■■■「ヴァンパイア 黒の十字架」■■■
(50点:---)
それを用いて儀式を行なうことで、ヴァンパイアが太陽光線の下を歩きまわる事が可能となるという秘宝の「黒の十字架」。
その秘宝を狙い、女ヴァンパイアのボスに教会が襲撃される。
女ヴァンパイアは儀式を行なう為に「黒の十字架」を奪い、教会の司祭を誘拐する。
司祭の友人でヴァンパイアハンターでもある、デレク(ボン・ジョヴィ)は、司祭を救出し儀式を中止させるためにヴァンパイア軍団へと闘いを挑むが…
ホラーマニアならタイトルを見れば分るかも知れませんが、J・カーペンター監督の「ヴァンパイア 最後の聖戦」の続編に当たる作品です。
監督とかは変わっていますが設定とかが受け継がれているので、タイトルだけでは無く一応ちゃんとした続編という位置づけの作品の模様。
ただ前作と比較すると、どうにも予算がかかって無いっぽくて、特撮もアクションも地味で野暮ったい印象は拭えないところ…ボン・ジョヴィの出演料に予算を食われてしまったか?
そもそも前作がカーペンター作品としてはちょっとアレな出来栄えで、アクションシーン以外に見所が無かったのに、そのアクションシーンがショボくなってしまっては何処を期待すれば良いのやら…って感じなのですが……
ストーリーに関してもカーペンターらしいカッコ良さが無く、冗長でイマイチ盛り上がりにかける展開。
唯一、女ヴァンパイアのカッコ良さだけが救いで、登場時の激烈な強さを発揮するので、どんな激しい戦闘シーンが!?と期待していたのですが、ラストの戦闘シーンではやたらと弱いのはなんだかなぁ…って感じです。
総評としましては、前作と比べてしまうとどうにもイマイチ感は拭えないものの、まあシリーズのファンなら後学の為に観ておいてもいいかな?って程度の作品ではあります。
どうにもお薦めポイントの無い映画なので、まあファンでも気が向いたら…って程度で良いのではないかと?
前作観てない人と、普通の人は特に観なくても問題なしです。