信対戦ゲームの形態と言えるので、大きな変化はもたらさずに現状をパワーアップしようという方向性は納得出来る範囲です。

 XboxLIVE!って日本市場では完全な失敗ですが、実際に遊んでみるとメチャクチャ楽しいので、Xbox360の発売と共に日本でももっと普及して欲しい所ですね。

 Windowsのメディアセンターを用いた映像や音楽コンテンツとの連携なんかの機能も備えてるようですが、その辺はまだ実態が全く見えないので、なんとも言えない所ですね。
 ただ、ゲーム機としての新規性や新たな遊びを生み出そうと言う考え方には好感が持てます。
 SONYがPS2でも同じような事を言ってましたが、SONYの方は現状では『口先だけ』みたいなていたらくですから、この分野ではMSに頑張って欲しい所です。


 一番気になる本体の価格はまだ未発表で、夏頃に発表の予定だとか。
 戦略価格として結構安目の価格を設定してくるでしょうが、30,000円切るかどうかは微妙なところかな?
 (『名前に合わせて$360になる』とかって冗談も飛び交ってますが…)

 HDD込みで3万円切るようならば、即買いを考えても良いのですが…


 ゲームのラインナップは、日本市場を意識してRPGを強力に投入してきた感じですね。
 スクエアの元社長である坂口氏がプロデュースし、鳥山明氏がキャラデザをした新作のブルードラゴンなんかは、一般のユーザへの訴求力も大きそうです。

 …が、正直に言わせてもらうと、現状発表されているタイトルだけでは、ちょっと弱いかな?という気もします。

 一般のユーザ層へのアピールは確かに大切なのですが、こういったキラータイトルにのみ興味を示すユーザ層は、本体が『売れているゲーム機である』と認識しないと、いくら面白そうなタイトルがあってもなかなかゲーム機を購入してくれないのですよね…
 まあ、誰だって負け馬には乗りたくないですから。

 そうすると結局の所、最初にゲーム機を購入するのって私も含めた『マニアな人達』なので、最初はマニア層にアピール出来るタイトルってのも重要になってくる訳です。
 (マニア向けって言っても『海外からの移植タイトルのみ』だと、現行のXboxと何ら変わらないですから)

 そういったマニア層を取り込めるようなゲームをもっと準備出来れば、良い感じに市場に受け入れられるでしょうが…
 でも、その辺をMSが理解して無いと旧Xboxと全く同じ失敗をする事になるかもしれませんね。


 現状の据置型ゲーム機市場のSONYの一社寡占の状態と言うのは、『競争が生まれない』という、ゲーム業界全体や市場そのものにも良くない状況ですので、MSにはもっと頑張って欲しい所です。


 さて、今回はSONY陣営のPlayStation3任天堂「REVOLUTION」に対して、MSが先手を打つ事になった形ですが…

 まあ『先行逃げ切り』が必ずしも有利か?と言うと、SEGAのDCの戦略の失敗と言う前例もありますので何とも言えない所(MSはXboxの苦戦をSONYに先行されていたせいだと考えているようですが)ですが、現行の据置型の家庭用ゲーム機の市場に閉塞感が感じられるのも事実ですし…

 特に日本市場では完全な敗退を機している現状を考えると、ここで巻き返しを図ってニューハードの発表と言うのは悪くないタイミングだと思います。


 18日から米国で開催される世界最大のゲームショーである「E3」では、SONY任天堂の新ハードも発表される事となるようなので、(といっても、任天堂「REVOLUTION」はホントに『発表だけ』でしょうけど)今年のE3はイロイロな意味で注目度が高く、楽しみな事ですよ。

 E3に関しては面白そうな記事やネタがあれば、来週以降も日記にアップして行こうかと考えております。

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