NIGHT_SHIFT (B級映画&ゲーム雑感 上井某BLOG)

上井某(家主)が観た「B級映画」(主にホラーとサスペンス)の感想と、たまにゲームとかアニメとかについてつらつらと語るブログです。

『東京ゲームショウ2005』へ行ってきました。(前編)

 昨日は、当初の予定通りに東京ゲームショー2005』へと行って参りました。

 いわゆる、一般参加日である2日目(9/17)で、行列に巻き込まれるのが嫌なのでお昼過ぎぐらいに会場に赴いたのですが、今年は次世代ゲーム機が発表されるという事もあってか、去年よりも結構来場者が多目の印象でした。
 (といっても、入場制限とかがかかるような事は無かったですが)


 今回の注目は、やはり次世代機であるXbox360「PS3」

 しかし、PS3はショーの直前になって『今回はムービーのみの出展』と言う事が発表されて会場にはモックアップモデルが展示されるだけで少々寂しい限り。

 っていうか、ムービーだけ流されてもPS2と全く見分けが付きませんので、『えっ、PS3って何か出てたの?』という程度の印象しか無く、次世代ゲーム機競争という点では実機に触れたXbox360側に注目が集まり、一歩先んじた感じ。

 SONYブースは、規模は大きかったもののどちらかと言えばPSPに注力してるなぁ…』といった印象で、PSPそのものが派手さに欠けるせいもあってどうにもインパクトが弱い感じ。
 ハッタリでも、もうちょっとPS3のコーナーを大々的に取って色々と展示して欲しかったです。

 むしろPS3の情報を仕入れたければ、広い会場でどこに展示されてるか良く分からないムービーを探すよりも、自宅でPCの前に座ってネットでニュース検索でもした方が早いし分かりやすいでしょう。(どうせムービーしか見れないんだし…)

 逆に、SONYはまだまだ現行機で行けそうな感覚が強かったので、『日本じゃ、そんなに急いでPS3を発売せんでも良いのでは?』とか思ってみたり…


 対するMicrosoftブースはXbox360の試遊台をズラリと並べて、次世代機を売り出すつもり満々といった感じで、非常に気合の入った印象。
 どの試遊台にも常時行列が出来ていて、注目度は高い印象を受けました。

 特にFF11の次バージョンが先んじて遊べる試遊台のコーナーは大人気で、かなりの人垣が出来ていましたが、FF11を見に来てる人がXbox360に興味を持っているかどうかは怪しい限り(どうせPCでもPS2でも出るんだし)なので、FF11に人が集まってもちょっと微妙な感じかなぁ?

 他に、試遊台の中で特に人気が高かったのは、MSの「NINTY-NINE NIGHTS」SEGA&FROMのクロムハウンズ

 「NINTY-NINE NIGHTS」ファンタジー版「三国無双」といった感じで、クロムハウンズアーマードコア風キャラの「メックアサルト」といった感じ。
 斬新さは無いゲームなんだけど、逆に単純に日本人好みで安心して遊べそうなタイトルで、単純にグラフィックがキレイになったという点から、次世代機としてのパワーが分かりやすい作品だったというのも原因でしょう。

 展示されていた内容や、今後のXbox360の発売予定のラインナップを見ると、Microsoftは頑張ってるなぁ…』とは思うのですが、Xboxユーザーとしてのひいき目を捨てた視点で見ると、『前のXboxと何が違うのか良く分からん』というのも正直な所。
 実際、初期のXbox360のLive向けのタイトルを見ても、XboxではPSOだったのがXbox360ではFF11になっただけ』って感じで、しかもPSOFF11も多機種でも遊べるタイトル。

 他にMSが何か隠し玉を持ってないとすれば、このままだとPS3が出てくる発売半年後には、今のXboxと同じ道を歩んでいる可能性が非常に高いんじゃないかと、不安になってしまいます。

 やっぱMSは、もっと人気のあるメーカーやクリエイターをバンバン引っこ抜いて、独占的にゲームを作らせないとダメだと思いました。

 もしくは海外ソフト以外での、XboxONLYのマニア受けするタイトルを一杯出して、『確実なアクティブユーザーとなるファン層の30万人』を確保するか?
 (※ 日本のアクティブなマニアゲーマーの数は約30万人)

 このどちらかの戦略を展開しないと、今回も日本では苦しい戦いを強いられるでしょう。
 (つか、SEGAのDCの時の失敗を見てるようで、SEGAファンとしては痛い限り…)

 いっそ、標準でHDD搭載&通信対応という特性を活かすために、韓国のメーカーとかでも買収してMMO-RPGとかをどんどん作らせれば良いかも?


 個人的に、今回のショーでの一番の注目作はコレ!!
イメージ 1
・『DESTROY ALL HUMANS!』(PS2/SEGA
 >http://ps2.ign.com/articles/600/600377p1.html

 プレイヤーは凶悪な宇宙人(リトルグレイ)になって、UFOから怪光線を発射して街を破壊したり、牽引ビームを出して牛をさらったりUFOから降りて人間をさらったりMIB風の黒服の男達と戦ったりするという、超おバカ風味のアクションゲーム。

 もともと海外タイトルで、向こうで発売された時から物凄く気にはなってたのですが、『日本では絶対に出ないだろうなぁ…』と半ば諦めていた所、日本語版がSEGAから発売される事となったようで嬉しい限り。

 SEGAのブースで、ひっそりと1台だけ展示されてる試遊台を発見した時には、思わず『おおっ!!』と声を上げてしまいましたよ。
 しかし、何故にSEGAから!? SEGAも随分と多角経営になったもんですな…

 日本での発売日は、まだ未定という事。
 早く発売日が決まらんかなぁ?


 といった所で、長くなっちゃったので『後編』に続きます。
 試遊台で遊んでみた次世代ゲームの感想や、その他の気になったネタに関しては、後編にて。