NIGHT_SHIFT (B級映画&ゲーム雑感 上井某BLOG)

上井某(家主)が観た「B級映画」(主にホラーとサスペンス)の感想と、たまにゲームとかアニメとかについてつらつらと語るブログです。

映画感想:「ウソ発見器 -YES or NO 生死を賭けた選択-」(35点/サスペンス)

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■■■「ウソ発見器 -YES or NO 生死を賭けた選択-」■■■
(35点/サスペンス)

 深夜のスーパーマーケットで店長が椅子に縛り付けられた状態でウソ発見器に取り付けられたショットガンを突きつけられ、『ウソを付くと引き金がひかれる』という奇妙な装置によって殺害されるという猟奇的な殺人事件が発生する。

 事件の担当になった刑事ジムは事件の捜査を開始するが、翌日に妻の妊娠の診断に旧友で主治医のトムの元を訪れた際に、トムが何者かによって同様の仕掛けによって殺害される現場に遭遇する。

 トムの師の間際に、犯人が『悪魔に打ち勝て』というメッセージを残したと聞いた彼は、犯人が『聖書の十戒』になぞらえて事件を起こしていると考えた事から知人の神父を訪ねる事となるが、その神父も同様の仕掛けで犯人によって殺害されてしまう。

 相次ぐジムの周りで起こる殺人事件から、警察はジムに対して疑いを抱き彼を担当から外してしまうが、彼は事件の真相を探るために独自に調査を開始するが…



 ウソ発見器を使った仕掛けを使う連続殺人犯と事件を調査する刑事との対決を描いた、サイコサスペンス映画。

 パッケージやタイトルだけ見るといかにもシチュエーションスリラーっぽい感じですが、内容の方は謎解き重視のサイコサスペンスに近い感じのお話です。

 『ウソ発見器に連動した殺人装置でウソを付くと殺される』というギミックやら、『聖書になぞらえて連続殺人を行う』という設定やらで、なにやら「SAW」と「SEVEN」の美味しいところ取りを狙ったような設定ですが、たいそうな設定の割には肝心の中身の方は何とも微妙な感じの作品ですねぇ…

 まあ確かに『ウソ発見器』を使ったギミックやら設定だけなら面白そうですし作品としてのインパクトはある感じなのですが、まずパッケージみたいな緊張感のあるギミックが活かされるのは最初の一人ぐらいで、他の犠牲者のギミックが物凄くショボくて殺害シーンが全く盛り上がりません。

 というかそもそも殺害シーンが画面に写りすらしない犠牲者が居たりして、緊張感も全く無くて、「SAW」みたいな面白そうな設定を考えた割には『サスペンスとして盛り上げる気があるのか?』とツッコミを入れたくなるレベルに殺害シーンが盛り上がらずに出オチも良いところなのは辛いところ…

 かといって謎解き要素が面白いかと言われるとそっちもまた微妙で、そもそもサスペンスのクセに設定やらストーリーが穴だらけなんですよ。
 最初に主人公が『ウソ発見器を使った殺人事件』を担当する事になった事からお話が展開していき、やがて『犯人によってハメられた事に気付く』って感じの流れなのですが、そもそも最初に主人公が事件の担当にならなかったらどうするつもりだったのかと…

 その他にも、どういう原理で動くのか良く分からない殺人ギミックやら、犯人が物的証拠を残しすぎててどう考えても速攻で足がつきそうな設定やら、とにかくツッコミどころが満載。

 またキャラの描き込みも浅くて、肝心の殺人鬼に全く魅力が感じられないのも厳しいです。

 ただ、そういう細かいツッコミどころや描写不足を除けばまあまあテンポは良くて見れる内容ではあるんですよね、単純にツマんない映画と言う訳でも無いのでホントに『微妙・オブ・微妙』みたいな感じ…

 もともとイギリスの方のテレビ映画みたいですが、『TVで放映されてるのを片手間に観る』程度のノリで楽しむならば、そこそこ楽しめそうな印象ではあります。

 でも、何だか『あんまり面白く無いライトノベル並の薄っぺらい物語を、無理矢理猟奇サスペンスに仕立ててる』みたいな感じで、どうにも盛り上がらない作品でしたよ…


 総評としましては、なんと言うか『微妙としか言いようが無いようなレベルのサスペンス映画』ってのが正直なところです。

 中途半端に設定だけは面白そうなんですけど、そういうシチュエーションスリラー的な要素に期待して観ると、肩透かしも良いところな感じの作品ですので、そういう意味では要注意な作品です。

 まあ、色々と残念な部分が多いだけで壊滅的にツマんない訳でも無いですし、先述のとおりTV映画として片手間に観るぐらいならちょうど良い作品だと思いますので、TVとかで放映された際にでも機会があれば見てみても良いレベルの一本かもしれませんね…