■■■その４『死霊使いのババアとの死闘』■■■
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恐ろしく強いスケルトンとゾンビに追われて地下霊廟から逃げ出してきた俺は、とりあえずは『休息できる場所』と『地下霊廟で拾った物品を売却できる場所』を探して街を目指して歩き出した。
しかし、この世界に不慣れで地図の読み方が未だに良く分からない俺は、道に迷ってフラフラと歩くうちに、辺鄙な田舎にある小さな宿屋に辿りついた。
細腕で宿屋きりもりする女主人と話をしてみたと頃、どうやらこの宿屋では武器や宝石は買い取れないが、薬や食料の類は買い取ってくれるようだ。
とりあえず、拾った植物等のアイテムを錬金術で練成して薬にした俺は、それを宿屋の女主人に買い取って貰う事で、だいぶ身軽になる事が出来てオマケに当面の路銀も確保する事が出来た。
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さて、一息ついた所で女主人にこの界隈の噂話を聞いて見ると…
なんでも最近、宿屋の裏手の洞窟に怪しげなネクロマンサーが住み着いており、そいつが死体を復活させてゾンビやらスケルトンやらを作っているのが気持ち悪いから、なんとかして欲しいと言われた。
『ならず者』の俺が言うのも変な話だが、それは職業差別だろう…
ネクロマンサーだって話せば分かってくれる奴かもしれない。
ネクロマンサーだって話せば分かってくれる奴かもしれない。
なんにせよ『行きがけの駄賃』という言葉もあるし、とりあえず宿屋の裏手の洞窟とやらに様子を見に行ってみる事とする。
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宿屋を出て裏手にまわってみると、洞窟は思いがけずにスグに見つかった。
何と裏手も裏手、宿屋から５０ｍぐらいの距離の場所にあるではないか…
何と裏手も裏手、宿屋から５０ｍぐらいの距離の場所にあるではないか…
そりゃ、こんな裏庭みたいな距離の場所でゾンビを生産されたら女主人も良い気持ちはしないだろうな…
と思いつつ、とりあえず洞窟の中へ入ってみる。
と思いつつ、とりあえず洞窟の中へ入ってみる。
洞窟に入ると、ネクロマンサーの洞窟らしく早速ゾンビがお出迎え。
先ほど遭遇した『異様に硬いゾンビ』の経験から警戒しながら慎重に迎え撃った所、意外とアッサリ撃破。
うむ、コレならイケる！！
その後、洞窟内部を探索していると、魔術師らしき格好をした男に遭遇。
『コイツがウワサのネクロマンサーか？』と思う間もなく、いきなり攻撃を仕掛けて来たので、剣で斬り付けところアッサリ返り討ちに出来てしまった。
あまりの弱さに少々肩透かしを感じつつも、洞窟の奥に残ったスケルトンを掃討し、とりあえず宿屋に戻って報告を…
と思い、宿屋に戻って女主人に話しかけてみた所、女主人は『これで、あいつも運の尽きだね！！』みたいなセリフを繰り返すばかりで、どうにも会話が噛みあわない。
どうやら俺は勘違いしていたようで、あの洞窟には他にもネクロマンサーが潜伏しているらしい…
仕方ないので再び洞窟に赴いてみると、入口を入ってすぐの広間の左手にやたらと厳重に施錠された扉を発見。
開錠用ピックを何本も無駄にしながらも、なんとか鍵を外す事に成功して扉を開けてみた所、鬼のような形相のババアがいきなり駆け寄ってきて、手から稲妻を連発してイキナリ照り焼きにされてしまった。
どうやら、このババアが件のネクロマンサーらしい。
確かに、こんな凶暴なババアが裏手に住んで居たら、女主人も安心して暮らせないだろう…。
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復活（ロード）した俺様は、とりあえずババアに復讐すべく策を練る事とする。
ババアの稲妻は強力で、俺様の現在持っている盾では全く防げる様子が無く…
更にババアは戦闘中に次々とゾンビやらスケルトンやらを召還してくるため、長期戦になったら多勢に無勢で、とてもじゃないが勝ち目が無さそうだ。
更にババアは戦闘中に次々とゾンビやらスケルトンやらを召還してくるため、長期戦になったら多勢に無勢で、とてもじゃないが勝ち目が無さそうだ。
仕方ないので、俺は一日に１回だけ発動出来る『とっておきの能力』を使う事とした。
その能力とは『対象の相手を10秒間麻痺させて動けなくする事が出来る』という、名付けて「ザ・ワールド」。
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「ザ・ワールド」の能力と、現状で持てる限り最強の武器を装備し再びババアに闘いを挑んだ俺は、ババアの部屋に乱入し一気に接近して「ザ・ワールド」を発動。
首尾よくババアの動きを止めた俺は、背後からババアをメッタ斬りにするが、10秒後に麻痺が解けたババアは何事も無かったかのように恐ろしい勢いで稲妻を連発してきやがって、またしてもアッサリ返り討ちになってしまった。
ババアよ何を食って育ったら、そんなに体が丈夫になるんだ？
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とっておきの必殺技も通用せず流石に万策尽きた俺は、『今の装備でババアと戦うのは分が悪い』と言う事から、何時かババアにリベンジする事を誓いつつ…
ババアの洞窟を後にし、界隈で最大の都市で上等な武器をゲット出来そうな帝都を目指すのだった…
（その５に続く…？）
