「ブルードラゴン」、触りの3時間程度をプレイしてみましたが…
いや、和製RPGでここまで『ワクワク感』を感じたのなんて久しぶりですよ。
月並みながら『素直に面白い』と感じる、まさに直球ストレートな王道RPGって感じのゲームですね。
ゲームのシステムやイメージは、なんか『ドラクエのキャラでFF5をやってるみたいな感じ』という印象で、次世代機としての目新しさや驚きは無いものの、とにかく作りこみがハンパ無くて完成度がムチャクチャ高い!!
戦闘シーンとかのディスクの読み込みも超ッ早で全く気にならないですし、とにかく『プレイヤーにストレスを感じさせない事』を意識して作りこまれたと思われるシステムの完成度の高さは驚異的とも言えるレベルですね。
洋ゲーみたいに必死になって『やり込むぜ!!』って感じのタイトルでは無いながらも、いかにも日本のRPGらしく『ダラダラといつまでもプレイして居たくなる』ような中毒性を持ったゲームで、今日だって他に用事が無ければ、きっと際限なくプレイしてしまっているでしょう。
いや、『普通に面白いRPG』って言葉がふさわしいと思うタイトルなんだけど、『極限まで完成度が突き詰められた普通の面白さ』といったイメージでしょうか?
ぶっちゃけ、ここまでシッカリとした完成度を持ったRPGならば、コレの為に本体を購入したって新規ユーザの人も概ね満足してくれている事でしょうし、買うのを迷ってる人にも素直にオススメ出来るレベルだと言えるでしょう。
ただ基本的に完成度が高いといいつつも、既に各所で指摘されている事ながら若干気になる部分もチラホラ。
とりあえず、個人的に気になった点を挙げてみると…
<序盤がちょっとダルい>
序盤の『影』の能力を身に着けるまでの1時間ぐらいの展開が、ちょっとダルいです。
序盤の『影』の能力を身に着けるまでの1時間ぐらいの展開が、ちょっとダルいです。
特に物語の出だしが割と唐突に始まる印象で、主人公のキャラに感情移入出来ずに話にのめり込めないため、なんか淡々と『システムを理解する為に作業をさせられてる』感じが…
最初の1時間を乗り切って、『影』を呼び出せるようになると一気に楽しくなってくるんですけどね。
<ムービーが結構多い>
まあ、これは人の好みにもよると思うのですが、序盤は特にムービーがやたらと頻繁に挿入され、その度に若干の読み込みが発生する事もあって少々鬱陶しいです。
(といってもこの読み込みも、他のゲームとかと比較すると相当早いんですが…)
まあ、これは人の好みにもよると思うのですが、序盤は特にムービーがやたらと頻繁に挿入され、その度に若干の読み込みが発生する事もあって少々鬱陶しいです。
(といってもこの読み込みも、他のゲームとかと比較すると相当早いんですが…)
でも、敵のボスキャラの若本ヴォイスは反則!!
あの声を聴いてるだけで、シリアスなシーンまで妙に笑えてしまう…(笑)
あの声を聴いてるだけで、シリアスなシーンまで妙に笑えてしまう…(笑)
あと、人によっては鳥山キャラの3Dポリゴン化に拒絶反応を抱いてる人も多いようですが…
個人的にCMとかでムービー観た時は、私も『どうかなぁ?』と感じてたのですが、実際にゲームをプレイしながら見ると余り違和感を感じませんでした。
個人的にCMとかでムービー観た時は、私も『どうかなぁ?』と感じてたのですが、実際にゲームをプレイしながら見ると余り違和感を感じませんでした。
っていうか、むしろこのポリゴン化は結構良く出来てると思います。
…と、いくつか気になる部分も上げてみましたが、まあそれを差し引いても『楽しい部分』や『良く出来てるなぁと感心する部分』の方が、当社比で10倍ぐらい多いので、『オーソドックスなRPGが好きならば買って損無し!!』と断言できるレベルの鉄板商品と言えるでしょう。
『3時間のプレイで何を大げさな?』と言われるかもしれませんが…
実際にプレイしてみれば納得すると思いますが『3時間のプレイでそこまで感じさせるだけの説得力を持ったゲーム』なんですよ。
実際にプレイしてみれば納得すると思いますが『3時間のプレイでそこまで感じさせるだけの説得力を持ったゲーム』なんですよ。
しかし、色んな意味でヤバいですねコレは…
こんなゲームが『次世代RPGのスタンダード』として認められてしまうとコレから先のRPGは全て「ブルードラゴン」と比較される事となってしまうので次世代機じゃ下手な物は作れないですよ…
これほどのソフトが他の次世代機のローンチ時期に先行して出てくる事を考えたら、Xbox360の一年のアドバンテージは結構意味があったと言えますね。