NIGHT_SHIFT (B級映画&ゲーム雑感 上井某BLOG)

上井某(家主)が観た「B級映画」(主にホラーとサスペンス)の感想と、たまにゲームとかアニメとかについてつらつらと語るブログです。

映画感想:「サークル」(40点/サスペンス)

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■■■「サークル」■■■
(40点/サスペンス)

 9年前に連続殺人で逮捕され精神異常と判断された殺人鬼のジェームズ・ベネットが、精神病院のセラピーの最中に4人の患者をセラピストと廃墟の一室で殺害して逃走する。

 事件の担当となったFBI捜査官のキャシーは、逃走した彼の足取りを9年前に彼を逮捕したベテラン刑事のリチャードと共に追跡するが、調査を続けるうちに、偶然にもその時にベネットの生家で『空き家となった異常犯罪者の生家で週末を過ごして犯罪者の心理を探る』という大学生たちの研修旅行が実施されている事を知る。

 学生たちの身の危険を感じたキャシーたちは、彼らを救う為にベネットの生家へと向かう事となるが…


 逃走した連続殺人鬼の実家へと訪れていた学生たちが恐るべき脅威にさらされるという、サスペンスホラー映画。

 うーん、狙わんとしている方向性も分かりますし全体的に出来が悪い作品でも無いと思うんですが…結論から言うと『なんじゃコリャ?』としか言いようが無い作品ですね。

 思いっきりネタバレになってしまうのですが敢えてバラしてしまうと、本作は1作では全く完結しておりません。

 犯人は最後まで捕まらないままですし、犯人の動機や事件の真相も良く分からないまま…もしかしたらシリーズものなのかもしれませんが続編の発売予定もあるのかどうか分かりませんし(そもそも作られてるのかも不明)、ラストも謎を引っ張ったまま投げっぱなしみたいな終わり方になってますし、完結編の発売予定でも決まってるんならともかく流石にこの作品だけ見せられても『どないせえっちゅうんじゃ?』って感じですよ。

 まあ完結してない事を前提にしつつとりあえず本作を評価するとしても、何といいますか『色々と詰め込みすぎな作品』って感じですね。

 『殺人鬼の実家に大学生達が訪れて殺人鬼に襲われる』ってのと『FBIの捜査官が堅物のベテラン刑事と協力してオカルト的な思想を持った連続殺人鬼を追う』ってのを無理矢理90分に詰め込んでいるので、とにかく全体的に尺が足りていない印象を受けます。

 ベテラン刑事と最新のプロファイリング専門のFBI捜査官が、反目しあいながらも協力して猟奇殺人鬼の謎を探るとか、大学生たちが猟奇殺人鬼の隠された真実に近づいていくとか…そこそこに面白い要素はあるのですが、尺が短すぎて全体が矢鱈と駆け足な感じ。

 サスペンス的なシーンでもやけにアッサリと犠牲者が殺されたりして、盛り上げるべきシーンで盛り上げ切れてない幹事ですし、続編に引っ張るつもりだったんだとしても盛り上がりに欠けるせいでラストの引きも弱いですし…

 もうちょっと単独の作品としても、盛り上がるような要素がシッカリと入ってれば、もっと楽しめる作品になったと思うのですが、どうにも『消化不良で残念な感じの作品』ってのが正直な印象かなぁ?


 総評としましては、サスペンスとしては『それなりに悪くない部分』もあるのですが、それ以前の問題として現状では『マトモに評価のしようが無い作品』って感じですねぇ。

 キチンと続編の発売が決まっているか、もしくは前後編のセットで発売されるかしてれば、それなりに評価できたと思うのですが、こんな全く完結してない作品を単体で見せられてもどうしようもありませんよ…

 もし本作を気になっている人が居たら、とりあえず『キチンと続編が発売されてストーリーが完結したタイミング』なりで観る事をオススメしますよ。
 まあ続編が作られてるかどうかが良く分からない事と、それが日本で発売されるのかが分からない事が難点な訳ですが…