【後編】２００８年「Ｅ３」でのXbox360向け発表の雑感

　無駄に文章が長くなってしまったので前・後編に分かれておりますが、本記事は

■【前編】２００８年「Ｅ３」でのXbox360向け発表の雑感
＞http://blogs.yahoo.co.jp/uei_nanigashi/57275709.html

　からの続きとなっております。

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■秋のバージョンアップでの新機能

（詳細）＞http://japanese.engadget.com/2008/07/14/xbox-360-hddlive-party/

・ゲームをHDDにコピー、HDDから起動。オリジナルディスクはトレイに入れておく必要あり。
・PCからマケプレにアクセス、購入したものは自動的に本体にDL
・ダッシュボードは新Xboxガイドにビルトイン。今までより快適に
・LivePartyシステム。フレンド8人と写真や映画、ゲームができる
・XboxLiveプライムタイム。リアルタイム参加型ゲーム？
・アバター。LiveArcade、LiveParty、今後出る対応ゲームで使用。
・ディスプレイ。VGA、HDMIに16:10モードを追加。1440x900、1680x1050をサポート。

　さりげなく発表された、Xbox360の秋のアップデートでの新機能の予定ですが…

　何よりも嬉しいのは、ゲームのHDDインストールが遂に対応されるようで、コレで箱○も遂に『爆音マシン』の汚名返上ですね。
　（Xbox360の爆音の正体は、高速回転するDVDの風きり音とヘッドのシーク音なので）
　ただ、HDDの容量が標準の20GBじゃ厳しいかなぁ…（その為の60GBモデルの発売か？）

　他の機能に関しては、実装されてみないと良く分かりませんが…

　「LivePartyシステム」ってのが、どうやら待望されていた『８人参加可能なプライベートチャット』の機能みたい？

　コレが上手く機能するようなら『チャット機能が貧相なゲーム』や『外国人と混ざってプレイ』を行う際に非常に便利になるので、早く実装して欲しいところです。

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　という事で、前日の『ハードの値下げ』は微妙な印象でしたが、ソフトのラインナップに関しては割とインパクトがある発表だったと思います。

　やっぱ、なんだかんだ言っても『PS3独占』とされていた「FF13」を取ってきた事のインパクトは大きいでしょう。
　（ただ「FF13」は北米でも人気があるとはいえ、北米向けの発表として『絶大な効果』があったかどうかは未知数ですが…）

　あと、北米で主に弱いジャンルである『パーティゲーム』等でライト層の取り込みを狙った戦略は評価できますが、日本にはあまり関係ないタイトルやサービスが多いのは惜しいところですね…

　新機能がMiiの機能の丸パクリだとか、話題作がPSのゲーム資産の移植だとか、何か他所から持ってきた物が多いのは気になりますが、まあ『ある意味でMicrosoftらしい』かもしれません。（笑）
　（そこはXboxのオンラインの仕組みも大概パクられてるので、お互い様？）

　むしろ、今回のＥ３は『スクエニは既にSONY陣営では無くなった』という事実が再認識された事が、日本市場にとって非常にインパクトがあったと思うので、後は日本のMSKKが『この勢いに乗れるか？』ってのが心配な部分ですが…

　日本の箱○も『良いタイトルは揃っている』んですから、MSKKも先日の『RPG発表会』に続いて『やれば出来る子』な所を見せて貰いたいものです。

　所有者に『コアユーザが多い』為に、ソフトのタイレシオが高いのは箱○の最大の武器でもありますが同時に弱点でもあるので、その弱点を補う為に日本では『和製RPG』を北米向けには『ライト層向けゲーム』を投入してユーザの裾野を広げようという今回の戦略は間違ってないと思いますし…

　さて、こうもMS陣営から面白い発表があったとなると、注目なのは明日以降のカンファレンスで『SONYにコレをひっくり返す程の凄いニュースがあるのか！？』に尽きますね。

　任天堂も何か面白そうな発表があるようですが、隠し玉が無くても十分に堅調なのにどんな発表があるんでしょうか？

　俄然、明日のカンファレンスも楽しみになって参りましたよ！！