■■■「エンバイロン」■■■
(15点:地雷)
大手石油会社であるカーマイン石油は、操業を停止した海上石油採掘プラントを海中に沈めて廃棄するために、洗浄業者にプラントの洗浄作業を依頼する。
依頼を受けた洗浄業者のメンバーは、石油会社の指示通りに石油を分解するように遺伝子操作されたバクテリアを使用して、プラントの洗浄を開始する事となったのだが、しかしカーマイン石油の本当の狙いは、隔絶された海上プラントで遺伝子操作による突然変異の実験を行う事にあったのだった。
といった感じの閉鎖環境型生物パニック映画。
海上プラント内に、遺伝子操作されたバクテリアの影響で突然変異した、巨大なヘビのようなウナギのような謎の巨大生物が出現して人間を襲うって話なんですが…
この謎のヘビみたいなウナギみたいな生物、巨大化する前から海上プラントをウロウロしていたのですが、いったいこの生物は何なのでしょうか?
特に石油会社が準備していた生物って訳でも無い様ですし、巨大化以前にこの生物の存在が最大の謎です。
映画の内容はというと、海上プラントにテロリストが乗り込んで来るんだけど、何故かプラントからの脱出の手段を用意しておらず一緒に怪物に襲われたり、怪物の体組織を顕微鏡でちょっと見ただけで『酸が含まれている』とかって分子組成まで分かってみたりと、ストーリーから設定まで、なんともまぁツッコミどころが満載な内容。
怪物もCGで作ったのを合成してるだけなので、人間との絡みのシーンが殆ど描かれて居なくて襲撃シーンもツマんないし、怪物退治の方法も芸が無いし、ストーリーも怪物も見るべき所が無い『どうしたもんかなぁ?』というような内容の映画でした。
まあ、しょうがないよなぁ、アルバトロス・コアの映画だしなぁ…
総評としましては、というか部分も全体も悪いところしか書いて無いのに、総評も無いもんですが、まあ人生のうち貴重な90分を無駄にしたくなければ、見ない方が良いかなぁ。
Z級とまでは酷くも無いんですが、せめてもうちょっと何か見所があればねぇ…
んな訳で生物パニック系映画が好きでも、あんまりお勧めはしません。