■■■「ブラッディマロリー」■■■
(65点:---)
結婚式場で魔物である正体を現した婚約者を殺し、その血を吸収する事で期せずして魔物の力を手に入れてしまったという過去を持つマロリーは、今は魔物達を退治する為の特殊部隊の隊長となっていた。
しかし、いつもの様に魔物退治の任務に付いていた彼女は、謎の魔物の襲撃を受けチームの仲間が重傷を追わされてしまう。
またマロリー達を襲撃した謎の魔物は、瞬時に違う場所に出現し教皇を誘拐。
魔物達の行動に陰謀を感じ取った彼女は、単身で調査を開始するが…
と言った感じの、フランス発のアメコミ風テイストのアクション映画。
雰囲気としては、フランス版「ウィッチブレイド」と言うか「バフィ~」と言った感じで、フランス映画としては確かに他に類を見ないタイプの映画だけど、アメリカ映画ではそれこそ雨後の筍のように乱発されているタイプの映画なので、特に新鮮味には欠けます。
漫画的な演出やアクション、個性の強い面白いキャラクター、テンポの良いストーリー展開等、どれを取っても及第点に達しては居るのだが、コレという程に突き抜けた部分が無いのが残念なところ。
どこかにもう一癖あれば、もっと面白い作品になったかもしれないのに…
総評としましては、ごく普通のアメコミテイストのアクション映画です。
可も不可も無い程度の出来ではあるので、気になるなら観ておいても後悔はしないかな?といった感じのタイトルといったところでしょうか。
マニア的には、『フランス初の同ジャンル作品』って事でチェックしておいても良いかもしてません。