■■■「餃子ようかん」■■■
そんな訳で、ヴィレッジヴァンガードで買ってきた変な羊羹の1発目、「餃子ようかん」です。
でも、私は神奈川に住んでるので横浜中華街はそこそこ訪れたりするのですが、そんな珍妙な名物は見た事も聞いた事もありません。
そもそも何で羊羹を餃子味にする必要があるんだ?とか突っ込みどころは満載なのですが、それを否定すると、この商品の存在意義、ひいてはこんな物を買った自分の行動原理まで否定してしまう事になるので、とりあえず細かい事は気にせずに封を開けてみましょう。
普通の羊羹よりは確かにミニサイズではあるんですが、一人で食べる量では無い事も確かです。
でも、一口サイズの個別包装なんてシャレた事はしてくれてません。
別にこれが普通の羊羹なら何とも思わないのですが、こんなイロモノっぽい製品でそういう仕様をみると…
『封を切ったからには、責任持って全部食うたれや、ワレぇ!!』
と脅されてるような印象を受けます。
で、実際に封を空けてみると…
パッと見は結構普通の羊羹に見えます。
色とかもそんなに怪しく無いですし…
色とかもそんなに怪しく無いですし…
ただ、写真では伝わらないのが残念ですが『臭い』がとんでもなく強烈です。
ニンニク臭いというかネギ臭いというか、とにかく強烈な『餃子』の臭いがプンプンします。
なんというかコレがとにかく臭くて、パッケージを開けた瞬間に部屋中がバイオハザード汚染されそうな感じ。
犬や猫に臭いを嗅がせたら、2秒フラットで3軒先の山田さんちまで逃走しそうな勢いです。
『刻みネギ』です。
インスタントラーメンとかに薬味で入っているようなアレです。
姉さん、中華街は恐ろしいところです…中華街では羊羹にネギを入れます。
姉さん、中華街は恐ろしいところです…中華街では羊羹にネギを入れます。
っていうか、根本的に何か変だろう?コレは???
まあ、眺めてばかり居ても始まらないのですし、勇気を出してとりあえず試食してみる事に…
私が最初の一口食べた瞬間に頭をよぎった感想は…
『何で!? どうして!? 何故、こんな事に!!??』
何と言うか、不味いとか美味しくない(美味しいという選択肢は却下します)とか、そういう感想を抱く前に不条理な気持ちで頭の中がいっぱいになるような味なんですよ。
味は間違いなく羊羹の味…というか餡の味なんですが、口に含んだ瞬間に鼻を突くようなニンニクと生姜とネギの入り混じった、独特の『餃子』の風味が口いっぱいに広がるのです。
しかも、その味が融合しているんじゃなくて完璧に独立して口の中で自己主張をして来るので『不味い』と言うよりも…
『エッ???何カ、根本的ニ食ベ物トシテオカシイダロウ、コレハ??????』
っていうような疑問符で頭の中がいっぱいになります。
っていうか一言で言うと強烈!!です。
口がおかしくなるとかって感じではなく、『目にくる味』というか…『脳にくる味』です。
口がおかしくなるとかって感じではなく、『目にくる味』というか…『脳にくる味』です。
犬や猫に食べさせたら、3軒先の山田さんちまで逃走して3日は帰って来なくなりそうな勢いです。
(山田さん、ウチのナナの事はお願いします!!)
(山田さん、ウチのナナの事はお願いします!!)
実際の話、一口食べる程度なら『餃子と羊羹を一緒に食べてる』と思えば我慢できないレベルじゃなく(我慢していいレベルとも思えないが…)て、『うわっ、何じゃこりゃ!?』って程度で済むのですが、一本を一人で食べるとなるとハッキリいって別問題。
半分を食べただけで、本気で偏頭痛を感じて気分が悪くなってきましたよ。
冗談抜きで、脳細胞が5万個ぐらいは破壊されたかもしれません。
冗談抜きで、脳細胞が5万個ぐらいは破壊されたかもしれません。
全部食べるのは、『餃子』と『羊羹』のハイブリッドな拷問以外の何者でもありませんぜ!!
(この時は、友人と一緒に2人で食べたのですが、付き合わされたMax氏は災難以外の何者でもありません、いつもすまないねぇ…)
総評としましては…
幾ら好きでも『餃子』と『羊羹』は別々に食べる物だ!!
と言う、厳然たる自然の摂理を教えられた気分になりました。
『罰ゲームに使う』か『嫌いな相手に贈る』ぐらいしか、用法を思いつきませんが、皆さんも気が向いたら挑戦してみて下さい。
食べた瞬間に『この世の不条理の全てを一身に押し付けられた』ような、一生に一度の気分が味わえますから。
っていうか、こんなのが後2つも残ってるのかよ!?
マジにどうしよう???
マジにどうしよう???