先週から個人的に「マスターズ・オブ・ホラー」祭りという事で、シリーズ13本連続で一気に鑑賞してみた訳ですが…
流石に『ホラーの匠』とタイトルを銘打つだけの事はあって、ベテラン監督の作品は期待以上の完成度の物が多く、総じて非常に楽しめました。
まあ、若手監督の作品は『一概に比べるのも酷かな?』とは思いつつも若干不満の残る所もありましたが、今後に期待という意味も込めて、このぐらいの若手がメンツに含まれてても良いのでは無いでしょうか?
個人的に面白かった順にランキングを付けるとしたら…
1. | 「愛しのジェニファー/ダリオ・アルジェント」 |
2. | 「インプリント~ぼっけえ、きょうてえ~/三池崇史」 |
3. | 「世界の終わり/ジョン・カーペンター」 |
4. | 「ディアウーマン/ジョン・ランディス」 |
5. | 「ハンティング/ラリー・コーエン」 |
6. | 「ゾンビの帰郷/ジョー・ダンテ」 |
7. | 「閉ざされた場所/ウィリアム・マローン」 |
8. | 「魔女の棲む館/スチュアート・ゴードン」 |
9. | 「ダンス・オブ・ザ・デッド/トビー・フーパー」 |
10. | 「ムーンフェイス/ドン・コスカレリ」 |
11. | 「ヘッケルの死霊/ジョン・マクノートン」 |
12. | 「チョコレート/ミック・ギャリス」 |
13. | 「虫おんな/ラッキー・マッキー」 |
といった感じですが…
正味の話、自分の中でも1~3位辺りは甲乙付け難く、この順位も完全に個人の趣味の世界ですので、この辺の作品はホラーファンならとりあえず観ておくべき作品でしょうし…
4~6位辺りも、順位こそ付けてるものの殆ど横並びな評価なので、ハッキリ言ってどれを観ても後悔はしないでしょう。
7~10位辺りは『期待してたんだけど期待してた内容と違ってた』ってのが多くて総じてそこまでツマんないって訳でも無く、11位以下は若手の監督の作品が多いので、駄作というよりはむしろ『比べる相手が悪すぎる』という感じでしょうかね?(まあ、この辺の作品は正直微妙なタイトルも多いのですが…)
まあ、レンタルで観る分にはDVDには2話づつ収録されている事ですし、基本的にどの巻を観てもそんなに後悔はしないかと…
ちなみにこの2話の構成って、最初はランダムの組み合わせかと思ってたのですが、密かに各巻の組み合わせにテーマ性がある気がします。
まあ、これはアクマで個人的な推測なんですが…
『ラリー・コーエン VS ドン・コスカレリ』
>殺人鬼・スラッシャーホラー『ダリオ・アルジェント VS ラッキー・マッキー』
>フリークス・変態趣味『トビー・フーパー VS ジョン・マクノートン』
>ゴシック・懐古趣味風ホラー『三池崇史』
>Jホラー といった感じでは無いでしょうか?
でも、三池崇史監督のみ単体収録なのは、やっぱ日本の監督だしピンでも十分に需要があると思われたのかな?
もし組み合わせるとしたら、変態趣味って事でアルジェント辺りとセットだろうけど、何も知らずにそんな組み合わせの巻を借りたら、観終わった後にショックで寝込みそうです。
もし組み合わせるとしたら、変態趣味って事でアルジェント辺りとセットだろうけど、何も知らずにそんな組み合わせの巻を借りたら、観終わった後にショックで寝込みそうです。
正直言って「インプリント~ぼっけえ、きょうてえ~」は、観るだけで他の作品の倍ぐらい体力や精神力を消耗するので、この作品は巻が分かれてて正解かも…
とりあえず借りる巻を迷っているような人は、自分の趣味に合いそうな巻を探す際の参考にしてみて下さい。
まあ、総じてホラーファンならば全部観ておいても損は無いと思うので、現在の世界最高レベルのホラーオムニバス作品のパワーを体験するためにも、是非とも全巻視聴にチャレンジして欲しいシリーズですよ。