■■■「ドラゴンファイター 炎獣降臨」■■■
(65点:---)
軍の核シェルターを改造して作られた地下の遺伝子実験施設で、イギリスで発見された1000年前の謎の巨大生物の骨を元にクローン再生の実験が行なわれる。
しかし未知の生物の発見になるかと思われていた実験の結果、誕生したのは何と伝説の生物・ドラゴンだった。
研究所員を殺害して逃亡したドラゴンによって地下に閉じ込められた主人公達は、なんとか地上へと脱出しようとするが…
タイトルだけ見たら、どう見てもカンフーアクション映画だと勘違いしそうなタイトルですが、実際には所謂『生物パニック系』のホラー映画。
ドラゴンが復活するというアイデアは斬新だけど、ストーリーの方はありがちなB級作品といった感じの映画です。
舞台が地下研究施設となっているので、なにぶんドラゴンが小ぶりで迫力に欠けるのが寂しいところ…CGそのものは割と良く出来ているのですが…
「ドーベルマン」のようなマンガ的なカット割りやカメラワークが多用されており、演出面とかは決して悪くないので、予算のかけ方次第では良作に化けたかもしれないなぁ…と思わせる部分もあり、この監督の次回作以降に期待でしょうか?
ヒーロー物とか撮らせると面白いかもしれません。
総評としましては、可も無く不可も無くのモンスターパニック映画といった感じで、観て損をするような内容で無いとは言え、観て良かったと思えるほどの作品でも無いので、B級ホラー好きなら、まあ気が向けば観てもいいかも?って感じでしょう。
もうちょっと全体的に爽快感があれば、万人にお勧め出来る作品になったかもしれないのに。
でも個人的には、もっとクソ映画と思って借りたので割と満足のいく内容ではありましたが…(笑)